MotoGP

J.ロレンソ:伝説のライダーで大先輩のクリビーレを攻撃

モトGP『ロレンソがクリビーレをも攻撃』




ずい分前からホルヘ・ロレンソ選手がパドック内で一歩前に出たがっている。コースの上でチャンピオンとなったうえ、なおかつ、その外でも人の模範となりたがっているのか、多くのことに首を突っ込んでいるようだ。
そうでなければ、ここ最近、ロレンソ選手が引き起している論争について理解できないではないか。
しかし異常に思えるのが、あのアレックス・クリビーレ元選手までを批判していること。125ccクラスでタイトルを取り、そしてオートバイレース最高峰クラスにおいて、スペイン人で初のチャンピオンとなった伝説的なライダーのことをだ。
理由は、クリビーレ元選手がロレンソ選手とは意見が異なり、他の者達(当紙『AS』も含む)と同様に、エストリル以降(そしてル・マン戦の前に)、ロレンソ選手がシモンチェッリ選手のことを極端に批判し始めたと考えているから。

ロレンソ選手は自身のブログで次のように批判している。
《開幕してからブログ更新4回目にして批判的なコメントを書くけれど、あるコメンテーターの意見が気に入らないんだよね。そのコメンテーターって言うのは元ライダー、500ccクラスの世界チャンピオンで、TVEでレースの『解説らしき』ことをやってるんだ。
あまり客観的じゃないってことを別にしても(多分、シャツにあのロゴ(レプソル)をつけてるわけだから、他のみんなの目に入っても、あの人の目には入らないんじゃないかな)、ここ何週間か、シモンチェッリ選手が攻撃的なことや危険なライディングをすることを擁護し、同じスペイン人ライダーのことを否定するなんて、あまり内容のある意見を言ってるとは言えないんじゃないかな。》

これに対し、クリビーレ元選手はいつもながらのクラシックな落ち着きで切り返している。
「《解説らしき》ってのはそうだね。解説しようとは思ってますよ。TVで話をするってのは楽じゃないからね。私はライダーであって、アナウンサーじゃないんだから。
多分、シモンチェッリ選手とのゴタゴタのせいで…非常にアグレッシブな操縦だとか何とかって一件のせいで、ああ言うことを言ってきてるのでしょう。
ル・マン戦のTV解説で、モトGPクラスでのシモンチェッリ選手のラィディングはああ言う論争を引き起すようなものでもないと私は言ったんですが、それが気に入らなかったってことでしょ。」

クリビーレ元選手の主張は明快である。
「私はスペイン人選手を応援してますが、ただ、そのために他の人達と敵対する必要はないわけでね。問題は、ロレンソ選手が全員から“君が正しい”って言ってもらいたがってるってことで、モトGPクラスでシモンチェッリ選手はあの日まで何も問題なんて起こしませんでしたよ。250cc時代のことはまた別の話で、モトGPクラスに上がってきてからはライダーらしく育ってきてるし、ホンダワークスのシートを獲得しようとしてきたわけだ。
ロレンソ選手はシモンチェッリ選手を吊るし上げようと動き回り、ストーナー選手もアクセルを踏み込んできてましたよね。たいした問題も起きていな段階でね。
今、ロレンソ選手が私に言ってることも、それと変わりませんよ。私は変わらずダニのことや、ロレンソ選手、他のスペイン人じゃない選手のことを応援し続けるつもりです。応援する価値があるうちはね。」

また、ロゴの件については次のように話している。
「私はいつもレプソルのロゴを付けてきましたが、それは私がかつてそこの選手で、そのことを誇りに思ってるからです。ただ、私が何か言う時は、全てに対し公平ですよ。」

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事: Diario AS 2011年05月18日



ロレンソ選手、全員を敵に回さないでね…クリックPrego
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