ロレンソ『安心し過ぎていた…』、ロッシ『やる気と共にプレッシャー』、クラッチロー『チームオーダーは無し』：2013アッセンGP

まずは転倒、欠場となってしまったホルヘ・ロレンソ選手のコメントから。
相変わらず潔いっす。

★スペイン帰国前にホルヘ・ロレンソが転倒の経緯を説明。
「事故の瞬間、おそらく安心し過ぎていたのだと思います…かなりのスピードだったし、自分は最強だと感じていた。でも、それほど自信満々でいられる程のコンディションではなかったのでしょう。その前の周回の時よりもコーナー進入でスピードを出していたんですが、水たまりの上を走ってしまった…それか、もしかしたらアクアプレーニングでリアが軽くなってしまったのかも。白線の上に上がって、最悪の事態になってしまいました。これが転倒の理由です。マシンから振り落とされ、地面に叩き付けられた時に鎖骨を折りました。このサーキットに不満はありません。ただ運が悪く、安心し過ぎていただけです。常に楽観的であらねば…物事って言うのは常に悪く行くこともあるわけだし、できるだけ早く回復するよう頑張ります。」
（Source：2013年06月27日 Gpone記事より抜粋）

名実ともに王者であるホルヘ・ロレンソ欠場となった今…
ヤマハ・ライダーさん達のコメントは、こちらであります。
あっ…ブラッドリー・スミス選手のがないわ………

★第2FP後、ヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「【ロレンソ欠場について？】モチベーションが高くなったのと同時に、プレッシャーも増しました。手応えはポジティブですよ…ワークスM1機は僕1人になったわけだし、好リザルトを出し、ホンダの前に出て、タイトル争いに向けてポイントを奪わなければね。

【転倒シーンは見た？】1度だけ…ホルヘ（ロレンソ）は明らかにコース境の白線に乗っていて、マシンのコントロールを失ってしまったんですね。あれは問題なんですよね。高速地点で、水たまりだらけの転倒って言うのがね…5速の時速240km（編集部注：テレメータによれば時速238km）で水たまりに突っ込んで行くんですから。

【今の心境は？】残念ですね…チームにとっても、ホルヘにとっても。2連勝して、総合ランクでもダニ（ペドロサ）にかなり接近していたし…絶好調だったわけでしょ。ツイていた点は、鎖骨の骨折だったって事で…通常、回復が早いですからね。ドイツ戦には復帰できると思うし、タイトル争いだってこれで決まったわけじゃない。

【ロレンソ不在はメンタル面に影響する？ペドロサ/マルケスは変わる？】僕としては変わらないと思いますが。ダニは若干慎重になってくるかな。マルク（マルケス）は絶対そうはならないでしょう（笑）。」
（Source：2013年06月27日 Gpone記事より抜粋）

★第2FP後、カル・クラッチローのコメント。
「【転倒シーンは見た？】ホルヘ転倒の問題点は白線じゃなく、ペンキが飛び散ってたからでしょ。白線に乗らなくたってコースは滑りやすい状態だし、僕が見たところ白線には接触してないんじゃないかなぁ…ただ、危険地帯は通過してますよね。

【ロレンソ選手にとってタイトル争いに影響が出る？】いいえ…彼が最後に重症を負ったのって8年前の事だから。通常は転倒しない選手でしょ。鎖骨で済んで良かったっすよ…コース最速地点だったんだから、もっと酷い事になっていたっておかしくないでしょ。5速…6速で走る選手もいる地点っすからね。

【鎖骨骨折でレース参加は厳しいでしょ…】鎖骨が折れた状態でも走れますよ。ジョン・エクロードなんか鎖骨2ヶ所を折った3日後にレースに出てましたから。ホルヘは強面ライダーだし、戦いに戻って来るでしょう…ザクセンリンクは肉体的にキツいコースっすけどね。被害を抑えて…あの『スマート』なライディングも有利でしょう…両腕よりも両足に力が入りますからね。
2年前のル・マンのダニ（ペドロサ）もそうだった…レースって言うのは、時にこう言うものっすよ。

【チームオーダーでワークス支援にまわる？】いいえ。僕はテック3で走ってますから。目標はできるだけ前でゴールする事、それから打倒ワークス選手っすよ。その中にはホルヘもいますから。ホルヘ抜きだと、ある程度のリザルト獲得に関してはがっかりしてる人間もいるでしょ。」
（Source：2013年06月27日 Gpone記事より抜粋）

甦れホルヘ・クリックPrego