ロッシvsストーナーに火が点いた…5つの対決

さてさて…
すでに今年もオフシーズンに入り…
かたや引退までしていると言うのに…
先日から、すっかり再燃した勢いのヴァレンティーノ・ロッシvsケーシー・ストーナーであります。
んで…先日、イタリア大手サイト『Gpone』が、両選手のライバル心に火が点いた5つのレースを言うのを列挙してたんで、ご紹介しときますね。

モトGP『ストーナーvsロッシ：鍵となる5エピソード』

★2007年バルセロナ戦
ストーナー＆ドゥカティが最高峰クラスで初タイトルを獲得した年。3勝（カタール、トルコ、中国）をあげていたストーナー選手と2勝（ヘレス、ムジェッロ）のロッシ選手が、同シーズン初の競合いを繰り広げた。抜きつ抜かれつを繰返し、遂に最終ラップでストーナー選手が攻めに出て0.069秒の差でゴール。ロッシ得意のコースで、肉弾戦の末に勝利を収めた。
当時のロッシ選手のコメント。
「コースのあちこちで驚異的なオーバテイクを放ち、凄い闘いだった。ものスゴく面白かった。」

★2008年ドニントン戦
この前年にチャンピオンとなったストーナー選手は、カタール開幕戦1位と幸先のいいスタートを切ったものの、その後の6戦では表彰台から遠ざかる。しかしドニントン戦では、それまでタイトル争いを繰り広げていたロッシ＆ペドロサ選手を抜き去り、首位ゴールで挽回してみせた。しかし、ロッシ支持のイギリスファンからは歓迎されなかったようで、ウィニングランでも表彰台でも野次を浴びせられることとなった。
当時のストーナー選手のコメント。
「（観客に）酷い目にあわされた…一体、観客はどうしたいと言うのか？僕がレース観戦をしに来ているとでも？それか、誰かをいじめに来てるとでも？」

★2008年ラグーナセーカ戦
同レースでの競合いに関しては…一見したところストーナー選手の方が上だったとか、ロッシ選手の妨害戦術等々、何かと言われているが…コークスクリューでのオーバーテイクがあり、そして、その後に続くストーナー選手の不調（ブルノ、ミザノ戦では立て続けに首位を走っている最中に転倒リタイヤ）。とにかくラグーナセーカは後世まで語り継がれる肉弾戦の連続であり、その結果、ロッシ選手が1位となった。



当時、ストーナー選手がパルクフェルメでロッシ選手からの握手を拒む前に、次のようにコメント。
「レースに参戦するようになって以来、競合いと言うものはやってきたが、今日のハンドルさばきには常軌を逸したところがあった。」
当時のロッシ選手のコメント。
「これがレースだ…こう言うこともある。」



★2010年ザクセンリンク戦
2008〜09年にはストーナー＆ドゥカティの戦闘力に陰りが差し、タイトル争いも儚い夢と言った状態だったが、ドイツ戦では手負いのロッシ選手（ムジェッロ戦で負傷し、同ドイツ戦で復帰）を最終コーナーでアグレッシブに抜き去り一矢報いている。
当時のロッシ選手のコメント。
「ストーナーは僕の姿が目に入った途端、強い走りを始めた…僕を抜くのにモチベーションを上げたのは明らか。最終コーナーで抜かれた後、僕はラグーナセーカの時の彼みたいに怒る真似をして見せたんだけど、すぐに冗談だよってジェスチャーを送っといたんだ。もしこれが反対だったら、ラグーナセーカの時みたいに愚図つかれたんだろうなぁ。」

★2011年ヘレス戦
同年、ストーナー選手はホンダへ移籍し、ロッシ選手の方はドゥカティへと移った。シーズン2戦目のヘレスはウェット・レースで、ロッシ選手は表彰台はおろか1位も確実と言った気配。しかし、グリッド12位からのスタートで驚異的な追い上げを見せていたものの、最初のハードブレーキングでやり過ぎ…ストーナー選手を巻き込んでの転倒。ロッシ選手は再スタートが切れたものの、ストーナー選手はそのままリタイヤへ…そのまま、コース脇に留まりロッシ選手へ皮肉を込めて拍手を送った。

レース後、ピット内でも論戦は続き…HRCピットへと赴いたロッシ選手はヘルメットを被ったまま謝罪。対するストーナー選手は、こうコメントして非難した。
「君が肩を痛めていてくれて良かったよ。多分、野心の方が才能を追い越してしまったみたいだね。」



（日本語翻訳：La Chirico / 伊語記事：2010年12月13日 Gpone記事より抜粋）

いや〜でも…ホント…
この勢いで、ストーナー選手が戻って来てくれると良いですねぇ。

しかし…
昔は…こんな和やかなツーショットもあったと言うのに…

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