『ロレンソ：ドヴィはヴァレンシアで勝てる』
★11月5日（日）、ミラノでドゥカティが『la Ducati World Première』イベントを行い、アンドレア・ドヴィツィオーゾやホルヘ・ロレンソ、ケーシー・ストーナーらが参加した。
★同イベントに初めて参加したロレンソ選手のコメント。
「このイベントへの参加は興味津々だったんです。ドゥカティの最新モデルが勢揃いしますからね。特に、新『Panigale V4』は本当に凄いですよ。」
【今週末はヴァレンシア最終戦だが…】
「あそこは常に優勝を目指せるトラックでした。実際、この2年間は常に1位だったから。ただ、今回はドゥカティ機なんで未知の部分がありますけどね。
ここ2戦は自分に強さを感じられたんで、（ヴァレンシアでは）表彰台争いに挑んでいけるでしょう。ただ、うちのマシンはあそこは得意ではないんですけどね。」
【セパン2位で自信がついたのでは…】
「セパンでは、セッティングに関し貴重な前進ができたと思ってます。2018年に向け、これは有効でしょう。今シーズン最高のタイミングでヴァレンシア最終戦を迎えられるでしょう。」
【2013年にはロレンソ選手がマルケス選手相手に、ヴァレンシア最終戦までタイトル争いを続けていたが…】
「あの時、マルクはポイント数をあまり引き離してなかったんですよ。今回の方が有利ですよね。」
【今回、ドヴィツィオーゾ選手は？】
「ドヴィは何をすべきか100％把握してるから。頭脳派ライダーですからね。マシンのことも完璧に把握してるし、高い戦闘力で行くべく全力を尽くし、確実に優勝を狙って行くでしょう。」
【メンタル面は？】
「今現在、マルクの方がけっこうプレッシャーを感じていると思いますね。ただ、ドヴィがミスるようなことがあれば、何も変わりませんけどね。」
【ヴァレンシア最終戦の2日後、2018年に向けてのテストが開始するが…】
「先の事って言うのは、常に未知なるものだから。もちろん、今年やってきたように努力して、もっと速くなるつもりですけどね。」
【今回のイベントにはストーナー元選手も参加しているが…】
「ケーシーがもっとテストをやってくれたら良いんですけどねぇ。あいにく、それほどの日数は予定されてないじゃないですか。彼のアドバイスは常に有効なのに。とにかく、世界チャンピオンなんですからねぇ。」
【ヤマハが2017年版Ｍ1機で苦戦しているが…】
「ここ2年間、ヤマハの強みがウェットだったことはないから。おそらく、ちょっとグリップが足りなかったんでしょうね。
残念ながら、うちやホンダが前進したようには、（ヤマハは）できなかったのでしょう。」
（2017年11月06日『Gpone』記事参照）
セパン戦ではチームオーダー問題で徹底追求されていたロレンソ選手…
タイトル獲得については「マルケスの方が確率は高い」と言いつつも、ドヴィ選手に対する希望も失ってません。
詳しくはこちらでどうぞ。
【2017 セパンGPまとめ ドゥカティ＆ホンダ】［2017年11月03日 発行 Vol. 163］
●ロレンソ「マルケスがタイトルを取る確率は90％」
他
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