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アプリリアvsマルティン問題:今後の展開は?、後任選手は誰か?

『アプリリアvsマルティン問題:今後の展開は?、後任選手は誰か?』

★5月12日(月)、マルチリンガルサイト『Motorsport.com』が、『ホルヘ・マルティンが9日(金)にル・マン入りし、2025年末の離脱に向けてアプリリア側と話し合った』と報じた。

★マルティン選手のアプリリア離脱が確定した場合、2026年に向けての各チーム選手ラインナップに大きな影響が出るため、ドルナ社(モトGP運営会社)のカルメロ・エスペレータ代表も驚いている。KTMの経済危機に始まり、今回のような選手とメーカー側の対立は『モトGP』と言う商品パッケージの脆弱性をさらに高めてしまったからだ。

★マルティン側は『アプリリア機のパフォーマンスを確認すべく、あと6GPで様子を見る』姿勢だが、マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)が離脱希望の選手を引き留めようとするとは考えにくい。最終的に双方の弁護士による話し合いとなり、マルティン側が違約金を払って離脱する可能性は高いだろう。

★マルティン離脱が確定した場合、アプリリアは2026年に向けて後任選手を探さなければならないが、チャンピオンライダーの後任探しは容易ではない。しかも、トップライダー陣は既に2026年の契約が決まっており、移籍の意向もない。

・適任と考えられるのは、ペドロ・アコスタだろう。モト2・3でタイトルを獲得しているうえ、経済危機のKTMから自由になれるのだから。
ただ、問題が1つある。マルティン選手のマネージャーであるアルベルト・ヴァレーラがアコスタ選手をも担当しているため、アプリリア側は契約破棄で離脱する選手と後任選手の交渉をヴァレーラ氏相手に行わなければならないのだ…個人的な事情は関係ないとは言え、奇妙なことではある。

・KTM選手は全員が離脱を希望していると言う噂だが、まず、アプリリアから移籍したばかりのマーヴェリック・ヴィニャーレスは除外されるだろう。
エネア・バスティアニーニは有力かもしれないが、現在は成績不振なうえ、昨年、アプリリアはマルコ・ベッツェッキの方を選んでいるのだ。

・なお、マルティン選手がホンダファクトリーに移籍した場合、おそらく、ルーカ・マリーニが放出され、また、ヨハン・ザルコのファクトリー昇格もなくなるだろう。
マリーニ選手は優秀なライダーだが、トップライダーと呼ばれるようなキャリアは有していない。
ザルコ選手はホンダHRCと1年契約更改オプション付きの2年契約(2024/2025)』を結んでおり、現在も好成績を収めているため、ファクトリー昇格が叶わない場合はホンダ離脱を考えるかもしれない。
その場合、ファクトリー志望のザルコ選手にとって、アプリリアファクトリーは唯一の選択肢になるはずだ…ただし、1年契約と言うわけにはいかないだろう。

・なお、フランコ・モルビデッリとVR46チームの契約は2025年末で終了するが、同選手の戦闘力が上がってきていることや双方の絆の深さを思えば、継続の可能性が高いだろう。

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. K より:

    小椋選手が最も適任かと思いますが、まだ契約が残ってますからねぇ。

  2. 851 より:

    スズキでテストして、ヤマハに入って、KTMに引き抜かれるもすぐに辞め、ドゥカティに拾われ、ホンダに行き着いたザルコがアプリリアに入ったら凄いですけどね。

  3. アセロラ より:

    ペッコが来そう。契約はあるが、今年ランキング3位では面目丸潰れで、ナンバーワン体制が云々言ったらほいほい移籍するような気がする。

    ドカワークスはマルケス兄弟、グレシーニはアルデゲルと若手(moto2王者)。VRは変更なし、トラックハウスにバスティアニーニと小椋と予想。

    ザルコはホンダワークスor残留。KTMは活動縮小して2台体制、ビンダーとビニャ。ヤマハはワークス残留orアコスタ加入、プラマックにトプラクとオリベイラ。

    2台減って20台。ミラー、マリーニ、ラウル、はシート喪失。ミルとリンスは周り次第でギリ残るか。みんな契約あるからここまで変わらないと思うが、誰かが契約を破棄したら大きく動く事もある。現にマルティンがそうしようとしている。

  4. GPファンファン大佐 より:

    まさかなぁ。ゴシップなのかと思ってたけど真実味がある話なのか。
    真相のほどはわからないけど。正直驚きました。
    この噂がほんとうなら、6GP様子見てやっぱり残留はないんだろうなぁ。
    お互いの気持ちが離れてしまってるんだものね。
    マルティンには腹をくくってドカティに挑戦してほしかった。
    正直なところマルティンがあのままドカティに残っていたら
    マルケスと互角の速さを持ってるんじゃないかって思っちゃうんだよね。
    レースに勝てるかは別だけど。
    もういちどドカに乗るってのも面白いけど。
    あっ! ペッコと電撃トレードってのは・・・

    ザルコさんにまたそんな悲しいうわさが・・・
    人間不信になっちゃうよ。

  5. dai-34 より:

    ザルコは年齢がネックで、どうしても2番手3番手な扱いを受けてしまうのかもしれない
    ザルコは今年の7月で35歳になる
    ロッシが38歳で優勝を成し遂げた時にペドロサが凄いことだと言っていたが、やはり30代半ばとなると能力が落ちて来るもの
    クラッチローが引退したのも35歳だし、結果を出していても年齢が足を引っ張ってしまう

  6. まんせる より:

    2026年までやってレギュレーション変更に合わせての27年に移籍でも良い気がするのですが、、、
    ケガもあり長期的な視点で考えたときにアプリリアでは心もとない、という結論なんでしょうか?
    よほどの甘いささやきがあったのか?
    アコスタと一緒にプラマック?
    解せぬ、、、

  7. 本マグロ より:

    なんか一昨年のマルクの件から契約途中でも破棄して移籍するって当たり前になって欲しくないな。これじゃ契約もクソも無いよね〜
    それで他のライダーが煽りを喰って出て行く形になるって良い流れじゃないなぁ〜押し出されるライダーかわいそう…
    前例作ったマルクも悪い。まぁ好きだけど

  8. maxtu より:

    今回はマルケスの契約解除とは違うでしょ
    リンスがHONDAから1年でYAMAHAに移籍したように契約オプション行使なので、筋がどうあれ契約の隙を作ったAprilia側にも非はあるはず
    ザルコ、ヴィニャーレスみたいにシーズン途中で契約破棄のようにスポンサーにとって最悪なパターンにならなきゃいいけど…

    今のところは一社がスッパ抜いて他紙が憶測で追随してる感じかな
    確実に言えるのはHRCルーカのシートが空くからザルコ、トプラク、アコスタ、マルティンら誰が収まるか?でしょうか
    HONDAが夏まで決めないと言ってる以上、ゴシップ好きな人は堪らんでしょうね

  9. ck1 より:

    小椋選手の今後の活躍次第ではKTMファクトリー昇格あり得るでしょう。トラックハウスはマシンは有償での貸与なので1台分は無償で、ライダー1名もKTMと直接契約とかにすれば当然OKだすでしょう。

  10. nav. より:

    全く分かりませぬね。
    バスティアニーニ辺りが好調だったらなぁと思います。
    ザルコは今の状態で御の字でしょう。
    8耐もあるし、アプリリアの不透明な将来に何の興味もないかと。

    それより、マルティンがホンダに行って良いことあるのかなぁ。
    巡り巡ってマルクのようにグレシーニに行ったりしてw

  11. 桑田裸郎 より:

    Sパルガロ「ホンダである程度稼いだらドカのサテライトに行ってそれからワークスに移籍する案はどう?」
    Мティン「後でBM役員のメアド教えて」

  12. ペペロンチンコ より:

    本マグロさん
    昔から珍しい話じょない
    大御所のロッシなんかドカからヤマハに出戻ってる

  13. ぐぅちゃん より:

    開幕前の転倒で、ほとんど走ってもいないのに、バイクが悪いと思っているようなライダーには、ホンダワークスに行って欲しくないな。開発途上のチームに相応しいとは思えない。

  14. jdm より:

    今回の件でマルクが悪いと断ずるのはあまりにも短絡的すぎるかと。

    そもそも契約に成績に応じた見直しや、早期離脱が可能となる条件が含まれてる以上、誰が悪いもクソもないでしょ。

    11年在籍したチームで奮闘したあげくの離脱と在籍約半年で自身の怪我でレースもほぼ消化できていない今回の離脱とでは背景も違いますし同列には語れませんよ。

  15. きゃめる より:

    アプファクトリーにはベスとアイちゃんで決めて貰い、成長できそうなホンダにチャンピオンが来て貰ってもいい。3シーズンいて結果残せていないミールの代わりでいい。

  16. 岸本ジョン より:

    マルティンとアプリリアは2年間の契約をしました。
    6回目のGP後にトップ5にアプリリアがいない場合は、シーズン終了時に契約を解除する権利を持ちました。
    この条項では、怪我、病気、パンデミックなどにより、ドライバーが6レースのいずれかまたは複数に参加できない場合、この条項は行使できません。
    第6戦が開催されるル・マンGPで、マルティンはアプリリアにレースに参戦できていないので、選択肢をさらに6レースまで延長することを伝えました。
    アプリリアにその提案をするということは、マルティンがチーム移籍をするのはほぼ明らかであり有力なのはホンダであることを示していますが、ほかのチームの可能性もあります。

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