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ダイネーゼ設立40周年アプリ、ドゥカティ 1199 Panigale 7500台販売達成

突然ですが、イタたわGP新編集者のMOKU(モク)です。読者の皆様よろしくお願いいたします。

では早速、イタリアの2輪業界より、2012年を締めくくるおめでたいニュース2本。

ダイネーゼ本社には一般公開していないヒストリックアーカイブが密かに存在しており、70年代から現在に至るプロダクトが大切に保管されている様ですが、今回バーチャル環境での閲覧が可能になった模様です。

『ダイネーゼ設立40周年記念企画』

dainese40.jpg ★ライダースーツ、プロテクターでおなじみのダイネーゼ。ヴィチェンツァ(Vicenza、イタリア北部ヴェネト州)に本社を構える同社は今年で設立40周年を迎え、これを記念して2輪ファンの方々にクリスマスプレゼントを用意しました。

『Dainese 40』iPad iPhone用のフリーアプリ。

★初のバックプロテクターや『サポネッタ(ニースライダー)』から最新のエアバック内蔵スーツまで、2輪レースファンとっては興味津々。伝説のライダー達(アゴスティーニ、シーン、ロバーツ、シュワンツ、ロッシ等)を40年に渡りプロテクトしてきたライダースーツが閲覧できる。

★iPad用のフリーアプリは既にiTunes からダウンロードできるが、iPhone用は少し後になる。

(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2012年12月28日 Dainese公式サイトより抜粋)

『サポネッタ』と言うイタリア語は日本語だとバンクセンサー、ニースライダーのことですが、イタリア語での本来の意味は『石けん』なんです。私的にはイタリア語の表現の方が形、機能ともにしっくりと気に入ってます、まさにセッケンですよね、皆さんどう思います?
ところでヴェネト州には先に紹介したDaineseをはじめ、アゾロの街にはAlpinstreの本社や、SpidiやSidiの本社等もあり、この周辺はライダースーツのメッカと言った趣ですね。ヴィチェンツァやアゾロの街は瀟酒で観光しても楽しいので、ヴェネツィア観光される方は1日空けて、日帰りで何れかの街を訪れるのもお勧めです。各社のアウトレットショップでショッピングも楽しめるようです。


さて、ここからはドゥカティの話題です。
日本でも既に話題になっているドゥカティ1199パニガーレ2012年の世界販売実績7500台のニュースですが、これは不況のイタリア経済にとって、さらに今年地震で被害を受けたエミリア・ロマーニャ地方を地元とするドゥカティ社を応援するイタリア国民の間では、明るいニュースとして伝えられました。
しかしその一方で、スポーツバイクを取り巻く状況は決して明るいとは言いがたい模様ですが、さて、未来観測はいかに?

『ドゥカティ1199パニガーレ2012年世界で7500台販売達成』

motonews24-ducati1199.jpg ★2012年はドゥカティスタにとって『パニガーレ』の年として重要な年となった。

★2011年のミラノサロンEICMAでお披露目された1199 Panigaleはサロンで最も美しいバイクと賞され、数々の国際アワードを受賞し、これはドゥカティにとって新たな歴史を刻む重要な出来事となった。

★今年は1199パニガーレ世界総販売数7500台を達成し、商業的にも見事に成功を収めました。

(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2012年12月11日 MOTONEWS24記事より抜粋)

では、スポーツバイクの将来的展望について観測も。

『スポーツバイクにまだ魅力はあるか』

motoit-ducati1199-gs.jpg ★『年間7500台』。この数字はドゥカティの総販売台数の18%である。

★ドゥカティは2010のMultistrada(1200)からDiavelと近年着実にヒット商品を発表してきた経緯もあり、今年の1199 Panigaleの販売実績はドゥカティにとって記念すべき出来事となった。

★『スーパースポーツ喪中』とも言えるこの不況中に登場した事は興味深い。実用的とは言えない維持費の高いオモチャではあるが、カッコイイ高級品が良く売れるのもまた事実。

★売れた条件は2つ。『本当の新しさ』と『世界的に知られたメーカー』。例えば、アメリカではBMWは他国とは違い2010年以降R1200GSよりもS1000RRが売れている。

★スーパースポーツが廃れ行く要因は、時代の流れが確実にエコロジーに向っていること、安全性の追求、交通に関する法規制。

(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2012年12月11日 MOTO.IT記事より抜粋)

イタリアではBMWのGSシリーズやホンダNS700X等が人気を博し、確かにGSは街で良く見かけるバイクの一つです。最近は街乗りにも適したエンデューロタイプが一般化し、スポーツタイプの影は薄くなりつつあります。時代はエコ、エコと呪文を唱えているようだし、スポーツバイクへの風当たりは厳しいですが、上の記事では「高級スポーツバイクはスーパーカー(フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ等)になぞらえて考えると、よりスポーティさを提案しメーカーの積極的なイメージを売りにする事で販売促進する事が可能か?」と締めくくってはいますね。
この流れが来年以降どのようになってゆくのかが興味深いところです。

ところで、1199 Panigale…
今年のレースでの活躍はと言うと、スーパーストック1000ではエディ・ラ・マッラ、ロレンツォ・サバドーリが活躍しましたが、来年からスーパーバイクではドゥカティがチームを一新。カルロス・チェカ&アイルトン・バドビーニの活躍が注目されるところです。
そう言えば、最近、オフィシャルビデオも公開されていましたね。




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