
『クアルタラロー:ドビツィオーゾについて、ラズガットリオグルについて』
6月20〜22日、イタリアGPがムジェロ・サーキットで行われる。
★6月19日(木)、ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が次のように話した。
【アンドレア・ドヴィツィオーゾがヤマハと3年契約を結んだが…】
「テストライダーとして僕らをサポートしてくれると思います…特に技術面ですよね。僕とは違い、ディテールに細心の注意を配るタイプだから…僕も説明はできるんですけどね。
今よりもっとチームにがっちり加わってくれた方が良いと思うんですよ…経験豊富だし、問題解決のスピードアップにもなるでしょう。今はどうしても、ゆっくりになってしまってるんだから。
レースウィークやミーティングの準備の仕方も良くなると思うんですよね。
エンジニア陣と選手の意見交換を正確にするって意味では、F1に寄せていくべきだと思うんです。この間、F1のバルセロナGP中、ミーティングに立ち会える機会があって…どう言う風に進め、どう言う風に深めていくのか見学してきました。」
【ドヴィツィオーゾ元選手と言えば、ヤマハ機での参戦経験もあるし…】
「2022年に(ヤマハプライベーターから)参戦してた時は、パワーとグリップ不足だったんですよ。
そして、今はエンジンパワーがもっと必要で…でも、もっとグリップを上げた状態でコントロールしやすくしなければならないんです。」
【マシンの操舵性は変わった?】
「そうでもないです…実際、序盤ラップなんか怖いですからね。まぁ、それも良いけど…アドレナリンが出まくるんで。
例えば、今回のトラックだと第1ラップなんか凄まじいから…第1コーナーなんて見えないんですからね。」
【アラゴンテストで試したものが、今回、投入されるそうで…】
「新エンジンですね…あと、多分、アッセンGP後にエアロダイナミクス関連がちょっと改善されるはずです。
試した時は、それほど違いを感じなかったけど…風洞テストのフィードバックが、けっこう良かったんですよ。」
【では、ポジティブなテストだった?】
「僕が聞く限りでは、そうですね…でも、実際に試してみないと分からないわけだから。」
【信頼性に関しては?】
「その点は、あまりはっきりしてなくて…シルヴァーストンでは明らかにイマイチだったし、ル・マンやアラゴンは僕がミスっちゃったから。まぁ、あの転倒は、あの時のコンディションに関係してるんですけどね。」
【ところで、トプラク・ラズガットリオグルのヤマハプラマック入りが決まったが…】
「もの凄い才能の選手で超速でしょ…でも、SBKからの移籍だから、多分、シーズン序盤の何戦かはキツいんじゃないんですか。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ファビオの場合、一発タイムはもの凄いけども、今シーズンはDNFとライダーミスが多いかなと。
フェラーリF1の現場を観察出来たのはいい経験だと思うし、ルクレールとは母国語で話せるだろうし
年齢も近いから、色んな情報を得て、刺激がプラスに繋がればと。ムジェッロ初日から速さを示して、
ドゥカ勢に割って入り、ターン1でのド派手なディープブレーキング、ストレートでは容易くオーバー
テイクされないM1の速さを示して、フロントローを目指せたらいいなと。