MotoGP

カル・クラッチロー『タイミングが悪かった』、ブラッドリー・スミス『やっと話題にされなくなる』

さて、今年の夏休みはカリフォルニアのサンディエゴ近くで過ごしていると言うカル・クラッチロー選手。
ドゥカティ移籍後の初インタビューが出てましたんで、ちょこちょこっと抜き出してみました!

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★ドゥカティ移籍を公表したカル・クラッチローのコメント。

「ヤマハ・オフィシャルチームのポストはもう埋まっていて…ホルヘ(ロレンソ)とヴァレンティーノ(ロッシ)が希望するなら、(2人は)2014年以降も残留するだろうって言われました。でも、(ヤマハに)腹は立ててないっすよ。ヤマハじゃ、上に上がっていける可能性が僕にはなかったってわけっすよ。タイミングの悪い時に、タイミングの悪い所に居てしまったわけでね。これが別の年ならオフィシャルチームまで上れたって信じてます。どうにも出来ない事だし、とにかく本当に感謝してます…僕のキャリアの為に色々としてもらいました。

ドゥカティではオフィシャルライダーとして100%のものを与えてもらえると信じているし、僕もドゥカティのために100%の力を出すって事は分かってくれてます。自分の100%の力で、将来的には上位争いをするのに充分だろうと信じているし…1年目の第1戦からって訳じゃなく、先に向けてって事っすけどね。クラウディオ・ドメニカーリ氏(ドゥカティCEO)が、僕をドゥカティに移籍させるのに色々とやってくれて、僕に対し尽力してくれてるんでね…こっちからもお返ししなきゃ。

マシンは…現時点では他のところに比べ厳しいのは明らかだけど、でも、チャレンジするのが楽しみですよ。自分がどこからスタートし、こんな短期間でモトGPのどこに辿り着いたかを思えば、当然、まだまだ高い戦闘力でやっていけるって思っていられるでしょ。」

(Source:2013年08月03日 MCN記事より抜粋)





テック3チームのマネージャー、エルヴェー・ポンシャラルさんとも揉める事なく、円満移籍だったそうですが…
さて、クラッチロー選手の去就がはっきりして喜んでいる方が、もう1人おりましてね。
もう、ずっと同じ質問されっぱなし状態だったんだそうですぞ。

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★クラッチロー選手のドゥカティ移籍公表後、ブラッドリー・スミスが『MCN』サイトのインタビューに次のように語った。

「僕の考えでは…正直なところ、(2014年のテック3の自分のシートが)危ないかもしれないなんて思った事はないです…ただ、100%ではなかったかもしれないけど。確かに、僕の解雇が取り沙汰された会議は何回かあっただろうけれど、直接、僕に対してと言う意味では常にはっきりしてました。この件についても、関連した事柄についても、僕の耳には入ってこなかった。ただ、この手の事を僕から遠ざけておくのもチームやマネージャーの仕事ですから。
いつもの質問に答えなきゃって考える必要もなく、自分のポストは絶対なんだって思えるんだから、シーズン後半も集中していけますね。
ラグーナセカ戦はあまり愉快なものではなかったですよ…インタビューの度に同じ質問でしたからね。今後、テック3チーム全体が常に話題に晒されないのは良い事だし、後半戦に集中していけますよね。」

(Source:2013年08月03日 Motoblog.it記事より抜粋)

ちなみにクラッチロー選手とスミス選手のマネージャーってボブ・ムーアさんて方でして…
あの、つまり、同じ人が兼任してるんだそうです。
今回はさぞや大変だったんじゃないかと思いますが、スミス選手はムーアマネージャーさんについて、
「大変だった時もあったはずだけど、(両選手の件を)100%はっきり分けて、きちんとやってくれた。」と言っとります。




あとは今年の後半戦だな!!クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. stan より:

    今のM-1はもちろんチャンピオンマシンであるが、それが、どれほど速くて乗りやすいかは、
    B スミスの成績がそれを一番証明している。
    クラッチロはヤマハから育てもらい、散々マシンを壊し、少し上位に顔を出すようになったので、もうヤマハにバイバイ。
    B シーン以来とせっかく英国のファンを喜ばせていたのに。
    この決断が、英国のファンと、自身にとって良いものであれば、それにこしたことはないが。
    この乗り換えにはもっと別の理由があるのでは?

    • ポッキー より:

      それはあまりに反クラッチロー的な見方だと思います。
      クラッチローだって好きで転倒していたわけではありませんしもっとヤマハでいいパッケージを得て成績を伸ばしたかったはずです。
      しかし彼の言ったとおりタイミングと相手が悪かったと思います。
      私としてはクラッチローはヤマハを踏み台にしたというよりは、ヤマハに梯子を外されてしまったというほうがしっくりきます。

    • Jonny より:

      お笑い好きなのが容易に想像出来ますが「M-1」では無く「M1」ですね。
      勿論、YZF-R1も「R-1」ではありませんよ。

      スミスの成績もプロトタイプなのに、CRTのエスパルガロに僅差ですが総合ポイントで
      負けてる体たらくですが…。

      クラッチローだって、ここ4年をヤマハと契約してただけなのに「育ててもらい」は
      言い過ぎなのでは?プロならワークス入りを望むのは当然だし、そのシートが現状では
      ドゥカティしか空いてなかっただけでしょう。

  2. アッシュ より:

    移籍はサラリーが大きな要因でしょうね。噂では現状の3倍以上の契約金提示だったらしいじゃないですか。プロである以上、高い評価をしてくれるトコに行くのは当然でしょう。ポルもヤマハにドアを開けてもらうの待っていたようですし。カルとしては移籍以外のオプションが意外に少なかったように感じます。

  3. アッシュ より:

    「スミスの体たらく」ってのが気に障るなぁ。同じようにMoto2から上がって来たマルケスがあの活躍だから確かに多少霞んで見えちゃうのは事実。でも比べられてるアレイシは若いけどMotoGPクラスでの経験がある。プラマックでサテライトドゥカティを駆っていましたよね。まぁ一度同じフィールドに立ってしまうと、戦績がハッキリしますから致し方ないけどね。一般論から言えば速いバイクは操縦が難しい。単純にストレートで15km/hのスピード差があったとして、コーナー進入でこんだけスピードが違えばそりゃまとめるのが難しくなるのは当然なんじゃないかな?。Moto2よりMoto3の方がコーナリングスピードが高いのと一緒かな?。極端な例だけど。

    • Jonny より:

      スミスは去年Moto2で未勝利。たった3回だけ表彰台に上がっただけだし、ランク
      だって9位程度なのに今年はヤマハのサテライトでMotoGPクラスを走ってるのは
      世界の7不思議レベルだと思いますよ。それ以前の実績もパッとして無いですし。
      なのにマルケスと比較したら霞むどころか透明人間状態でしょう。

      Moto2ですらスミスより速いライダーが何人もいると思えるのに、何でスミス?と
      思うのはごく自然でしょう。現に今の成績がそれを物語ってます。

      あ、別にスミスが嫌いって訳じゃ無いですよ。客観的な感想のつもりです。

  4. stan より:

    日ごろはコメントする人とてまばらな、せっかく管理者が作ってくれたこのモトGPファン交流の場でしたが、わたしの短いコメントから、意見噴出、俄然、活況の呈ですね。
    人にはそれぞれ多様、固有な見方、意見あり、この多様なものへの寛容こそ民主主義であります。
    そしてさらに今回のような、活発な意見の表明こそ、モトGP好きにとっては朝起きたらまず見ないと一日が始まらないほどの、貴重かつ素晴らしいこのサイトもますます活性化してくるというものではないでしょうか。
    幸いどの方も無類のバイク好きの様子、そして心までもが優しい方ばかりだったのには勇気づけられました。
    これを契機に様々な意見や私見で、もっともっとこのサイトを盛り上げ、バイクレース、バイク好きを日本に増やしましょう。

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