ロッシ『タイトル争いの行方は…すべてタイヤ次第』2020オーストリアGP

『ロッシ：タイトル争いの行方は…すべてタイヤ次第』

★8月13日（木）、オーストリアGP会見でヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が次のように話した。

「最終的にブルノのレースは、僕にとってポジティブなものでしたよ。あいにく、予選でミスって4列目スタートになんかなってしまったけど。
レースではマシンの走り心地も良かったし、好ペースも刻め、賢い操縦をしつつ追い上げていけてたから。リンスと一緒にザルコに追いついて行って…まぁ、表彰台に上がるには充分ではなかったけど。
ある点においては満足してます。良い操縦ができ、楽しめたから。ただ、グリッド前方からスタートできるよう、もっと改善していく必要はありますね。」

【今回はヤマハ苦手のトラックだが…】
「理屈では、M1向きではないですよね。うちはトップスピードが強味ではないから。
ただ、去年は良いレースができてましたからね。ホンダやドゥカティには引き離されていたものの、表彰台争いはできてたから。
だから、今回もそうできるよう頑張らないと。」

【今回は天候が崩れるかもしれないが…】
「午前と午後で、もうコンディションが違う可能性もあるでしょうね。どうなるものやらねぇ。
これまで雨になると転倒者が続出してたはずでしょ。モト2なんか、第1と第3コーナーのブレーキングで特に転倒してましたよね。
おそらく、ラバーの乗りすぎた路面のせいだと思うんで、それが綺麗になったら状況を改善していくことはできるでしょう。
まぁ、今回はどうなるものやら…安全面が大丈夫なのかどうかね。」

【今年のタイトル争いはどうなりそう？】
「まったく行方の分からない状態ですね。ここまでドヴィツィオーゾがちょっとゴタゴタしてたり、マルケスがケガをしてしまったりと言うのもあるけど、とにかく、リザルトがタイヤ次第と言う状況ですからね。
トップ15とまでは言わないが、トップ10内のライダーは拮抗しまくってるでしょ。午前と午後とで状況が一変しかねませんからね。
ブルノでビンダーは予選2へ直行できなかったにもかかわらず、レースでは優勝してしまうわけだし。とにかく、（チャンピオンシップの）行方は分からないし、見ていて面白いんじゃないんですか。」

【ＫＴＭの総合優勝もありえる？】
「もちろん。去年から物凄く伸びてきてるし、このプロジェクトに力を注ぎまくってるのも見ていて明らかでしょ。ヘレスでも戦闘力は高かったし、ブルノだってポル（エスパルガロ）が転ばなかったら1〜2位を独占してたでしょ。
今回はおそらく得意トラックだろうし、確か去年はオリヴェイラが良いレースをしてたはずだし。好調なライダーが3人いるんだから、タイトル争いができることは確実でしょう。」

【ちなみに、ミザノＧＰでは観客が動員されるようだが…】
「ファンの姿のないミザノなんて想像できませんからね。ビッグイベントだし、2連戦だし。1日1万人程度にして一杯にはしないようだけど、雰囲気はグッと良くなるでしょうね。
それを境に通常の状況に戻ってくれると良いんですけどねぇ。」

Rossi: "Il campionato è molto aperto, a decidere saranno le gomme": "La situazione può cambiare dal mattino al pomeriggio. KTM può lottare per il titolo. Misano con il pubblico? Non potevo immaginarlo senza" https://t.co/L56kfsZ72X pic.twitter.com/flJnE9rOED

— gpone.com (@gponedotcom) August 13, 2020

（参照サイト google 翻訳：『Gpone』）

ブルノでのロッシ選手はヘレスより評価が高かったって話などは、note『チェコGPまとめ』でどうぞ！