ロッシ『運命を左右するレースになる』2018ヘレスGP

『ロッシ：運命を左右するレースになる』

★ヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が5月3日、ヘレスGP囲み会見で次のように話した。

「うちにとっては運命を左右するレースになるでしょうね。優勝や表彰台獲得ではなく、トップ5内に入れるかどうかが重要なんですよ。特に、接近して行けるのかどうか…うちの戦闘力が本当に高いのかどうかがね。
去年はヴィニャーレスが2勝してヘレス入りし、僕の方は総合首位でしたからね。もうね、ヨーロッパ戦になったらもっと強くなるに違いないって思ってたから。ところが、僕なんかシーズン最悪のレースになってしまってねぇ（首位と38秒差で10位）。とにかく、マシンの問題点がすべて浮かび上がってきてしまったんですよ。
だから、ここはうちのレベルを推し量るには、なかなかのトラックだってことです。」

【今年はアスファルトが全て再舗装されたが…】
「去年はグリップ不足で苦戦してたんで、今年は違ってくるかもしれませんね。うちのアカデミーのモト2/モト3ライダーらがここで走って、『グリップは良くなった』って報告してくれてました。ただ、コーナー2ヶ所（第1、第8）のアスファルトは既にボロボロらしいですけどね。」

【ホンダ、スズキ、ドゥカティは時期こそ違えど、皆、ヘレステストを行っていたが…】
「去年11月のプライベートテストで僕はとにかくヘレス押しで頑張ったんだけど、結局、セパンで行ったんですよ。まぁ、それはともかく、早々にうちのレベルが見えてくると思いますよ。」

【総合首位ドヴィツィオーゾ選手とは17ポイント差だが…いまでもタイトルは狙っている？】
「4戦目で降参してしまうなんて、ちょっとつまらないでしょう…。今の順位では、タイトルを取るとか取らないなんて話はしてもしかたがないけど、重要なのは高い戦闘力で行けるかどうかだから。ヤマハは作業を進めてくれているし、良い仕事をしてくれてます。とにかく頑張って、貴重なポイントをゲットしていかなければ。まぁ、それでどうなって行くか…ですね。」

【ザルコ選手のKTM移籍をどう思う？】
「他の選手の立場になって考えるのは難しいから。ただ、他にもオファーは来てたんですか？」

【ホンダから来ていたと言われているが…】
「僕はそう言う話を聞いたことがないんですよ。ただ、皆さんならどうです？ホンダとKTMなら、どちらを選びます？（笑い）
ドヴィツィオーゾの方は、大きな問題だとは思いませんけどね。いまや早い契約が流行りになってるから。でも、それぞれ己の道を往くものだしね。ドヴィにしたってドゥカティにしたって、どちらも別れる気なんてないと思うけど。」

（2018年05月03日『Moto.it』記事参照）
（2018年05月03日『Gpone』記事参照）

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