MotoGP

V.ロッシ『マシンを抜かせば、今すぐ契約しても良い…』

モトGP『ロッシ、ドゥカティとの分かれ道』

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ヴァレンティーノ・ロッシは『難しい週末』と表現していたが、まぁ、壊滅的な状態について話していると言った方が的確だろう。
息も絶え絶えに走り続けたレースウイークエンド…シルバーストーンのコースに日が射す度に謎に包まれるドゥカティ機を駆りながら、他のマシンの後を追い、苦しみ…。フリー走行第1セッションでの首位は幻か。
それ1回きりですよね…うちが速く走れたのは。」と、ロッシ選手も言う。そして、その後は予選までモトGP機の最後尾を走る敗北を喫したのだ。

決勝レースの最後の最後、バルベラを犠牲にすることでモトGP最後尾の屈辱は免れた。
「今回はトラブルだらけでね…第1ラップからフロントの酷いチャタリングに悩まされていたし、特にコーナー中盤で他のマシンについていくのが不可能。2回も転倒しそうになって…第1と第15コーナーでね。その後、マフラーが1本壊れて、パワーが落ちてしまってね。ただ、それほど大きな違いはなかったんだろうけど。」

あらゆる面において間違っていたと?
ウォームアップで1つ手を加えて…それで操縦しやすくなったんですよ…簡単になってね。チャタリングもその時は徴候もなく…予選の時は悩みの種だったんですがね。」

リアにハードタイヤを選んだのも影響してますか?
「いや、絶対ないですね。ソフトだったら最悪だったでしょ…左側なんかもたなかったんじゃないですか。少なくとも、あれだったからバルベラ選手を抜けたんであって。」

では、問題点は?
「1つだけですね…フロントに充分なグリップが出てこないんです。いまだ理由も、解決方法も分かってません。そこを何とかできたら、すぐにでも速くなりますよ。」

どう操縦に影響するのですか?
「フロントの助けがなければ、リアを使って曲がるしかなくなるんですよ。しかし、それだとタイヤが危なくなってくる…滑り出すんですよ、かなりね。」

ロッシ選手とヘイデン選手でどんな違いがあるのか説明がつきにくいのですが…レース終盤では21秒差でしたが。
「ここでは常に彼の方が速かったし、特に新タイヤを使った時なんかね…ここのコースも好きらしいし。加速面では同じ問題に悩まされてるけれど、コーナーには高速で入っていけてたし…今週末の間、僕は一度もできませんでしたね。」

デスモセディチ機のレベルとしては、どちらの方が本来のものなのでしょう?
「ここのコースでは彼の方ですね。サーキットによってはどちらか一方が調子が良いと言うのは良くあることで…もしくは、どちらか一方のチームが良い働きをするとかね。だけど、どちらにしろ両方とも上位陣からは遠いわけで。」

契約更新にあたり、マシンの競争力と言うのはどの程度影響するものですか?
重要なのはそれだけです。それ以外に関しては、今すぐサインしても良いぐらいで。」

モトGPクラスでは相変わらず見ごたえあるレースにならないようですが、どうしてでしょう?
「多分、このマシンって完璧すぎるんじゃないでしょうかね。特に、電系の働きなんかで見るとね…あらゆるコーナーにおいて110%の操縦ができるようになってるんで。こう言う状況で選手が違いを出すのは難しいでしょ…人的な要素はさほど重要ではなく、オーバーテイクは難しくなってるし。」

レギュレーションでどうにかなりませんか?例えば、モトGPクラスでECUのワンメイク化を導入すると言う話がありますよね。
「何年か前までF1が酷い状態だったけど、最近は良いレースをしてますよね。適切な規則でなら変えられるんじゃないですか…ECUワンメイクって言うのは良いアイデアのような気がしますけどね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年06月17日



気持ちがどんどん東の方に向かってるんでしょうかねぇ…


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