MotoGP

『クアルタラロはマシンの変化に適応できない…』ラモン・フォルカーダ

『フォルカーダ:クアルタラロはマシンの変化に適応できない…』

★ラモン・フォルカーダ氏はモトGP業界でも屈指の名チーフメカニックであり、特にヤマハでホルヘ・ロレンソと組んだ際は3回タイトルを獲得した(2010/2012/2015年)。

★2017〜2021年前半まではヤマハのプライベートチームでフランコ・モルビデッリを担当し、2020年に総合2位を獲得した。
その後、アンドレア・ドヴィツィオーゾを担当したが、同選手の引退と共にモトGP業界から去り、現在はモトEクラスでRNFチーム(※オーナーはラズラン・ラザリ氏)を担当している。

★6月末、フォルカーダ氏が、ジョヴァンニ・ザマーニ氏(伊記者)のインタビューで次のように話した。

【ロードレース世界選手権で、数々の偉業を果たしてきたが…】
「タイトルを4回取りましたね…クリヴィーレと1回、ロレンソとは3回取りました。」

【一番素晴らしかったタイトルは?】
「やはり、2010年にモトGPで初めて取った時でしょうね。あの年のホルヘは最強の走りをしてましたよ。」

【ところで、今年はモトGPの進行形式が一新され、負傷者が続出しているが…】
「進行形式が新しくなったからと言うだけではないと思いますがね。エアロダイナミクスやその他諸々のパーツのせいで、タイヤのグリップ以上の走りになってしまい…それが問題になってるんですよ。
危険な方向に進んでいるように思えるんですけどねぇ…なんとかした方が良いでしょう。シーズン前半が終わったばかりなのに、既に大勢が負傷してるんだから。」

【ホンダ&ヤマハが苦戦しているが…どうしてなの?】
「(原因として、エアロダイナミクスが大発展してしまったことを挙げつつ)ウィングやその他諸々を取り外したら、各メーカー機に大きな差はないんですけどね。」

【ファビオ・クアルタラローがヤマハ機で苦戦しているが…】
「プライベートチームにいた時、絶好調だったじゃないですか。その後、(ファクトリーチームに移ってから)タイトルも取ってね。
ドゥカティとは真逆の姿勢なんですよ…つまり、マシンのベースが気に入ったら、それに変更を加えようとはしないんです。そのままの状態で乗りやすいわけだから。
問題は、クアルタラローのような姿勢でいると変化に適応できなくなってしまうってことなんですよ。
あのマシンにまったく手を入れず、タイトルを取ったんだからねぇ。」

(参照サイト:『Moto.it』)

ヤマハはホンダより悪い状況、もはや降参してしまったような…って話は、note『2023 ドイツGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. 桑田裸郎 より:

    クワッタハッホのころは調子よかったんだけどねぇ

  2. タディの星に願いを より:

    二枚舌なのか、それともクアルタラロは別の人だったのか笑

  3. NSR50 より:

    ほんとザルコやファビオがMotoGPに昇格してきた頃のヤマハのマシンは乗りやすくてやさしい特性で、デビューしたての新人でも活躍できてデビューするならヤマハだったのに、今は誰も乗りたがらないようなマシンになっちゃったよね。

  4. きゃめる より:

    要は変化を好まないのね。
    やっぱGPはエンジニア主導でマシン開発して、その時のライダーが合わせて行くのが早くなるって事ね。エアロやらデバイス付き始めてから、マシンの優劣がモノを言うよね。
    ホンダの社長も”モノ”でマルケスに居てもらうように頑張る言うてるしこりゃ開発競争盛り上がりそうだね。

  5. たかし より:

    その前からマシンの優劣で結果が決まってたよ。ロッシがドカにいたときなんてお笑い担当だったし

  6. スペンサーレプリカ より:

    ヤマハも2023年モデルを作ったのに、最初のテストで却下されてたからな〜。2022年のドカも序盤は昨年モデルの方が早かったが、ちゃんと新モデルを煮詰めていったからな〜。クァルタラロもエンジニアを信じて煮詰めていくってのも必要かも。。。

  7. ビアッジ より:

    実際にさスプリントレースって面白いか?
    自分は特段面白さを感じない それなのに選手の負傷が多いのはスプリントレースとかの影響でしょう いいライダーが負傷で欠場する方がmotogpのレースの価値を下げてると思うけどね。スプリントレースよりタイムアタックの方が面白い 
    これまで通りのレーススケジュールの方が良いと思う

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