『スッポ:マルケスのケガに関し、ホンダ采配に疑念』
★スズキのリヴィオ・スッポ氏(チームマネージャー)が、先日、仏誌『GP Racing』のインタビューで次のように話した。
【ホンダHRCでチームマネージャーをやっていた頃は、どんな感じだったの?】
「まるで自分のチームのように物事を取り扱ってましたね…まるでチームオーナーのような…まぁ、ディレクターであれマネージャーであれ、なんとでも呼べるような立場でした。
当時は選手らと友人関係にならないと言うことが重要で…チームの指揮官としては、良好関係は築いても友人関係にはならないよう上手く均衡をはかるべきだと思ってますから…明白な理由がいくつかありますからね。遅かれ早かれ、企業側は放出を考えるわけだから…友人関係になってしまうと大変なんですよ。」
【2017年には、貴方がホンダを辞めたわけだが…】
「あの年、私は(ホンダの)トップに言ったんですよ…『現在、私は53才で、この業界では22年の経験があります。私と言う存在の必要性を理解していただけるならば、喜んでお手伝いさせてもらいますよ。ただ、そうではないのなら、ただ給料を貰うためだけに残るつもりはありません』とね。
そうしたら、こう言われたんですよ…『(ホンダ側は)君が実に良い仕事をしてきたことは分かっているし、うちとしては来年も同額出すつもりだ』とね。」
【ところで、マルク・マルケスのケガについてはどう思う?】
「もし私がいたなら、(骨折したレースの)次のレースウィークエンドでの復帰なんて、なにがなんでもさせなかったでしょうね。
土曜日に出走するらしいと言う話を聞いた時、なんてイカれた決断をしたものだと思いましたよ。私なら、『優先すべきは選手の身体の方だろう』と言ってたでしょう。
はたから見ている限り、なぜ出走させたのか…理解し難い話ですよ。
★スッポ氏のモトGPキャリアは以下のとおり。
1999年からドゥカティのマーケティング・ディレクターを務める。
2010年にホンダHRCに移籍してマーケティング&コミュニケーションマネージャーに就任。
2013年からチームマネージャーも兼任。
2017年末にホンダを辞める(※後任はアルベルト・プーチ)。その後は電動マウンテンバイクの開発に携わる。
2022年にスズキのチームマネージャーに就任。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
ホンダ不調は…ホンダだけでなく、日本メーカー全体の問題って話は、note『2022 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
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まあ正直あとから誰だって言えるがHONDAは嫌がられても止めないといけなかったのはわかる。マルケスに押し切られたんだろうけどね