『ヴァーミューレン:ロレンソのドゥカティ移籍はロッシと金のため』
★クリス・ヴァーミューレン元選手(オーストラリア出身)は、2004年にSBKデビュー。2006〜2009年までモトGPクラスにフル参戦し、2010年にはSBKに戻った。
30才で引退し、現在は『FOX TV』のコメンテーターを務めている。
★ヴァーミューレン元選手はウェットコンディションを得意とし、2007年のモトGPル・マン戦ではスズキ機で優勝を遂げている。なお、スズキにとっては7年ぶりの優勝だった。
★ヴァーミューレン元選手が数日前、独『Speedweek』サイトのインタビューでホルヘ・ロレンソのドゥカティ移籍について触れた。
「ホルヘはヤマハ残留も可能だったでしょうね。おそらく参戦選手の中でも最高の技術パッケージが提供されただろうし。ただ、ヤマハでは既に3回タイトルを取り…別のマシンでも勝てるかどうか自問してみたのでしょ。我々はホルヘのことは良く知っているわけで…金でモチベーションは大いに上がるでしょう。彼を説得するには、1250万ユーロ(約15億940万円。※ドゥカティでの年収)と言う要素が大きかったでしょうね。」
【ドゥカティ移籍の理由は他にもある…】
「ホルヘはリザルトにも関心があったでしょうね。複数のメーカーでタイトルを取っている選手はそう多くはないから…例えば、ヴァレンティーノ・ロッシとか。ホルヘは、この限られたエリート集団の中に入りたいのでしょう。それに、もしドゥカティでタイトルを取ったなら、ヴァレンティーノには無理だったことを成し遂げたことにもなる。ホルヘの目的は明瞭ですよ。ただし、長い道のりにはなるだろうけれど。僕としては、ホルヘにはドゥカティでタイトル争いができるようになって欲しいですね。」
【ロッシ&ヴィニャーレスのチームワークはどうなると思う?】
「マーヴェリックは総合順位の上の方で戦っていくでしょうね。迷いがありませんから。テストとレース本番は別物だけど、かなりの確率でヤマハは両選手ともタイトル争いに加わっていくでしょう。
まぁ、マーヴェリックがヴァレンティーノの前に出だしたら、なにかと変わっていくでしょうね。それは確かですよ。」
(2017年02月24日『Motoblog.it』記事参照)
(2017年02月23日『AS』記事参照)
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