『ドヴィツィオーゾ：ライダーにとっては精神的打撃…』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ（ドゥカティファクトリー）が、最近のTVインタビューで次のように語った。
【日々、どんな風に過ごしているの？】
「あいにく今は、通常、やっていることは自由にできませんからね。極めて制限された状態だけど、身体トレーニングには影響ありません。プログラムは変わりましたけどね。既に計画を立てて、開幕に向けてきちんと調整してあったわけだから。
まぁ、いずれにせよトレーニングを続けていくと言う意味では、何も変わりませんけどね。向こう1ヶ月は…もしくはそれ以上の間は現状と言うことなら、通常は時間がなくて続けていけないようなトレーニングを取り入れることができるでしょう。特定の部位に集中できるだろうし、ジムで細かく仕上げていくことができますよね。通常はレースの準備をしなければならなくなったら、そう言うことはやってられないから。全てはレース中心に回っていきますからね。準備から休養、静養と、すべてはレース中心に詰め込んでいくことになるから。
そう言うことで制限されないなら、トレーニング中心のリズムにして、細かい箇所に集中していけるでしょう。いついつまでに仕上げなければならないなんて気にせずにね。
そう言う違いはあるものの、とにかくトレーニングは続けてますよ。さいわい、1年以上前、自宅脇に倉庫を作ったんですよ…そこにマシンを置いて、あと、トレーニングジム代わりにも使ってるんです。私設ジムってとこですね。そこでトレーニングをして過ごしてるんですよ。
それ以外は、普段は出来ないような家の雑事をこなしたり、色々な物の整理をしたりしています。」
【TVもけっこう観てるの？】
「ちょっとがっかりしてるんですよねぇ。僕はモトクロスレースをけっこう観て研究してるんだけど…特にアメリカのを良く観てるんです。ところが、今はやってないでしょ。それでもインターネットでレース映像や、使えそうなテクニック記事を探してますけどね。
と言うことで、TVは観てます。まぁ、2輪レーサーが何かやってるとか、その手のネタを探すのも好きですね。」
【今回の緊急事態については、どう思っているの？】
「心境的には2つあって…1つは、ちょっとがっかりしてるってことですね。カタールはうちの得意コースだし、テストも上手く行ってたんで、自信もあり、開幕を楽しみにしてたんですよ。すべて上手く仕上がってましたから。
もう1つは、僕ら世界選手権ライダーについてのことなんですが…普段、僕らは日付から時間から非常に正確なスケジュールに慣れてるじゃないですか。もう何年もそれに慣れていて、他のスポーツよりも規則正しいわけですよ。だから、それが崩れ、現在のように不規則な状態になってしまうと、精神的な打撃になってしまうんです。規則正しく動くのに慣れているから、ちょっと不安定になってしまうんですね。
毎年、この日付までに調整していこう思い、それに合わせて完璧にこなしているわけだから、こうなってしまうとねぇ…。
始められないわけでしょ。まぁ、最悪なのは開幕が5月まで伸びてしまってることですよね。
僕らはレースに出るのに慣れていて、パフォーマンスの方に集中すべく、雑事を避け、なんでも大急ぎでこなすようにしてるんですよ。
ところが、今はまさに真逆の状態でしょ。いつもやってることが出来ないなんて、キツいですよね。
休養しようなんて気持ちにはならないわけで…とにかく、サーキットに行って、あれこれやりたい気持ちだけなんですよ。
とにかく、これが現状なんだから合わせていかなければならないんですけどね。」
【今のところ、シーズン後半に3連戦が2回あるが…】
「かなりキツいですよね。でも、それも自分がどれだけ速いかに依るんですけどね。好調なら、3連戦2回で連勝できる可能性もあるだろうし。そうでないと、通常よりも苦戦することになるでしょう。
その時、自分が技術的にどんな状態か、あと、チームや自分自身のフィーリングがどんな状態かに依るんですよ。
まぁ、正直なところ、今はスケジュールに目を向けないようにしてますけどね。開幕戦が決まったら、きちんと確認しますよ。
もちろん、あらゆる可能性を模索してくれてるんだし…ただ、あらゆる可能性が消えていってますけどね。だから、今はスケジュールについてどうこう考えても仕方がないでしょ。
ドゥカティと共に、今後は状況がどう変化していくのかを見守っています。他の国だってイタリアのようになりかねないわけですからね。
予測不可能な状況でしょ。あれこれ計画しても無駄だから。『この日、このサーキットで開幕するぞ』と言われたら、色々と判断していけるでしょうけどね。」
Dovizioso: "Questa situazione è una botta mentale per noi piloti": "Non avere punti fermi è strano, siamo abituati ad avere tutto scandito in modo preciso. Il doppio trittico sarà pesante, ma è ancora presto per pensarci" https://t.co/7nny5XyJ2M pic.twitter.com/o0YaWqlZdE
— gpone.com (@gponedotcom) March 15, 2020
（参照サイト google 翻訳：『Gpone』）
（参照サイト google 翻訳：『SKY』）
例のホールショットデバイス…ライダーによっては邪魔になるかもしれないって話は有料閲覧『note』で!!
