MotoGP

ロッシ『まだ現役を続け、その後はダカール』

『ロッシ:将来は、まだ現役を続け、その後はダカール』

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★ヤマハファクトリーが1月24日(水)、マドリッドで2018年版M1機の新カラーリングを公開した。

★同プレゼンテーションでヴァレンティーノ・ロッシには新シーズン開始よりも引退についての質問が集中し、引退のことばかり訊かれて不愉快ではないかと質問されると、
「もう10年も前から、インタビューを受ける度に訊かれてるんで、けっこう慣れましたね」と答えていた。

★ロッシ選手のコメント。

【今年は世界選手権23回目の参戦になるが…】
「参戦し始めた頃は、まさかこんなに続けられるなんて思ってませんでした。ただ、上限を設けたことはなかったですけどね。毎年毎年、新たに受け止めてきてましたから。23回なんて言ったら、数字的にはちょっと重みがあるけど(笑)、経験豊富とも言えるわけだから活用していかないとね。」

【ロッシ引退後のモトGPはどうなると思う?】
「ちょっとは変わるでしょう。僕はかなり参戦し、けっこう優勝もしてきたんだから。でも、たとえ引退しても、他の強い選手や彼らのファンでもって…そして良いレースがなされてら前に進んで行くでしょうね。」

【調子の方は?】
「毎年、どんどん厳しくなってくるわけでね。もう若くないから。ただ、実際のところ、ここ6〜7年、体力的には似たような状態なんですよ。もちろん、20〜25才の頃とは同じになりませんよ。回復するのに、かなり時間がかかるようになっているから。
(昨年、骨折した)足の方は大丈夫です。スノーボードもできていたし。ただ、100パーセンではないのでトレーニング方法は変えなければなりませんでした。まだ走ることができないんですよ。痛みが出るもんだから。当初、半年で完治ってことだったんで、あと1ヶ月半なんですが、まぁ、オートバイに乗る分には問題ないんでね。」

ヴィニャーレス選手は2年の契約更改を公表していたが…】
「マーヴェリックとは関係も良好だし、彼にとって良かったと思ってます。チームにとってもね。僕も将来についてリン(ジャーヴィス、マネージングディレクター)と話しました。朗報ばかりで喜んでます。たとえどんな決断をしても、ヤマハではポジティブに受けとめてくれるようなんでね。僕としては、まずテストしてみて、それから決めることになるかなぁと思ってます。まぁ、今のところは続けられたらと思ってますけどね。
契約更改する場合は1年でも2年でも…あらゆる選択肢を視野に入れてます。将来を判断するためには、まだモチベーションを維持できるか、そして、毎日トレーニングをするための集中力を維持できるのかが問題ですね。」

【今シーズン末にはトップライダー全員の契約が終了するが…】
「誰がどこに行くのか、おそらく早々にクルクルと話が回っていくでしょうね。ガラリと変わる可能性もあれば、ほとんど変わらないかもしれない。」

【ここ何年か、ロッシ選手の4輪移籍が話題にされてきたが…】
「何年か前に、もう4輪からの誘いは聞かず、2輪でやって行こうって決めたんですよ。あと何年か、こうしてやって行ければいいんですけどね。まぁ、その後はどうなるか。
ある時点で、それなりの年齢になるわけだから、4輪レースには出たいとは思っているけど、ラリーになるものか公道レースになるものか。とにかく、趣味的なものになるでしょうね。
カルロス・サインツが55才でダカール優勝を果たしてたじゃないですか。嬉しいニュースですよ。もしかしたら、僕ももっと年を取ったら、ダカール参戦なんてのも有りかもしれない。」

【今年の目標は?】
「去年を抜かして、ここ何年かは速かったんで…そんな風に行きたいと思ってます。ずっと高い戦闘力で来れてましたからね。あいにく、タイトルは取れてないけど、2015年は最終戦までタイトル争いを続けられたから。目標は去年よりも速くなることです。2017年は1勝し、表彰台には6回上がりました。もっと優勝したいし、もっと表彰台に上がりたいですね。タイトル争いに関しては、様子を見て行きますよ。もちろん、勝利を目指してスタートするつもりだけど、強迫観念にはなってないです。」

【いずれにせよ、2018年版ヤマハ機はこれまでのものより良い…】
「去年は最終戦後、ヴァレンシアとセパンでかなり重要なテストを行いました。2016年版フレームを試してみて、各種比較テストを行い、色々と疑念は晴れました。
試してみて面白そうなことはいくつかあるが、まぁ、実際にトラックに出てみてどうなるかですね。2018年版マシンは2016年版をベースにしているようでね。2016年版がベストだろうって納得したんですよ。ただ、もちろん新マシンはすっかり同じってわけではないです。僕もまだ知らないんですけどね。
フレームと電制システムが確実に重要になってくるでしょう。フレームの方がもっと重要か…いや、五分五分ってところかなぁ。実際、ヤマハはその辺の作業を進めているところだから。おそらく、フレームの方が解決しやすいでしょうね。電制システムは難しいでしょう。ホンダやドゥカティとのギャップが大きいから。」

【昨年、ヨハン・ザルコがルーキーながら大活躍していたが…】
「ザルコは誰の目に見ても青天の霹靂でしたね。開幕から戦闘力が高かったし、特に、シーズン終盤がねぇ。ラスト2戦は連続表彰台だったでしょ。ヤマハ機に実に上手く乗っているから、彼も勝負に加わってくると思いますよ。ライダー陣のレベルは本当に高いですね。例えば、ドヴィツィオーゾとロレンソなんか、2人とも負かしにくい相手になるでしょう。」

ジョナス・フォルガーが完全欠場となったが…】
「フォルガーの一件は本当に残念なニュースでしたね。モトGPでも結果を出せるって証明していた若手ライダーなわけだから、惜しい話ですよ。復帰してくれればいいんですが。あと、エルヴェー(ポンシャラル、テック3チームマネージャー)も大変なことになってしまってねぇ。ここに来て、良いライダーを探し出すなんて至難の業でしょ。いったい誰にするのか興味津々ですよ。ヤマハM1機にとっても、もったいない話ですよ。最高のマシンなんだから。」

(2018年01月24日『Gpone』記事参照)
(2018年01月24日『Moto.it』記事参照)


昔、F1のフェリペ・マッサ負傷の際、代役に指名されたロッシ選手…残念ながら断りましたけどね。詳しくは無料閲覧『note』で!!

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