ドゥカティ『ストーナーがペトルッチ代役？本人が希望するなら…』

『ストーナーがペトルッチ代役？本人が望むなら』

★3月18日（金）、ダニーロ・ペトルッチ（ドゥカティ・プラマック）が手術したばかりの右手に痛みを覚え、急遽、参戦を辞め、イタリアへ帰国した。

★3月21日（月）、ペトルッチ選手はモデナの専門医の診察を受ける予定。もし再手術となればアルゼンチン/オースティン次戦への参戦も難しくなる。

★ペトルッチ選手のコメント。
「FP3なんて、ほとんど操縦できませんでした。マシンにしがみつくと言うよりは、アクセルに手を置いていたって感じで。」

★ペトルッチ選手の代役にはこれまで通り、ミケーレ・ピッロが考えられるが、もう1人のテストライダーであるケーシー・ストーナーが21日〜22日、カタール・テストでGP15/16機のテスト走行をする予定となっており（※GP16機は初試乗）、ペトルッチ代役を担うには丁度良いトレーニングとなるだろう。

★パオロ・チャバッティ氏のコメント（ドゥカティ・スポーツディレクター）。
「ケーシー（ストーナー）は現状をきちんと把握してます。話す必要もないし、こちらも話してみる気はありません。数日後に予定してるテスト終盤に、もしケーシーの方からペトルッチ代役を希望してくるようなら、善処しますよ。」

★昨年、ケーシー・ストーナーはダニ・ペドロサの代役としてオースティンGPへの参戦をホンダHRCに希望したが、却下されている。

（2016年03月20日『Gpone』記事参照）
（2016年02月27日『Gpone』記事参照）

ちなみに2月末のSBKフィリップアイランド戦の時、手術後のペトルッチ選手もパドック入りしていたんですが、ケガした際にはストーナーさんが親身になってくれたんですって。
ペトルッチ選手がこう言っとりました。
「（カタールテストに参加できない件について）ケーシーが保証してくれたんですよ…『大体いつもテストからレース本番までに、全て変わってしまうもんだから』って（笑）。ケーシーには何かと感謝してるんですよね。
テストの時なんかは、しょっちゅうボックスに来てくれて…あんなにがっちり取り組んでくれるなんて思ってなかったんですよね。僕にも技術陣にも色々と質問してきて。ケーシーとは上手くいってます。
（ストーナーが）もっと若い頃、KTM機で走ってた時にうちの父が一緒にやってたもんですから（※ペトルッチ父はKTMチームのトラックドライバー）。
今回の転倒事故の後も、すぐにメディカルセンターに来てくれて、手術ができるようメルボルンの医師に連絡してくれたんです。」

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