
『マルケス:今回は想定外のトラブル三昧で…ツイてなかった』
★7月5日〜7日、ドイツGPが行われている。
★6日(土)、マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が予選13位、スプリント6位だった。
★金曜セッションではハイサイド転倒し、左手の人差し指を骨折した。
土曜午前の予選ではタイムアタック中、ステファン・ブラドル(ホンダテストライダー)に進路妨害されて失速した。
★しかし、土曜午後のスプリントでは見事な追い上げを連発したうえ、得意の転倒持ち直しも披露していた。
★マルケス選手のコメント。
【身体の方は大丈夫?】
「2時間後に分かるでしょう…今日は強力な鎮痛剤を筋肉注射したんでね。
指の方は問題ないんですよ…折れてはいるけど、大丈夫なんで。ただ、肋骨の方がねぇ…特に5周回以降は呼吸が深くなってくるんで、痛みがかなり増すんです。さいわい、右折コーナーは2つだけなんで、なんとか我慢できますけどね。
昨日、精密検査の後、『走行可能』とは言われたんですが…でも、肋骨の具合がなんか変な感じだったんですよ。あと、折れた指が動くのも分かったし。
それで、状況をしっかり確認しようと中断してみたんです。」
【(得意の)ドイツGPが予想外に厳しいものとなってしまい…】
「今週末は何が起きるか分からないって感じで…うちのピットボックスでは初のことですよ。
今週末、あらゆる機械トラブルが起きてるんです…予選1では2組目のタイヤで出た時に問題が発生したんで、セカンドマシンに乗り換え…その後は運悪く、渋滞に遭遇してしまい…とにかく、想定外のことが多発してたんです。
グリッド13位だけど、このまま戦っていきますよ…スプリントでは6位でゴールできたんだから。」
【日曜決勝は…表彰台あたりは可能?】
「実のところ、ここはスタートと第1ラップにかかってるんですよ。
オーバーテイクが不可能なんで、第1ラップでかなりタイムロスしてしまうんです。抜けそうな地点は2か所だけ…最終と第1コーナーだけですからね。
どうにもできないんですよ…スーパーマンじゃないんだから。第1コーナーで抜いたら、あとは第12コーナーまで抜けないんですよ。無理ですよねぇ。
と言うわけで、とにかく辛抱して、こう言う状況なんだと納得しないと。今日は冷静に、たかが外れないように走ってました…限界内でプッシュしつつ競り合い、感触を探りつつ全力を出すようにしてね。」
【予選1でホンダのブラドルテストライダーに進路妨害されていたが…謝罪はあった?】
「ええ、ありましたよ。なんて言うか…僕の方としては、ステファンとは良好関係なんでね。
ステファンのことより、むしろ、最終ラップだったと言うことと、あと、機械的なトラブルに見舞われてしまったことの方がムカつきました。
でも、珍しいことじゃないんですけどね…ここのトラックでは普通ですよ。かなり狭いし、読み解くのが難しいから。
しかも、ワイルドカード参戦だと、他のマシンのスピードを推し量るのは難しいことがあるから。だから、ステファンとは問題なしです。」
(※予選後のスタート練習の際、ブラドルテストライダーがマルケス選手に謝罪していた。)
【昨日のハイサイドの原因は低温だったから?それとも、強風のせい?】
「諸々が重なったせいですね。調子が良い方のマシンで出走したのに、機械トラブルが出てしまったんでピットボックスに戻り、セカンドマシンにタイヤを履かせたところ…
タイヤウォーマー等を使って調整してもらってたのに、適温になってなかったんですよ。出たり入ったりを繰り返してると、タイヤが冷えてしまうもんなんですよね。
とにかく、諸々が重なったせいで…あのコーナーでは低速走行だったし、運悪く、フロントが流れてしまったし…ツイてなかったんです。
もう1台の方に機械トラブルが起きてたんで、なんとか転倒持ち直しをしようとしたもんだから…。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ブラドルのミスはタイミングが悪かった、と割切るにはスプリント、メインとも後方スタートはダメージが大きい
直後にコースで謝罪、その後モーターハウスに出向いて謝罪とブラドルも凄く責任は感じてたけど、かといって、テストライダーの順位降格ペナは意味もない
違うペナルティが必要かも
昨シーズンこのGPまでペッコのアタック中にライン被せたりやりたい放題やってた御人の言う事は実感がありますね(棒