クアルタラロー『最速はバニャイアだけど、そう簡単には勝たせない』2023 ポルトガルGP

『クアルタラロー：最速はバニャイアだけど、そう簡単には勝たせない』

★3月24〜26日にポルトガルでモトGP開幕戦が行われる。

★3月23日、同GPの木曜会見でファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2023年総合2位）が次のように話した。

【今シーズンに向けては？】
「（テストで）試用マテリアルは大量にあったけど、結局、最終日にはベースに戻したんですよ（※チーフメカニックによれば、100％戻したわけではない）。
新マテリアルがどう言う風に機能するか、探っていかなければならないです…去年のベースを使った方がちょっと調子が良かったんで。
トップスピードは他のメーカー機ほどではないですね。」

【マシンはどの辺が改善されたの？】
「何歩か前進できたんですが…まだ充分ではないです。でも、このまま作業を進めていけば、もっと改善できると思ってます。まぁ、まだまだ引き離されてますけどね。」

【今年からスプリントレースが加わり、予選がより重要になったようだが…】
「ドゥカティに比べると、うちはまだちょっと足りなくて…テスト最終日はドゥカティ勢がトップ10内を埋めてたじゃないですか。
細かい部分とか…とにかく、シーズンの最初から最後まで改善していかないと。」

【あなた自身は、どの辺りを改善してきたの？】
「身体面では去年よりも成長できたと思います…スプリントレース導入で、21レース増えるのだから…以前よりも激しくなっていくでしょ。
あと、FP2が1時間に延長されるから、そっちもキツくなるだろうし。」

【スプリントレースについては？】
「スプリントレースが21レース加わることで、ファンが増えてくれたら良いですよね…ポジティブなことでしょ。
ただ、選手のリスクは増えるけど。諸々について、どう采配するかを探っていかないと。」

【打倒バニャイアは、かなり難しい？】
「ドゥカティのパッケージは最高だから。そして、バニャイアが最速ライダーだってことも、言っておくべきですよね。
でも、うちとしては、そう簡単には勝たせないぞって思ってます。」

【現在のモトGPについては？】
「テコ入れする必要があったのだし、このスポーツって本当に素晴らしいものの1つでしょう。多分、変化を加えたのが役に立ってくれると思います。」

【各クラスのチャンピオン候補をあげると…？】
「モトEはティト・ラバトで、モト3はアユム・ササキ、モト2はトニー・アルボリーノで、モトGPは僕です。」

（参照サイト：『Moto.it』）

ヤマハのエアロダイナミクスは小さく一歩ずつ進化するって話は、note『2023年セパンテストまとめ　日本メーカー編』でどうぞ！