MotoGP

マルケス談その1『去年はベースがあったけど、今年は模索中』

『マルケス独占インタビュー:うちのチームはアンタッチャブル』

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★マルク・マルケスがオースティンで、『Motorsport.com』の独占インタビューに答えた。

【マシン自体は今年の方が好調だが、去年のオースティン戦後は21ポイント差で総合首位に立っていたのに、今回はレース優勝したにも関わらず、総合首位のロッシ選手と18ポイント差で3位だが…】
「なんとも説明しがたいんですが…去年の開幕前は今年よりも酷かったけど、最初の2戦が上手くいってたからですかねぇ。まぁ、今年はこうなるんじゃないかって危惧してたんですけど。新しいエンジンに色々と合わせていかなければならなかったんで。エンジンだけじゃなく、セッティングもかなり違ってるんですよ。2016年版の方はちゃんとベースがあったんで、どこのトラックでもそれに手を入れていけば良かったんです。だけど、今年はまだそのベースが見つかってないんですよ。
カタールでは表彰台争いができるぐらいの戦闘力だったけど、色々な状況から叶いませんでした(※4位)。アルゼンチンでは首位を走行中に転倒しちゃったんですよね。」

【つまり、実際の総合順位よりは状況は良いと言える?】
「そうだと良いんですけどねぇ。ただ、マシンは昨シーズン終盤のレベルのままで、改善されてはいないんですけどね。うちより良いマシンのところもあって、違いを見せつけてるでしょ。うちは100%の走りはできてないから。アッという間にミスしてしまうし。」

【アルゼンチン転倒は自身のミスと認めつつも、決して限界は超えていなかったと主張していたが…】
「アルゼンチンの転倒は奇妙でした。いまだに何がどうなったのか分からないんですよね。どこが限界なのかを探ろうと、セッティングに手を入れてるところなんですよ。ホンダとヤマハの転倒の数を比較するだけで明らかでしょ。うちは3倍だから。これはマシン評価に反映してきますよね。うちはブレーキングでタイムを挽回しなければならない。そこが一番の問題だし、ライダーの力量にかなりかかってくるんですよ。うちが苦戦している加速では、転倒はほとんどありえないから。」

【もし前に出ようと思ったら、リスクを負わねばならない?】
「その通りです。去年もそう言う状況だったから。そして、去年はまだベースがあって、そこから始めれば良かったけど、今年はまだ模索中ですから。」

【2015年はリスクを負って走り、去年はもっと慎重バージョンのマルケス選手だったが…現在は?】
「今は、2016年バージョンのマルケスに出てきてもらわないと。アルゼンチンでは2015年バージョンで行ったら転倒してしまったから。まだリスクを負える状態じゃないってことが証明されましたね。ポイント獲得の方を考えるべき時もありますから。良いレースは、今後、できるでしょうからね。」

[ 後半に続く ]

(2017年05月02日『Motorsport.com』記事参照)


去年と比べるとホンダ機は好調なんですが…
それでも、まだまだヤマハの方が上なんだとか。クラッチロー選手も、そう言っております。
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●ホンダ好調、ペドロサが救世主?
・マルケス余裕:タイヤ選択OK、レース作戦OK
・マルケス、ヴィニャーレスへのプレッシャー克服?
・ホンダ絶賛成長中、でも、ヤマハ機の方が上
・ペドロサ好調でホンダのマシン開発も好調

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