MotoGP

タイヤについてマルケス&エスパルガロ兄、テック3他:2015アッセンGPこぼれ話

『2015アッセンGPこぼれ話』

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★6月26日(土)、予選後、マルク・マルケスが今回のタイヤについて次のように話した。

【今回、用意されたタイヤだと良い?悪い?】
「今回のタイヤだと…まず第一に、あれを用意してきたって言うのが奇妙なんですよね…」

【質問してみた?】
「(笑)質問しない方が良いでしょ…もう分かってることだし。良いか、悪いかは…難しいですね。良くも悪くもないですかね…同じものではないけど、特に、しばらくバンクさせる時に良くないのは確かですね。でも、ホンダ機にとっては良くも悪くもないですよ…違うって話しで。」

【奇妙だけど質問する気はないと言うことは…例えば、このタイヤで得をする者がいると言うこと?】
「いや、いや…違うって話しですよ。奇妙だって言うのは、去年の序盤に使っていたものだからであって。急に変えることにしたわけでしょ…ここまでずっと同じタイヤできたのに、今回は急にってことで…ドイツ戦もそうだって言うんですよね…このタイヤだって。ちょっと奇妙でしょ…でも、そうなんですから。」

★6月26日(土)、予選後、アレイシ・エスパルガロが今回のタイヤについて次のように話した。

【今回のタイヤはどんな感じ?】
「本当に奇妙ですよ…タイヤのアサイメント(割り当て)を変えるなんてね。ゴムはどちらも同じでしょ。昨日、固いのを使ったら同じタイムだったんですよ。確かに右側はちょっと柔らかいけど、左は100%同じでしたよ。もし若干違うようなら柔らかい方を使うし…でも暑くなったら、固い方ですね。」

【なぜタイヤが変えられたの?】
「本当のことは伝えられてません…けっこう不思議ですよね。」

【それで誰が得をするの?】
「分かりません…もちろん、うちではないですね…バルセロナセでうちは、ここよりグリップがかなりあって……スライディングが物凄くって…そのせいでけっこう加速がロスしてしまってね。僕は遅めにブレーキをかけタイプだし、他のライダーよりバンクも深いんですよ…馬力が少ない分、そうせざるを得ないもんですから…今回のタイヤだと、いつもよりちょっと苦労してしまって。上手くマシンを起こしてるライダーは、あまり不利にはならないでしょ。」

★スズキは今年、スポーツバイク『GSX-R』の30周年記念を祝し、モトGPファクトリーチームがザクセンリンク次戦(7/10〜12開催)で新カラーリングを披露する予定となっている。
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★6月24日(水)、ブラッドリー・スミスが今シーズン前半について次のように語った。
「2015年の第一目標は、以前より安定することでしたが…上手く行きつつありますね…ただ、ここまで、大したことはできてないんですが。おもな問題点はフロントですね…ブレーキングでプッシュするのが大変で。」
なお、チームメイトのポル・エスパルガロはいまだ腕上がり症状に悩まされている。

(2015年06月26日『AS』記事参照)
(2015年06月26日『AS』記事参照)
(2015年06月29日『Moto.it』記事参照)
(2015年07月01日『Moto.it』記事参照)
(2015年07月01日『Omnicorse.it』記事参照)

メルマガ号外 2015年07月04日 発行】
【【2015年アッセンGP内輪話】

●ポル・エスパルガロ、ヤマハ・ファクトリー喪失

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POSTED COMMENT

  1. ペケ より:

    マジすか!?
    またロレの不利なタイヤを使うつもり!
    他の選手からも言われているのに何故?意図的にやっているとしか考えられない。
    4連勝ぶっちぎりがそんななにお気に召さないのか?フェアじゃないじゃないかぁぁ!!!
    今は耐えて頑張ってくれ!ロレ
    ついでにこのタイヤを克服してくれたら言うことなしです

  2. 薩摩隼人 より:

    何か必死に記者が誘導尋問をしてるように感じるなぁ。
    タイヤって結局イコールなんだから誰が有利不利も無いと思うけどねぇ。特に同チームならなおさら。
    ロレンソにしたってじゃぁロレンソに合わせれば誰かが合わない訳で。
    言い訳にしか聞こえないな。

    ブリヂストンも誤解を招かないよう説明義務はあると思うが。

  3. bb より:

    これは倉庫に余ってる14スペックタイヤを持ち込んだのか、それとも14スペックタイヤを新たに製造したのか、で受ける印象が変わるなぁ・・・

    どっちなんだろうか。

  4. ヴィロポート より:

    単純に今季一杯で撤退するタイヤメーカーなので予算を絞らざるを得ないだけの気がしますが
    ライダー側も責めるに責められないというか

  5. kents より:

    去年のシャーシと去年のタイヤで有利になるチームと今年のシャーシと今年のタイヤで有利になるチームがいる、それをライダーの知らない所で入替されているっていう事実があったのでしょう。
    今年のフレームに今年のタイヤを使う事に何ら違和感は無い、戻した事に違和感を感じた人が居るって事実があるだけで、タイヤがイコールコンディションでは無いと言っている訳では無いんじゃないでしょうか?

  6. りゅ より:

    別カテにも書いたのですが、オフィシャルサプライヤーは彼らの仕事をするわけですから、アッセンでの2014スペックのタイヤの配給にはそれなりの理由があるということなんでしょう。
    記者さんたちも必死に誘導尋問していますねぇw・・・メディア側もなんでなんだ?とトピックになっていたんでしょうか?
    いずれブリヂストン側から理由がはっきりと説明されてない以上、すべては推測になりますから考えてもしょうがないか・・・と。
    企業側の都合なのであれば、あえて説明もしないでしょうしね・・・去年の検品を通過しているタイヤなので問題なしなわけですから。

    特にリアに関してドラスティックな変化があった2014年のタイヤ事情に比べれば、2015年のそれはコンパウンドの組み合わせの微修正などにとどまる比較的穏やかなモデルチェンジだったようですね。
    ホルヘに限っていえば、今年のこれまでのリザルトを見る限りでは去年苦しんだタイヤに関するネガティブは克服していると思うんです。
    今年のタイヤも構造そのものは2014年のそれを継承しているわけですから。
    なので今回2014年タイヤを投入されたとしても、実際にそれが決定的な敗因になるほどの影響が果たしてあったのかな・・・と。
    もちろんコンパウンドアロケーションの違い等がフィーリングを左右するのだろうし、今回は新型フレームを使用しているので、そこらへんでうまく結着できなかったということなのかなぁと勝手に想像しています。

    ホルヘ自身もスポンサーイベントでのインタビューで、「アッセンのレースでうまくいかなかった原因の2割はコースとタイヤにありますが、残りは高速で向きを変える2・4セクターでうまく走れなかった自分にある」と言っていますからねw
    タイヤに関してはあまり神経質になる必要はないのかなぁ・・・と。
    しかしザクセンリンクも同様となれば、ほんのちょぉーーーーーっと一抹の不安は否めないってのもこれまたあったりして・・・

    ペケさん。お互い心配の種が尽きませんね(´ω`)ww

    • ペケ より:

      さすがりゅさん。分析が半端はいですね!
      昨年に採用した耐熱レイヤーのタイヤは、バンクし続けてコーナリングすることに不向きなタイヤ・・・と、ロレや他のライダーも言ってます。そしてこの乗り方の代名詞はロレしかいません。他の誰かがマネしたくてもできない乗り方です。今やMotogpの名物であるこの必殺技を出させないようにしていることが腹立たしいのです。しかも、わざわざ去年型に戻してまで。
      どのスポーツでもスタープレイヤーには特徴があるものですが、その特徴をルール等でピンポイントに封じることは考えられませんよね、その業界の退化に繋がるからです。
      外野で騒いでいても仕方がないので、ロレに何とかしてもらうしかないですね!
      ザクセンリンクで初優勝を!
      頼むぞ!ロレ!!!

  7. ヤマハ より:

    マルケスのフレームが2014年型だからあやしまれる。今年のレースには今年のタイヤを使いましょう。古いのは日本のレースに回したらいいんじゃないですか。

  8. 薩摩隼人 より:

    ペケさん

    それも片側の見方ですね。逆の立ち位置から見てください。全く同じ事が言えますよ。
    ロレンソが誰も真似できない深いバンク角でコーナリング速度を重視していることは充分理解してますが、逆に浅いバンク角では速く走れない訳で。やりたくても で き な い。
    それは乗り方が違う他のライダーからしたら、自分の必殺技が出せないロレンソスペシャルのピンポイントルールになりませんか?

    ようするに全員が同じタイヤである以上有利も不利も無い。合わせられないのもライダーの実力。勝てないヤツは所詮その程度のライダーって事ですよ。

    応援してるライダーを贔屓目にみたい気持ちはわかりますがあまり色眼鏡が過ぎると本質を見失うのでは?

    • はな より:

      詭弁ですよ。実際に供給されたタイヤで勢力図が変わっちゃうんですから。それもレース毎に。

      その論理だとロッシマルケス含めて全てライダーがタイヤに左右される程度の力しかないクソライダーになっちゃいます。

      サプライヤーからキチンとした説明がない以上、大きな声で言えない意図があったと考えるのが自然でしょ。

  9. aya より:

    なぜ昨年型のタイヤを、シーズンも半ばの今になって急に採用するのかちょっと不思議。
    おそらく今期は昨年型タイヤをずっと供給することになると予想しますが・・
    レースによって去年のやら今年のやら、そんな一貫性の無さじゃ
    ライダーから不満が出るのも当然だと思います。
    Motogpに限らず、他のモーターレースのカテゴリーだってそうでしょう・・?
    その説明がブリヂストンから何もないのが悩ましいです。
    誰かの贔屓とか矮小な話じゃなくて。
    新参のスズキだって、やっと波に乗ってきたところだったのに
    タイヤの不確定要素はかなりのデメリットになると思います。
    シーズン初めにヨーイドンで、今年のタイヤに合わせてみんなが試行錯誤してセットアップしてきたのに。

  10. サザエ より:

    石橋に聞け

  11. 石頭 より:

    やっぱりケーシーは天才ってことでw
    タイヤなんか2本ついてればOKだし~
    バイクなんかエンジン速けりゃ何でもいいし~
    縁石?チャタ消すためにつかうんだよ?
    文句は他にあるんだよね~www

  12. りゅ より:

    はなさんやayaさんのおっしゃることは心情的にわかります。
    去年の(一昨年だったかな?)のPIのようにブリヂストン側から何らかの説明があるのではと思っていました。
    しかしオフィシャルを見てもそこまでの説明はありませんし、いろいろチェックしてみてもそれらしき情報は見当たりませんでした(見逃してるかもだけど)。

    サプライヤーの説明責任が発生するのかどうかはわかりませんが、いずれにしてもライダー達は配給されたタイヤで勝負するしかありません。
    FP、予選でそのタイヤを把握しマッチングさせ、乗りこなすことが彼らのプロフェッショナルですから。
    各々ライディング・マシン特性が違うので、同じタイヤを使用してもフィーリングが合う・合わないという差が出てくるのは当然のことで、そこが分かれ目になるのも勝負、一気に勢力図が変わるのも勝負というものとして受け入れるざるを得ないわけで。

    さらにレースは常に不確定なものです。
    路面状況・天候・気温・湿度・ライダー自身のメンタル・フィジカル・・・どれをとってもいつも一定なものは何一つないと思います。
    常に起こる変化のなかでデメリットを把握しメリットへ近づける。
    それを限られた時間で行うのが私らが熱狂する彼らの仕事。
    観戦する側としては今回の件もその変化のひとつの形態として捉えるしかないんじゃないですかね・・・。

    タイヤに左右されるのはそこまでの実力。
    それもそうなんでしょうけれど、彼らの勝負はコンマ数秒刻むことにありますからね。
    瞬きよりも速いタイムを刻んでライバルたちに勝たなければならない彼らは、ありとあらゆる細かい部分に左右されるのではないでしょうか。
    そしてタイヤはその最たるギアのひとつなんだと思いますよ。
    まあこの先のブリヂストンさんに期待しましょうw

    あー刻んで書いたからちょっと乱文になったかも(いつもか)ww

  13. クラッチ郎 より:

    BSやまだ氏のリポートが更新されてますね。
    「勝てば官軍負ければ。。。」 とまでは言わないけど・・・
    日本のタイヤメーカーだって良くやってると思いますよ!
    次フランスメーカーに替わったらどうなるのやら???

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