MotoGP

失うものの方が多かった…:ダニ・ペドロサの心境

10月17日のオーストラリアGPでは、ドタキャン欠場となってしまったダニ・ペドロサ選手。
所属チーム・レプソルの公式サイトにて、現在の胸の内を語っております。

スペイン 『得るものより失うものの方が多かった』

皆さん、こんにちは。

いつもと違う週末、結局は出場しなかった今回の週末について、皆さんに書きたいと思います。

皆さんも全部知ってるように、まだ今の段階では痛みが感じられ、とてもオーストラリア戦には出られませんでした。危険をおかすだけの価値ある結果を出せるような走りが、できる状態ではなかったのです。

もしかしたら、2〜3ポイントは稼げたかもしれない…ただ、自分自身のコンディションや土曜日のトラックの状態を考えると、得るものよりも失うものの方が多かった。危険がたくさんありました。

土曜日はすごい強風で、あんな中でマシンに乗るのは困難でした。
コースはアップダウンが多く、常に限界ギリギリのところで運転しなければならないのです。風がどんどん吹いて、後ろから押し上げてくるのですから…。その上、僕のコンディションは100%ではなく、傷口はいまだにかなり痛み、日曜日の天候がどうなるかも分からず。
おそらく今回は欠場して出来る限り回復に励み、危険はおかさずに、より良いコンディションでポルトガル戦に出場した方が良いと僕達は考えたのです。

ポルトガル、バレンシア戦では総合2位を維持すべく戦うことになり、簡単なことではないでしょう。
現在は、オーストラリア戦以前より始めていたリハビリを続けて行なわなければなりません。この点については、まだまだ、やらなければならないことがたくさんあります。ポルトガル戦へは100%の状態では挑めないでしょうが、少なくとも、今回よりは当然良いことでしょう。
今回、とても出場したかったので、自分にとっても残念です。そしてチームにとっても。それから皆さんにとっても、とても残念です。僕がマシンに乗ってる姿をとても見たかったんじゃないかと想像しています。
結局、僕らのスポーツが注目されるのはファンの皆さんの応援のお陰であり、だからこそ物事が上手く行ってる時は自分達にとって喜ばしい上に、もちろん皆さんにとっても嬉しいのです。そして物事が上手く行かない時は、いつも側にいてくれる皆さんのことを思い、とても残念に感じています。

とりあえず今は、やるべきことを続け、ポルトガル戦のことを考えます。

皆さん、お元気で。

ダニ

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事: REPSOL 2010年10月18日

イベリア半島の小さなマッチョに
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