MotoGP

マルク・マルケス『調子が良いようなら攻めの走りでいく!』2022ポルトガルGP

『マルケス:調子が良いようなら攻めの走りでいく!』

★先のアメリカGPでパドック入りした際のマルク・マルケス(ホンダファクトリー)は、心身ともに万全とは言えず、自身でも疑念を抱えているような様子だったが、今回のポルトガルGPは実に落ち着いていて、好調感を漂わせている。

★4月21日、ポルトガルGPの木曜会見でマルケス選手が次のように話した。

「アメリカズGPのレースはポジティブでしたね…目標は自信を取り戻すことだったんで、達成できたでしょ。あと、レースウィークエンドのアプローチと言う意味でも、妥当だったし。
まぁ、レース自体は6位で終わってしまったけど、上手いこと追い上げ、他の選手とも良い競り合いができてたから。もちろん、望みはもっと高かったんですけどね。
あいにく、スタート時にマシンにトラブルが生じてしまって。でも、重要なのは何が起きたかをホンダがきちんと把握し、今後に向けて問題を解決できたってことだから。」

【今回のポルトガルGPについては?】
「2020年のヘレス戦で事故った後、1年前にここで復帰した時は感動的でした。もちろん、今回は全然違う状況ですけどね。
ここのトラックのことはあまり良く知らないし、レースでは1回しか走ったことがないもんだから…(※昨年の同サーキット2戦目は複視再発により欠場している)。
オースティンでの作業を続け、戦闘力をさらに上げ、マシンについての理解をもっと深めていかなければ。ウォームアップまでやらないことには、自分達の本当の実力は見えてこないだろうし。」

【ここのトラックは好きなの?】
「好きですよ…良いコースですよね。アップダウンが豊富で、通常とはかなりタイプの違うコーナーがいくつかあるし。
ここで無駄のない走りをしようと思ったら、各コーナーの傾斜具合を読み解き、スムーズなライディングをすることなんですよ。マシンと格闘しているようでは、苦戦するでしょうね。
僕としては新ホンダ機の理解を深め、ヨーロッパの各サーキットにいかに上手く合わせていけるかが鍵になるだろうと思ってます。」

【アメリカズGP決勝戦でのスタート時のトラブルと言うのは、具体的にはどんなものだったの?】
「僕の口からは言えません。ホンダに聞いてみて下さい。」

【起きてはいけないことが起きてしまった…?】
「ホンダからモトGP参戦して10年経つけど、レースで技術トラブルが起きたなんて初めてだったんですよ。でも、チームには『こう言うこともあるさ…』って言っておきました。
これまで僕もたくさんミスってきたけど、チームからとやかく言われたことは一度もないんで。良い時も悪い時も、僕らはチームですから。」

【今回のレースはどんなアプローチで行こうと思ってるの?】
「オースティンの時と同じです。トラックに出て、調子が良いようなら攻めていきます。
オースティンでは身体に無理をかけられない状態だったけど、今回は調子が良いんでイケるんじゃないかと思ってます。
まぁ、セッションが始まってみないことには、どんなアプローチでいけるかなんて分からないんですけどね。」

【ここ2年間、モチベーションを高く維持するのは大変だった?】
「毎回、表彰台に上がってる時は簡単だけど、僕みたいにケガの療養が長く続くと、好調だった時の感じを思い出しては、なんとかそれを取り戻そうと懸命に頑張るもんなんですよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. nail より:

    マルクって本当にチームやマシンにあからさまな文句言わないし、
    ポジティブな形になる様にコメントを出すよね。

    「良い子ぶってんじゃねぇ」って言う人も居るかもしれないけど、
    こういう面でもプロ意識を感じられるのが好きだわー。

  2. リャオ より:

    2年間怪我で苦しんでいる中での技術トラブルですからね。文句の一つも言いたいでしょうに素晴らしいプロ意識です。
    次戦で結果が出て欲しいです。

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