MotoGP

マルク・マルケスがテストライダー状態、ウィングなしマシンも試用:2023 セパンテスト

『マルケス:テストライダー状態、ウィングなしマシンも試用』

★2月10〜12日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われた。

★マルク・マルケス(ホンダファクトリー、2022年モトGPチャンピオン)は総合10位だった。
各セッションのリザルトは以下のとおりだった。

初日[12位:1’59.424]
2日目[13位:1’59.450]
最終日[10位:1’58.666]

★テスト終了時もマルケス選手は相変わらず、「マシンの出来より、身体の回復具合に満足している」と言い続けていた。
今回のテストでは新テクニカルディレクターであるケン・カワウチ氏の要望により、ほぼテストライダーのような作業を行っていた。
当初、マシンは4台用意されていたが、最終的にもっともポテンシャルが高く、マルケス選手のライディングスタイルに合った1台を残した。
ただ、「そのマシンでもタイトルは狙えない」とのことで、改善すべきは高速時のブレーキング(※特に第1コーナー)と。
マルケス選手は満足はしていないものの実に落ち着いた様子で、タイムアタックはしていなかった。

★マルケス選手の最終日コメント。

【まるでテストライダーのようだったが…】
「今日なんか、ウィングをいくつか外して2周も走りましたよ。新テクニカルディレクターがマシンのコンセプトを把握し、各案を試してみたいって言うんで…
こう言うのがあるから、二輪レーサーは大変なんですよね…僕の場合は特に。今、ホンダ機の経験が一番長い選手は僕だから、僕じゃなきゃ出来ないテストって言うのもあるんですよ。
理由は聞かず、とにかく走るのみです。」

【それで、ウィングなし走行はどうだった?】
「難しいですね…けっこう力づくで操縦しなければならなくなって。あちこちで暴れまくるもんだから。」

【今回のテストのポジティブ面は?】
「今回は方向性を定めることが重要だったんですが…まず、マシン自体は去年のヴァレンシアテストの時と酷似していて、問題点も大体同じでした。
僕の方からはコメントは出すけど、エンジニア陣の判断に影響が出ないように心がけてます。彼らはデータを全て分析して、結論を出さねばならないわけですから。
まだまだではあるものの、でも、確かに対応はしてくれてます。トップスピードは悪くなかったですしね。ただ、他と比べ、うちは遅れを取ってるんですよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Sky

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POSTED COMMENT

  1. ugem より:

    ウィング有りが前提で設計されているからウィングが無いとディメンションも崩れて全く違うバイクになってしまうんでしょうね。

  2. ロッシふみ より:

    ジジ・ダッリーニャがモトGP界に与えた影響というのは計り知れない。 ドゥカティの躍進には、元々の強みであったエンジンパワーを生かすための操舵性をエアロダイナミクスの力を借りて大きく向上させた。ケイシーがホンダに移籍した後、ドゥカティは迷走、その後ジジの加入で、少しづつ改良が進んだ。ロッシがヤマハに戻った2013年から約10年かけて、着実にここまで進んできた。ホンダはマルクの欠場が大きな誤算だったが、それまでが、まさにケイシーがいた際のドゥカティ状態だったので、ホンダとドゥカティの立ち位置が約10年で入れ替わったようだ。 となると、ホンダの復活は簡単ではないのかもしれないね。一方、ヤマハは、2004年のロッシを獲得して一気に復活したように、プロジェクトを進める決心をした時の力はすごい。なりふり構わない。現在のレギュレーションでは、日本社の良さがそぎ落とされている感はあるが、それでも、そこ力を信じたい。 話は戻るが、ジジの功績ははかりしれない。

  3. にっすん より:

    コストダウンと均一化の為にしたECU共通化したのに一社独占を自分達の息のかかったところにし日本メーカーが過去に出した技術や安全の為にやめたエアロを使い古いのに金だけはかかるし市販車に技術を反映させづらいもので溢れさせボーテクスを発生させて抜き合いを少なくしライダーが主導であったレースをマシン主導にした。SBKでも過去に同じことをして追い出された奴がなんだっけ?

  4. レイニーさん より:

    単純にホンダのやる気の無さが目立ってるような

    去年の最高速が直4のヤマハと一緒って

    スズキよりも遅かったんだなぁって

    今年からやる気見せてよホンダ!

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