MotoGP

ロレンソ:ペドロサ、ストーナー、マルケス、ロッシの中で、誰が一番倒しにくい?


『ロレンソ:生涯ヤマハ』

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★ホルヘ・ロレンソがイタリア衛星放送『SKY』のインタビュー番組(10月6日放送)で、次のように語った。

【ロッシ選手との関係が改善したのは、どちらのお陰?】
「僕らがここにいるのは結果をだし、勝つためだと常に思ってきました。仲間とできるだけ上手くやれた者が勝つ『ビッグブラザー』のようなTV番組とは違うんだし、パドックで社交的に振舞って、友達作りをするような時間はないと思ってます。パドックには勝つ為に…勝てるよう改善するために入るんです。でも、同じチームにいて、同じマシンを共有する選手に対し、きちんとした態度を取るのも大切でしょ。良好な関係にあり、会話もスムーズならば、改良し、成長していく事もできるんだから。自分の手応えと、チームメイトの手応えを比較検討できる事もあるのだし。僕とヴァレ(ロッシ)で、もの凄いチームになってると思うんですよ…才能やコースでの走りっぷりでだけじゃなく、経験からもね…この経験ゆえに、ヤマハに対して最高マシンを作るにはどこを改良すれば良いかが言えるんです。」

【ペドロサ、ストーナー、マルケス、ロッシの中で、誰が一番倒しにくい?】
「4人とももの凄く強いんですが、一番倒しにくいのは…絶対にヴァレとマルケスですね。2人とも絶対に負けまいとするし、全レースで優勝を狙ってきますから…順位がいまいちな時でも、得意なコースじゃなくてもね。ペドロサとストーナーは…2人とも際立って速いんですが、週末の間、何かトラブってたりしたら、2〜3位を取ってポイント獲得の方を選んできますね。マルケスやヴァレはオーバーテイクの名手だから…絶対に諦めないし、レースではいつも勝とうとしてきます。2人ともタイプは違うけど、レースで1対1で戦うことになったら、やっぱり一番倒しにくいのはヴァレとマルケスですね。」

【ヤマハ以外のマシンにそそられる?】
「ライダーなら、他のマシンを試してみたい気持ちがあって当然でしょ。単純に自分のマシンより速くて戦闘力の高いマシンをね。ただ、人生で信頼ってものをけっこう信じてるんですよ…困難な時期に信頼してくれる人がいたら、こちらも応えなければならない。2009年と2012年に、他のマシンに乗るチャンスはあったんですが、最終的に(ヤマハ)残留を決めました。僕自身の自信もあったし、金銭的な面もありました。かなり戦闘力の高いマシンを提供してもらえると言う面もあった…そこが一番重要ですよね。僕ら全員、勝つ為にここに居るんだから…僕もヤマハもね。それ以外には人間関係もありますね…チームと上手くやっているかどうかですよ。今、言った…信頼の問題は本当に重要で、それ故にいつもヤマハを選んできたんです。このチームで生涯続けたいですね…モトGPクラスでずっと同じチームだったって言えたら素晴らしいじゃないですか。そう言える選手って僅かしかいないんだから。」

【2013年のヴァレンシア最終戦の思い出は?】
「悪い記憶ってわけじゃないですよ…モトGPクラスで総合2位って言うのは重要なゴールでしょ。もちろん、1位と2位を取ったなら、3位も取りたいわけで。たとえ取れなくても、大騒ぎするような事じゃないですけど。確かにトップではなかったが、転倒2回にケガを2回と鎖骨骨折を負ったシーズンで、8勝をあげて、首位マルケスに僅か4ポイント差で締めくくれるなんて信じられないような事ですよ。タイトルを取るのに重要なのポイントの積み重ねではあるけれど、でも同様に、どう言うレースをこなしてきたのか…どう言う風に戦ってきたのかが重要なんであって…後悔するような点は皆無ですよ。」
2014年10月05日Motosprint記事参照)



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POSTED COMMENT

  1. りゅ より:

    時間が解決してくれたってのもあるんでしょうなぁ・・・

    一度離れた事で二人共練れたってとこですかね。

    それに言うじゃありませんか

    「会えない時間が愛育てるのさ」ってww

    ・・・

    ・・・

    古いにも程があるってかい?

  2. XFJR1300 より:

    確かにロレンソ、ロッシと偉大なチャンピオンが同じチームにいるので、マシン開発はより盤石になると予想していたけど、今シーズンについてはテストからタイヤが合わない等苦戦していましたよね…。開発は我々が想像するより大変なことだと思うけど、タイヤは全メーカー同じ条件だからヤマハが失敗したとしか思えない。昨シーズンの調子から考えて今年はロレンソが勝ちまくると思っていたけど、結果はマルクの連勝街道。今のところマルクに勝てるのはロレンソしかいないし、そのロレのマシン開発が失敗したらこのようにホンダの独り勝ちという残念シーズンになってしまうことは容易に想像できた。残りの4戦と来シーズンは頑張れYAMAHA!!!

  3. Go より:

    ホンダがヤマハより優れているのはパワーだけでなくライダーに対し車体が鈍い(必要のない反応を抑える)か電子制御が行き届いているので ライダーの感覚でタイヤまでの情報がヤマハの方が感じられやすく ホンダだと車体の制御で感じにくいのではないのでしょうかね、 主観的なことなのですが以前より市販車で積極的に速く走らせようとするとホンダの方がバイク任せにするほど怖くなくて速いです ただオンザラインというか走行ライン決めていくと(一般道での)パニックには弱いという印象です

  4. のなめ より:

    並いるテクニカル分析官の前で語れることはありませんが、タイヤマッチングに関して一言二言。

    飲み仲間BS山田さんに対する修平のこんなささやきが効いたのかもしれません。

    「フィリップアイランドズルズル駄目駄目だったんだからタイヤちょっと硬くした方がいいんじゃない? 山田ちゃん市販車のタイヤ全部バトラックスにしちゃおうかなーなんてねウフフ」

    上は全くの冗談としても、ヤマハ開発陣も2013タイヤの発展形を想定していたのでタイヤの変貌ぶりに泡食ったというとこなんでしょうね。
    フィリップアイランドのテストがなまじ良かっただけにそれが仇となったのかも。
    というわけで豪州グランプリは勝てそうかな?

  5. motobeatle より:

    ロレンソは精神的にすごく大人。
    そして分析力に優れている。
    自分にも他人にも。
    これで実力が伴っているんだから、ロッシが脅威を抱いたのも分かる気がする。
    本当、F1のプロストみたい。

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