ロッシ『来年、VR46チームのモトGP昇格はない』2020ル・マンGP

『ロッシ：来年、VR46チームのモトGP昇格はない』

★10月10日（土）、ル・マンGPでヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）がFP総合7位で、予選10位だった。

★ロッシ選手のコメント。

【今回の予選については…】
「10位には満足してません。ポテンシャルはもっと高かったんでね。現在のモトGPで4列目スタートってことは、レースにかなり響いてしまうから。
残念ながら、T4セクターでミスってしまって…少なくとも、2列目スタートには手が届いてたんですけどねぇ。」

【マシンの仕上がり具合は？】
「100％ではないです。戦闘力は高いけど、マシンがピリピリしすぎていて。コーナーとコーナーの間がちょっと大変なんですよ。もう少し何とかしないとならないでしょうね。」

【レースに向けては？】
「好ペースは出てるけど、こんなに後方スタートだと楽ではないでしょう。好スタートを切らないと。
こんなに後方スタートだと、もう作戦も何もあったもんじゃないんですよ。ひたすら追い上げるのみってとこでね。」

【今回、なぜヤマハ機はこんなに好調なの？】
「なぜなんですかねぇ。去年はそれほど戦闘力が高くなかったのに。全体的に見るならば、他のマシンよりタイヤの熱入れが上手く行ってるんでしょうね。まぁ、気温が高い時は、それで不利になってるんだけど、今回のように寒いと強みになるわけでね。」

【ところで、ポルティマオテストでロレンソテストライダーがかなり低速走行だったが…あれで役に立つものなの？】
「2月のセパンテストでは良い仕事をしてくれていたし、スピードも出ていたんですよね。その後、今回のテストまでモトGP機から離れていたわけだから。
ロレンソの存在はヤマハにとって貴重なチャンスなんですよ。ヤマハ機で高いポテンシャルを見せるライダーですからね。
ただ、テストライダーをするなら、トレーニングをしてマシンに乗ってくれないと。8ヶ月も離れてるわけにはいかないでしょ。」

【VR46チームが2021年に向け、アヴィンティアのシートを買ったと言うのは本当なの？】
「そう言うことは絶対にありません。2021年、VR46はモトGPに進出しないんでね。それは絶対なんで。無理だから。2022年に向けては、話を進めてますけどね。まだチャンスはあるから。
ただ、2021年に向けてルーカ・マリーニをアヴィンティアに入れようと思って動いていることは事実です。可能性があるかどうか、現在、検討中なんですよ。」

【アヴィンティアチームから、マリーニ加入に向けて金銭的な要請があったと言うのは事実なの？】
「僕に払えって言うんじゃなければ問題ないわけで…僕個人が払う話にはなりませんからね！VR46なり、スポンサーなりが払ってくれると良いんだけど…。
あらゆる解決策を考えているところなんですよ。ドゥカティ機でモトGP参戦って言うのは、ルーカにとって大チャンスだと思うんです。もしドゥカティが1年だけと言うのではなく、長い目で見てルーカに関心を寄せているのなら特にね。」

【VR46チームがモト3から撤退すると言う噂があるが…】
「僕としては続けたいんですが、ただ、どれぐらい資金確保ができるかどうかで…誰にしたって、楽なことじゃないですからね。」

【今年、モンツァラリー・ショーに復活するかもって言うのは本当なの？】
「予定はしてなかったんですよ。僕としては去年みたいにアブダビの方に出たいと思ってたんで。
ただ、ちょっと事情が変わってきて…モンツァで世界ラリー選手権の最終戦をやるって話でしょ。だったら、考えないと。」

（参照サイト：『Moto.it』）

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