MotoGP

ロッシ、ハイサイド転倒を説明『時速150kmで4輪車のサンルーフを開けたような…』

『ロッシ、ハイサイド転倒を説明:時速150kmで4輪車のサンルーフを開けたような…』

★2022年10月末、Youtubeアカウント『Geopop』が、ヴァレンティーノ・ロッシ(43才、2021年末に引退。モトGP7回総合優勝)のインタビュー動画を公開した。

★ロッシ元選手は同動画で、二輪レーサーがコーナーでバンクする際の物理的な動きについて話している。

【コーナーで、どう言う風に曲がっていくものなの?】
「マシンは曲がっていくけど、乗ってる方はそれがなぜなのか分からないもので…実際のところ、マシンはハンドルで操作されてるんだけど…でも、乗ってる方はそれに気づかないんですよ。
左折するにはハンドルを反対の方に…右側に回してるってことに気づかないんですよね。」

【ハイサイド転倒で、なぜライダーはあんなに高々とふっ飛ばされてしまうものなの?】
「マシンを倒しすぎて、なおかつアクセルを開きすぎてたりすると、タイヤのサポートが最低限となり…ショックアブソーバーのばねが下がり、カタパルトみたいに飛ばされてしまうんですよ。
マシンに乗ってる方は、最後の瞬間まで転倒せずに持ちこたえられるんじゃないかって手応えなんだけど…でも、バフっと来たら、もうふっ飛ばされ、ケガするわけでね。
さいわい、最近は加速時の転倒が減ってきていて…トラクションコントロールがサポートしてくれるんでね。
ただ、コーナー進入の際にアクセルと閉じた時なんか…それもけっこう危険で、深刻な転倒になってしまうんですよ。僕はムジェッロのビオンデッティコーナーででやって、ケガをしてしまったんですよね。」

【高速走行中の転倒と言うのは、どんなものなの?】
「高速で走ってる最中にハイサイドを起こすと、放物線を描いて宙を飛んで行くんですよ。
僕はいつもあげる例としては…時速150kmで4輪車に乗ってる最中に、サンルーフを開けるみたいな感じですかね。そこから外に放り出されてしまうような感じ。
ライダースーツやヘルメットも身につけてるし、エアバッグも付いてるけど、でも、転倒した時って言うのはそんな感じなんですよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)

バニャイアのモト3暗黒時代、突然、ロッシとウッチョがやって来て…って話は、note『フランチェスコ・バニャイア特集』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. 音速猫 より:

    GP1の頃はスリップダウンよりハイサイドによる転倒の方が多かった記憶がある。 で、まさにマシンから投げ出されるってのが的を得ていましたね。
    今はトラクションコントロールがあるから、ハイサイドは起きにくくなっているのか、スリップダウンによる転倒が多い感じですね。懐かしい・・w

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