バニャイア考察『なぜアプリリアが最速だったのか？』2023 カタルーニャGP

『バニャイア：なぜアプリリアが最速だったのか？』

★9月1日、カタルーニャGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）が、午前セッション（FP1）で5位、午後セッション（PR）で3位だった。

★バニャイア選手のコメント。

【今日の出来具合については？】
「（午後セッションでは）かなり長めのロングランをしてみようと思って始めたんですが、午前セッションより1〜1.5秒遅かったんですよ。
でも、リアタイヤを変えただけで、1秒削れたんで…状況はけっこうはっきりしてます。
こう言うことって、良くあるんですよ。さいわい、今回は金曜日に起きてくれたんで…土日は大丈夫だと良いんですけどね。
満足してます…うちのマシンにとっては厄介なトラックで、けっこう苦労してるもんですから。でも、速い走りができてたでしょ。」

【ドライコンディションでは、アプリリアファクトリー組が最強のようだが…】
「アプリリア機のトラクションだと、新タイヤの時にかなりの助けになるんですよ。でも、うちもかなり迫っていってるんで満足してます。」

【なぜドゥカティ機は、ここのトラックでは苦戦気味なの？】
「ここは最大バンクの時にグリップがかなり必要で、マシンを上手く曲げてやらなければならないんですよ。
うちはトラクションを出すのに、コーナー進入から旋回にかけてマシンをかなり滑らせがちなんですが…とにかく、けっこう早々に正しい方向が掴めました。
セッション序盤の20分はともかく、上手く作業していけましたからね。
多少変形させてしまったところもあったんですが、上手く機能しました。」

【なぜアプリリア機は、今回、あんなに強いの？】
「アプリリア機は最大バンク角まで倒した際、かなりのトラクションがあるんですよ。そう言う特性は、アプリリアが一番なんです。
まぁ、ブレーキングはそれほど強くないようですけどね…グリップが本当に少ないんで。
とにかく、うちは改善できてますよ。全体的に少し変形させることにはなってしまったけど、でも、上手く機能してますから。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（参照サイト：『Sky』）

バニャイアが「今シーズンが終わるまで、もうベッツェッキとは友達じゃない（笑）」って言った話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ！