
『アレックス・マルケス:兄を目安にしようと思ってたのに、反対に目安にされてしまった』
★3月2日(日)、タイGPのモトGPクラスでアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、決勝2位だった。現在、総合2位(-8ポイント)。
★決勝では弟アレックス選手が兄マルク選手のアシスト的な役割を担っていたが、アレックス本人は「自分が優勝できると思った」と言っている(※同件についての記事はこちらです)。
★決勝直後、アレックス選手がパルクフェルメで次のように話した。
【今回のレースについては?】
「一瞬、これは優勝かなって思ったけど…でも、正直なところ、兄マルクはずっと僕に喰い付いてきてたんですよね。
リアタイヤを酷使しないようにしてたけど、あそこまでプッシュするとタイヤ温存なんて無理なんで…けっこう力を入れてしまいました。
2位獲得が目標だったし、ペッコを抑えるなんて容易なことじゃないんで…最後まで全力疾走でしたよ。今日の表彰台は本当に嬉しいです。」
★その後、アレックス選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今週末については?】
「パーフェクトでした…これ以上は無理ってぐらい。本当に超嬉しいです。
兄のことは良く分かってると思ってたんですけどねぇ…僕としては兄を目安にしようと思ってたのに、反対に兄の目安にされてしまいました。
前に出されてからはプッシュしまくったんですが、ライバル陣がどう言う走りをしているのか…目安を失ってしまいましたからねぇ。
ペッコとリズムが互角だってことは分かってたんで、最後までプッシュして全力を尽くしました。」
【スタート時にバニャイア選手に抜かれ、第1ラップ序盤では3位だったが…】
「第1コーナーで重大なミスをしてしまって…僕のタイヤ圧は完璧だって分かっていたし、第1ラップでタイムを稼がなきゃって思ってたんですが。
ほぼ完璧なレースにできたけど、第1コーナーでミスってしまって…でも、またスピードを上げていけるって分かってたんで。良い週末でしたよ。」
【一瞬、優勝できると思ったそうで…】
「兄の前を何周も走っていて、一瞬、『(兄の)フロントタイヤがオーバーヒートすればいいのに…』って思ってました。僕は限界に達しないよう、ちょっとコントロールしなければならなかったんですが。
でも、抜かれた時、(兄に)余力があることが分かり…完璧にやり遂げてましたよねぇ。」
【バニャイア選手については…?】
「今週末は調子が悪そうだったけど、それでも上位にいますからね。タイトル争いのメンバーだから、気をつけてないと。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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Aマルからの視点。コレはイケるかもって思いますねぇ。
兄貴のタイヤがオーバーヒートすればいいのに…って思いたくもなります。
しかし…
弟は兄にまんまと騙され…
ペッコはもて遊ばれて…
100年に一度の逸材やね…
伝説とは…通常は過去を指して語られる物
だが…しかし…
我々は伝説を見てる…
生ける伝説を生で…この目で見れる事に感謝です
弟に先行させてペッコをブロックしてた兄の兄弟愛と思って見てました。
残り3周、ペッコもどうやらマージンなさそうでプッシュ出来ないと判断し
ワークスライダーとして弟をムリの無い様、オーバーテイク。総て兄の
ディレクションでコントロールされてましたね。