MotoGP

マルケス『たとえロッシが忘れたくなくても…』

『マルケス:たとえロッシが忘れたくなくても…』

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★マルク・マルケスがバルセロナで行われたドキュメンタリー映画『From Cervera to Tokyo』の特別上映会に出席した。

★同映画は2016年チャンピオンとなったマルケス選手の軌跡を描いたもの。

★マルケス選手のインタビュー。

【ヘレステストで脱臼した方の具合は?】
「けっこう良い感じですよ。けっこう早く治っていってます。ある意味、今回は『良い肩』の方だったんで。つまり、いつも左肩を脱臼してしまうんですが、今回は右だったんですよ。カタールテースト(3/10〜12)にはほぼ100%の状態で挑めると思います。もう既にマシンに乗れるような状態だから、なんの問題もないでしょう。ちょっとギョッとしましたけどね。『警告アラーム』みたいな感じでした。」

【ヘレステストはどうだった?】
「ポジティブな評価でした。とにかく、ヨーロッパスタイルの小ぶりな…直線コースの少ないトラックでどうなるのかを確かめるのが目的だったから。なかなか良かったです。最終日の転倒が玉にキズでした。気温が下がっていたんですよね。冬は仕方がないです。タイヤが冷えちゃって、転倒してしまいました。でもテスト自体はけっこうポジティブなものでした。改善すべき点はあるけど、今時点のレベルは悪くはないから。」

【なぜヘレステストでの転倒が警告アラームなの?】
「そう言うわけでもないんですが。今年のプレシーズンでの初転倒だったんですよ。今年のプレシーズンはあまり転倒していなくて…そんななかでの転倒だったからギョッとしてしまって。警告アラームみたいなもんです。転倒少なく、速い走りをしていきますよ。常に全力疾走していかなければ。」

【肩は手術が必要?】
「悪い方の…左肩の手術は検討してます。ただ、今回は上手いこといったんで。腕全体を強打し、肩が外れていなかったら、また別の話だったんですけどね。手術は検討してみます。ただ、専門医からはまだ手術のタイミングではないと言われているんで。スポーツジムで努力しますよ。僕はヘレスで数え切れないぐらい転倒をし、砂利の上を何度も転がっていってるんです。そのうちの1回で肩をやっちゃったんですね。」

【直接のライバルは誰になりそう?】
「いつものメンバーですね。ヴァレンティーノ(ロッシ)に、ペドロサはまずまずってところだけど好調だから。ボックスにいて、見ていて分かりますね。もしかしたら、ドゥカティ機のロレンソと新顔のマーヴェリック・ヴィニャーレスも出てくるかもしれない。」

【ヴィニャーレスもチャンピオン候補だと思う?】
「ヴァレンシアテスト以降、明白ですよね。昨シーズン、レース優勝をし表彰台に上がっていた選手がヤマハみたいな戦闘力の高いマシンに乗ったら明白でしょ。プレッシャーはあっても、やる気も勝つ気もある才能豊かな選手なら、はっきりしてるじゃないですか。」

【フィリップアイランドテストでヤマハ機はどうだった?】
「前とかなり似た状態でした。もしかしたら、エンジンにプラスアルファがあるかなぁ…ちょっと馬力が上がったような。トップスピードが良かったんですよ。フィリップアイアランドではもう欠点はなかったですね。 あと、マーヴェリックはロレンソとは100%違うスタイルだし。」

【ロレンソ選手は今年のタイトル獲得はないと言っていたが…貴方もそう思う?】
「思いません。計算上はっきり除外されるまでは、そうは思いません。多分、ヤマハの時のようにプレシーズンで上手くいってないからじゃないんですか。でも、カタールでのレース優勝は決して夢物語ではないでしょう。ドゥカティ機もロレンソも、あそこは好調だから。ただ、最終的にはシーズンを通してずっと安定していなければならないけど。」

【今年のホンダ機は去年よりどのぐらい良いの?それから、ロッシ選手が『ロレンソはマルケスより嘘くさくない』と言っていたが本当?】
「(笑)最初の質問のほうが答えやすいですね(笑)。今年のホンダ機は、去年のシーズン終了時のホンダ機と共に最高ですね。去年の今頃、うちはかなり引き離されて、ロスしてしまってたんですが、今年はもうなかなかのベースからスタートできてるんで。
2つ目の質問については、以前から言っている通り、たとえ彼が忘れたくなくても、僕の方ではもう忘れてしまいましたから。」

【同ドキュメンタリー映画に関連して…日本人スタッフらの反応で一番驚いたことは?】
「コツを心得てないといけないんですよ。本当に注意していなければね。(日本人スタッフらには)とっさの反応とか、ないこともあり得ます。でも、少しずつ道を見つけてくれました。今年は大きな一歩を進んでくれて…大きく変えてくれました。2年前からずっと作業を進め、諸々をふるいにかけてくれていたんです。結局、彼らのことを信用すべきなんですよ。選手が不満足なら、いつだって(チームを)変えられるわけですからね。でも、僕はホンダに大満足なんです。少しずつ、僕らは本当に素晴らしいベースを作り上げてきました。」

(2017年03月03日『AS』記事参照)


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