バウティスタ『ペドロサ4位はプレッシャー…でも、リザルトは重視してない』2023 マレーシアGP

『バウティスタ：ペドロサ4位はプレッシャー…でも、リザルトは重視してない』

★10月27日〜29日のSBKヘレスラウンドで、アルヴァロ・バウティスタ（38才、ドゥカティ）が、2023年シーズンのSBKタイトルを獲得した。なお、昨年も同タイトルを獲得している。

★2023年シーズンのSBK総合順位の上位は以下のとおり。

首位アルヴァロ・バウティスタ（ドゥカティ、628ポイント）
2位トプラク・ラズガットリオグル（ヤマハ、552ポイント）
3位ジョナサン・レイ（カワサキ、370ポイント）
4位アンドレア・ロカテッリ（ヤマハ、327ポイント）
5位マイケル・ルーベン・リナルディ（ドゥカティ、251ポイント）
6位アクセル・バッサーニ（ドゥカティ、249ポイント）
7位ダニーロ・ペトルッチ（ドゥカティ、228ポイント）

★11月9日、マレーシアGPの木曜会見でバウティスタ選手（ワイルドカード参戦）が、実にリラックスした様子で次のように話した。

【貴方は2010〜2018年末までモトGPにフル参戦し、今回は本当に久しぶりで…】
「リザルトに関しては、何も期待してないんですよ…とにかく、あのドゥカティ機で楽しみたいだけなんで。
セパンは大好きなトラックだけど、けっこう大変ですからね。目標はマシンの信頼感を掴み、好ペースを維持することかな。
とにかく、リザルトに関しては何も期待してませんから。」

【サンマリノGPでダニ・ペドロサがワイルドカード参戦し、4位になっていたが…】
「やっぱり、あのパフォーマンスはプレッシャーですよねぇ…ただ、状況が全然違うから。
ダニは現在のモトGP機を把握してるし、乗り慣れてもいるでしょ…まぁ、最近はレースリズムには慣れてないだろうけど。
僕は逆にレースそのものには慣れてるけど、現在のモトGP機のことは分からないから。とにかく、状況が真逆なんですよ。
だからと言って、ダニの方が楽だろうとは言いませんよ…でも、僕はドゥカティのモトGP機で2回テストをしたきりなんでね。まぁ、そのうち1回は僕だけの専用テストでしたけどね。」

【さらにプレッシャーをけかるわけではないが…2006年にトロイ・ベイリスがSBK総合優勝の後、モトGP最終戦にワイルドカード参戦してレース優勝していたが…】
「当時とは全然違いますからねぇ…まず、現在は全員が同じタイヤを使ってるでしょ。
2006年シーズンはドゥカティはブリヂストンだったけど、ミシュランを使ってるメーカーもありましたからね。つまり、技術面での差があったんですよ。
当時のベイリスみたいなことを、今、やるのは無理でしょうね…そもそも、レベルも凄まじく上がってるし。20選手が1秒差でひしめき合ってるわけでしょ。
とにかく、僕はリザルトではなく、この3日間のパフォーマンスを重視しているんで。」

【ワイルドカード参戦は、いつ決めたの？】
「ミザノで2回テストをし…ただ、2回目に関してはミケーレ・ピッロの代役で走ったんで、僕のためのテストってわけじゃなかったんですよ。
6月の1回目テストではなかなかコンスタントな走りができたし、マシンの感触も良かったんです…それで、「じゃあ、出てみようか」って皆で決めたんです。」

【2018年に乗っていたドゥカティ・モトGP機と比べると、現在のはかなり違うの？】
「物凄く違いますよ…それに当時はプライベートチームで、最新ファクトリー機との差が大きかったって言うのもあるし。
当時、ホルヘ・ロレンソ代役としてオーストラリアGPで最新機に乗った時なんか、物凄い良い走りができましたからね。
現在のドゥカティ機は完全に別物だし、モトGP自体が別物だから…
印象としては、マシンコントロールは選手が担当する部分が減っていて、特定の状況で選手がコントロールできるチャンスが減っている感じですかねぇ。」

【SBKではタイヤがピレッリだが…ミシュランだと勝手が違う？】
「作業の仕方が反対になりますね…ピレッリは信頼感が掴めやすいんで、すぐに限界点を探り出せるんですよ。
でも、ミシュランの場合、安定感やサポートは高いけど、やり過ぎてしまった時の情報は掴みづらいんです。だから、気づかないうちに限界を超えてしまう…なんてことが良くありますね。」

【もし雨が降ったら…？】
「このマシンでレインコンディションを試したことがないんで、問題が生じる可能性はあるでしょうね。」

【ジュリオ・ナーヴァ（現在、SBKでバウティスタ担当のチーフメカニック）がパドック入りしていたが、今回も貴方を担当するの…】
「いいえ、今回はテストチームのチーフメカニックであるマルコ・パルメリーニが担当してくれます。彼は、このマシンに詳しいから。
ジュリオは僕のことを熟知してるんで、サポートになるかもってことでパドック入りしてるんですよ。」

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（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Twitter）

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