ロッシ『新しいチャレンジにワクワクしてる！』2021 カタールテスト

『ロッシ：新しいチャレンジにワクワクしてる！』

★3月6日、カタールテスト初日でヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハ・ペトロナスＳＲＴ）が14位だった。

★ロッシ選手のコメント。

【ヤマハ・キャリアにおいて、初のプライベート参戦が始まったが…】
「今朝、サーキットに着いた時、新しいチャレンジだって思ってワクワクしたんですよ。もう、すべてが新しいわけでしょ…おかげで、モチベーション上がりまくりでね。
まぁ、最終的にマシン自体はファクトリーと同じ最新機なんですけどね。」

【どんな雰囲気？】
「ピットボックス内は熱気ムンムンで、皆、実に優秀ですね。当然のことながら、これから深く知り合っていかなければならないし、役割担当もはっきりさせないと…例えば、誰がマシンやボードにステッカーを貼るかとかね。とにかく、雰囲気は最高ですよ。」

【ピットボックスの左側はフランコ・モルビデッリが陣取ったようだが…】
「そうですね。これまでのキャリアで僕はずっと左側だったんで、可能ならばそうできないかと頼んだんだけど、ウィルコ・ズィーレンベルグ（チームマネージャー）から『フランコはこのチームでもう3年目だから、そのまま左側を使わせてやるのがチームにとっても重要なことだ』と説明されたんですよ。
もちろん、僕の方は問題ありません。右側でも全然OKなんで。」

【モルビデッリ選手が『ピットボックス内で、ロッシが大声を出しているのを聞くのが楽しい』と言っていたが…】
「ピットボックス内では耳栓をしてるんで、自分がどれぐらいの声で話してるのか分からないんですよ。まぁ、確かに叫んではいますね。もっと気をつけないと…。
フランコの方は、もうね、最高のチームメイトって感じですよ。僕ら、いつも一緒にトレーニングしていて、あらゆるマシンで勝負しまくってるじゃないですか。
ピットボックス内で一緒にいられるのは良いもんでね。今日も、かなり強い走りをしてましたよね。」

【今日のテストはどうだった？】
「なかなか良い滑り出しでした。まぁ、60周回前後もするような長い一日を送っていると、色々なことがあって…最終的なタイムに影響もしてきますからね。例えば、いつ、どう言う状況で新タイヤを履くか？とか、今、何を試している最中か？とかね。
もちろん、フランコは速かったし…他の選手については知りませんけどね。テスト中は、とにかく自分の作業に集中しなければならないから。」

【新フレームは試してみた？】
「ええ。でも、5〜6周だけね。従来のフレームの方に集中したかったんで。明日は色々と比較テストをする予定だけど、とりあえず第一印象は悪くなかったですよ。
ただ、あいにく、ここはフレームの良し悪しを判断するには、あまり良いトラックではないんでね。まぁ、それでもとにかく、ここで試さないことにはね…。」

【ヤマハはなかなか密な作業をしてきたのでは…】
「そうですね。懸命に作業してくれたようで…試すべきものが、ちょっとあったから。同じトラックで計5日間のテストですからね…分担作業でやっていけるでしょう。」

【モトGPクラスが、年々、若返ってきているが…】
「まぁ、26シーズンもやってたら、スポーツ選手のキャリアって言うよりは人生そのものみたいなもんだから…。
いまや超ハイレベルになり、強豪選手も大勢いるけど、でも、僕も好調だし、モチベーションも高いですよ。冬期間中はハードにトレーニングしていたし。アプローチはいつもと変わりません。」

【異父弟ルーカ・マリーニの走りは見た】
「いいえ、遭遇しなかったんで。モトGPクラスでは、そう言うのを事前に決めておくのは難しいんですよ。でも、テストが終了するまでには一緒に何周か走ってみたいと思ってます。」

【マリーニ選手によれば、いつも母ステファニアさんから技術的な質問をされるそうだが…】
「そうなんですよ。あの人は質問責めにしてくるから。聞いていて面白いんですけどね。僕なんかより経験豊富だから。だって、まずはグラツィアーノ（ロッシ父、元プロレーサー）のレースを観戦し、それから僕のを、そしてルーカの観てるわけでしょ。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

ロッシ選手のVR46チームは、本当にモトＧＰ参戦するのか？って話は、note『VR46はモトGP参戦するのか？グレジーニチームはどうなるのか？』でどうぞ！