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スズキ、モトGP撤退の真実:欧州メディアによる推測

『スズキ、モトGP撤退の真実:欧州メディアによる推測』

★2022年5月初め、スズキが同年末にモトGPから撤退することが報じられ、その後、同メーカーからも公式に発表された。

★スズキは2020年にモトGPタイトルを獲得した。
2021年4月にはドルナ(モトGP運営会社)と、『2022〜2026年までの参戦契約』を結んだ。
2022年初めには新チームマネージャーを複数年の契約で雇用し(※リヴィオ・スッポ)、マシンの評価も非常に高かった。
アレックス・リンスは同シーズン3〜4戦目で連続して表彰台に上がり、6戦目直後に撤退を告げられてからはモチベーションが落ちたものの、18戦目と20戦目(最終戦)で優勝した。

★レース優勝直後に撤退するメーカーはモトGP史上初だが、これは日本の慣習も大きく影響している。
日本の会計年度は4月1日から翌年3月31日までとされ、経営陣が交代すれば各予算の決定に変更が生じる可能性がある。また、今回のような撤退を決定する際に、直接の関係者は関与できない。

★とは言え、欧州メディアにとってはまだ理解しきれない部分が残っていたのだが、最近、スズキ撤退のおもな理由として、ピーター・ボム氏(オランダ人記者、元エンジニア)が以下の関係者との対話から次のような推測を出した。
カル・クラッチロー(ヤマハテストライダー)、ダニー・ケント(二輪レーサー)、マット・オクスリー(著名ジャーナリスト)。

《スズキが撤退を表明するまでの経緯を見る限り、いかに同社がカオス・パニック状態であったかが理解できる…これはチームに打ち明ける前に、何ヶ月もかけて検討された決定ではない。
そして、ことの進み具合からすると、かなり奇妙な何かがあったものと思われ…
スズキはトヨタ用のディーゼルエンジンの製造も手掛けていたのだが、どうやら何か問題が起きていたようなのだ。

2015年に、ファオルクスワーゲンの『ディーゼルゲート事件』があったことを覚えているだろうか?
どうやら、スズキが手掛けていたトヨタ用エンジンにも同様のことが起きてしまい、その責任を問われたようなのである。そして、それはスズキにとってかなり高いツケになってしまったようなのだ。

この件が公にされることはなかったが、その後、スズキは多くの点においてトヨタに支配されることとなったようで…どうやらトヨタは、スズキのモトGP参戦にストップをかけたようなのだ。

この推測が真実ならば、筋道は通るだろう。
私が耳にした話からするとこうなるのだが、概ね、このような経緯だったに違いない。》

(参照サイト:『Mowmag.com』)

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POSTED COMMENT

  1. より:

    直接の原因は社長の意向さえ無視した取締役会での決議。
    しかもトヨタとの提携強化にあたって取締役が数人入ってからの話。
    「トヨタグループ」の中でスズキには小型車開発に注力させるためでしょう。
    グループとしては一番力のある外様なのでまず最初に牙を抜かれた形。

  2. より:

    日本版ヂーゼルゲート事件ですか?!
    VWに乗っ取り受けそうになりましたしね…
    勝てるマシンだったのに惜しい。
    青木選手が考察するホンダのマルケス専用マシン一本化と違って、普通の天才が乗りこなせるマシン。
    青木選手の考察を踏まえると、ホンダもV4を止めてインライン4にしたら良いかも。市販車ラインナップもSSはインライン4な上にインライン4を普遍化したのもホンダだし、スズキの成功と同じ流れ。
    えっ?!製作中?w

  3. ugem より:

    休みが長くてネタに困っているんだろうけど、こういうのを憶測記事と言うんんだよね。なんらエビデンスもなく噂だけを基にしている。その噂だって本当にあったのだか。

  4. えぞ より:

    これ、完全にデタラメじゃないですか?
    スズキがトヨタにディーゼルエンジンを供給しているなんて事実がそもそもないと思うのですが。

  5. zuki より:

    排ガス不正で捜査されたのは昨年4月頃にニュースになってたし、撤退発表当時から関連を噂されてました。

  6. む~さん より:

    スズキはディーゼルエンジンの不正で捜査されているのは事実みたいですね。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54780300U0A120C2000000/

  7. えぞ より:

    昨年4月の排ガス不正はスズキ車に搭載されていたけど、フィアット製です。

    とうか、スズキがトヨタにディーゼルエンジンを供給している事実はないですよね。

    スズキ製のディーゼルってインドで一時期売られていただけで、800CCしかないし。(それとは関係なく、トヨタの意向でレース辞めた可能性はあるけども)

  8. とし より:

    トヨタディーゼルは日野エンジンではなかったの?

  9. 田中 より:

    どっちにしろスズキは撤退と参加を繰り返してる。
    こんな憶測何の意味もない。

    サマーバケーションでネタ不足。

  10. モトGPはヨーロピアンのおふざけ遊び より:

    推測は真実じゃない
    意味を間違えてるけど大丈夫?
    印象操作してトヨタの牙城を崩したがってる?
    EUは結局化石燃料車を無くす事を止めてEV一本化は不可能だと気づいたのでhybrid技術で先を行くトヨタを出し抜きたいが為の印象操作記事なんでしょうね
    モトGPだけじゃなく日本メーカーを締め出したいヨーロピアンの汚さが最近如実に出てるレースでも一般車両でも
    自動車という乗り物を生み出したプライドがヨーロッパが世界を牽引してきた(つもり)のプライドが極東の田舎国家(と思ってる)に技術力で負けてる事実を認められないクソプライド

  11. 桑田裸郎 より:

    真実!
    私の憶測ではディーゼルのジムニーを開発している!
    登坂力がすごい!!

  12. きゃめる より:

    まあディーゼルの話は違うと思うけど、トヨタの影響は関連はしてたのかもね。
    ライダー、チーム関係者もだけど、スッポが一番可哀想だった笑

  13. YARIS より:

    コロナ影響による経営環境の悪化が原因で株主対策しょうよ
    ホンダとヤマハも同じタイミングで休止していれば、醜態さらす事はなかったのにね

  14. なな より:

    スズキは昔、軽用のディーゼルを開発してたがメリットが無くてやめた
    それがインドの800ccディーゼルだが、その後はディーゼルの自社開発は諦めて他社から購入に変更
    排ガス不正で引っかかったのはフィアットのディーゼルエンジン

    トヨタの章男氏は、スズキの元社長にいつまでレースで遊んでるんだいい加減にやめなさい、と怒られたことがあるそうだ
    修氏に叱咤激励を受けた、と語っていたが、それほどのレース好きで、レースは走る実験室と公言する章男氏がスズキにレース撤退を求めるわけがない

    スズキが電動化で遅れているのは間違いがない、そこへ集中投資したいのは本当じゃないかな
    株主総会の直前だから、銀行や投資家から選択と集中を求められたんじゃないのかね

  15. 喰らえタラコ より:

    トヨタの章男さんは確かにレース大好きな人だからね。彼から止めるとは考えにくいな。所詮憶測だから確度の低い噂かな。

    娯楽系を止めさせるのは銀行系だと思うけどな。プロ野球関連の球団売却もそれ絡みだったような…。気がする

  16. 、わ… より:

    スバルが軽をやめさせられた時と同じで利益率の悪いセクターは合理化させられる訳でしょ その後スバルの業績は飛躍的に良くなった
    スズキ2輪セクターはあまりもうかってなく、尚かつGPはどんどんF1化し市販車か遠ざかりサーキット専用仕様へ邁進し一般車とは遠ざかっていってる
    更にSSの売上は全世界で低下傾向
    こうなるとやる事に説得力が無くなる
    実際スズキの業績は同業他社より順調で撤退の効果は出始めているのだろう
    出ても出なくても売上には響かないなら日本車をかませ犬に配置しようとしている興業にわざわざ金かけて出場して欧州メーカーの引き立て役を演じる必要はない まさに無駄だ
    ドルナが方針を改めない限りこういう認識は他メーカーに拡散して行くだろう
    業績はつぶさに見ているのだから
    レースに出ても技術開発させてもらえない プロモーションにもならない 見る側も購買の動機にならないじゃ投資とはいえなくなる

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