ミラー『単独走行OKだが、オーバーテイクができない…』2021イギリスGP

『ミラー：単独走行OKだが、オーバーテイクができない…』

★8月29日、イギリスGP決勝戦でジャック・ミラー（ドゥカティファクトリー）が4位だった。

★最終ラップではアレイシ・エスパルガロと3位争いを繰り広げた。

★ミラー選手のコメント。

【最終ラップでのエスパルガロ選手との競り合いについては？】
「タイヤの右側は、こっちの方が良い感じだったし、後ろから見てる分には、あっちの方が大変そうだったんですよね。一方、タイヤの左側に関しては、こっちは酷いことになっていて…あっちの方が良さげな感じだったんですよ。
白状すると、僕は単独で走ってる時はプッシュして速い走りができるんだけど、誰かの後ろに付くと苦しくなって、どうしても抜けなくって…。
何周回かで、アレイシを抜く体制になってはみたものの、今も言ったように、あっちはタイヤの左側が良い感じなもんだから…。右折コーナーはこっちの方が良い走りなんだけど、左折になると上手いことディフェンスされてしまって…あっちの方がプラスアルファの力があったってわけでね。
悪い展開ではなかったし、確かに表彰台には上がりたかったけど、とにかく、この調子で頑張っていきますよ。昨日よりは良くなってたんだしね。きちんと競り合いができ、終盤にポテンシャルがあるってことを披露できて良かったですよ。」

【結局、終盤まで待つ作戦だったのではなく、単純に抜けなかったのだと…】
「実のところ、序盤ではプッシュしたくなかったんですよ。正直な話、早々にショックを受けてしまって…ミールを抜いたら、その前にいたファビオ（クアルタラロー）がすっ飛んで行ってしまうのを見てしまい…それで、もう2位争いをするしかないって思ったんですよ。
面白かったですけどね。作戦が悪かったとかじゃなく、多分、もっとグリッド前方スタートだったら助かったんじゃないんですかね。あんなに追い上げまくる必要もなく、競り合い三昧にならずに済んだわけだから。」

【アプリリアが初表彰台を獲得し、自宅で観ていたヴィニャーレス選手は喜んでいると思う？】
「まぁ、絶妙なタイミングでアプリリア移籍を決めたって感じでしょうね。アレイシやサヴァドーリ、それから、これまでアプリリアから参戦していた他の選手らの努力の結晶でしょ。僕がモトGP昇格した頃から、皆、懸命に作業を続けてきたわけだから。こうして全メーカーが優勝争いをするようになるってのは、良いもんですよね。このスポーツにとって、素晴らしいことじゃないですか。」

Miller: "Oggi non riuscivo a superare, devo capire il perché": "Quando ho visto Quartararo davanti ho capito che avremmo lottato per il 2° posto. Partire più avanti mi avrebbe dato una mano" https://t.co/KPeztsDZuU pic.twitter.com/WCfB02ybaT

— gpone.com (@gponedotcom) August 29, 2021

（参照サイト：『Gpone』）

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