ミラー『まだプラスアルファの力がある…まだガツガツした気持ちがある』2021カタールGP

『ミラー：まだプラスアルファの力がある…まだガツガツした気持ちがある』

★3月27日、カタールGP予選で、ジャック・ミラー（ドゥカティファクトリー）が5位だった。

★ミラー選手のコメント。

【もう少し期待をしていたのでは…】
「期待をしていたのは皆さんだけで、僕としてはそれなりに5位でOKですよ。ドゥカティ機と言うのはスタート時にロケットみたいなもんだってこともあるし、第2コーナーでは少なくとも2番手には就いてるでしょう。
僕としてはけっこう満足してますよ。トラックレコードは更新してますからね。2回目のタイムアタックで全セクターを上手くまとめ上げることができなかったってだけで、レース本番は明日なんだから。
もちろん、もっと上位を狙ってはいたけど…ただ、僕の言葉を曲解して欲しくはないんですよ。とにかく、不満足ではないんです。
タンクの中にも僕の中にも、まだプラスアルファの力があると思っていて…まぁ、つまり、まだガツガツした気持ちがあるってことなんですよ。」

【超速のドゥカティ機と機敏はヤマハ機で、良い勝負になるのでは…】
「ヤマハ勢がどうなっていくかは分からないけど、実際のところ、リズムも1周タイムも常に素晴らしいですよね。レースではどうなるものか、様子を見ていきますよ。去年と比べて、どれぐらい改善されたかは分かりません。
明日はちょっと変わってくる可能性はあるかもね…けっこう風が強いって話だから。路面の砂のせいで、タイヤがけっこう消耗するでしょう。
レースは采配勝負になるでしょうね…フィリップアイランドみたいな感じで。」

【転倒2回が響いてしまったのでは…？】
「（FP3での転倒は）本当に、なんでか分からないんですよ。多分、気温のせいなのか…。強いプッシュなんてしてなかったし、リアは10〜12周ぐらい走ったミディアムを履いていて、アクセルに握ったらフロントが流れてしまったんですよ。
もちろん、この手のことは常に頭の片隅に残るもので…その後も消えはしませんよね。特に予選で2回目のタイムアタックをした時、2回ぐらいそう言う瞬間があって、マシンを押さえ込みましたよ。とにかく、常に頭から離れないもんでね。
ただ、1回目の転倒は全然別物ですけどね…暑かったし、夕方だったし。セッティングもコンディションに対して、完全に見当外れだったし。」

【明日のレースはドゥカティ対ヤマハになりそうだが…】
「ヤマハ勢は第11〜12コーナーの方向転換で、ドゥカティ勢より上なんですよ。その辺がレースの鍵になるでしょうね。あとタイヤの消耗具合もね。まぁ、状況はきちんとコントロールされてるようだけど。
FP4ではレース用のセッティング作業をしてました。もっと安定するようにね。」

（参照サイト：『Gpone』）

今年のミラー選手は今までとはちょっと違うって話は、note『2021カタールテストまとめ2：ドゥカティ・ホンダ・KTM他』でどうぞ！