ドゥカティの選手選考計画：ミラーは？バスティアニーニは？ザルコは？VR46は？

『ドゥカティの選手選考計画：ミラー？バスティアニーニは？ザルコは？VR46は？』

★ジャック・ミラーが2022年末にドゥカティファクトリーより放出され、KTMへの移籍がほぼ確定していると、最近、言われている。

★ミラー選手の後任はエネア・バスティアニーニと言われており、バルセロナGP（6/3〜5）以降に公表される模様。
なお、バスティアニーニ選手は今シーズン7戦で既に3勝をあげ、総合3位に就いている（※総合首位と8ポイント差）。

★ドゥカティのパオロ・チャバッティ氏（スポーツディレクター）が、5月25日付け『Speedweek.com』のインタビュー記事で次のように話した。

【ドゥカティがミラー選手を放出すると言われているが…】
「まず第一に、ジャック・ミラーがどう言う選択をするかなんですよ。もちろん、KTMと交渉中だってことは聞いてますよ…別に秘密でも何でもないんでね。
うちからはジャックやアキ・アジョ（ミラー選手のマネージャー）に、『ファクトリーシート希望なら他を当たってくれ』と言ってあるんで。2023年に向け、今のところ、うちは無理だから。
ジャックはうちのマシンに5年も乗っているんで、（継続を検討する際）技術面では有利なんですよ。ただ、契約するとなると金額や年数の問題がありますからね。
他のメーカーの方が金銭的に良い条件を出してくれる可能性があるんじゃないんですか。
うちとしてはミラーと継続できれば嬉しいが…それが可能であったとしても、今すぐ決めるのは無理ですね。」

【ミラー後任にバスティアニーニ選手が有力なようだが…】
「まだ100％確定ではないが、エネアに関しての見通しは明らかに良いものですね。ただ、各方面についても考慮しなければならず…特にスポンサーの意向も含めてね。
ホルヘ・マルティンに関しては素晴らしいライダーだが、7戦中5戦も転倒してるでしょ。
とにかく、うちは急いでないんでね。慎重に事を進めていきたいと思ってるんですよ。
まぁ、数字は明白ですけどね…今シーズン、3勝してる選手なんてエネアだけなんだから。ドゥカティ勢トップで、総合3位。首位のクアルタラローとも、たったの8ポイント差なんですからねぇ。」

【ミラー選手が今後のレースで好リザルトを獲得しても、ドゥカティ継続はないの？】
「うちに、どうしろと？
うちとしては、これだけ速い選手が揃っていると言うことだけでも大満足ですよ。贅沢な悩みでねぇ。」

【もしミラー選手がプラマック降格を選んだ場合、ヨハン・ザルコがバスティアニーニ後任としてグレジーニに移る可能性もあるの？】
「有りでしょうね。ただ、そこまで考えるのは少し時期尚早でしょ。おそらく、ジャックはそう言う方向は選ばないでしょうしね。」

【VR46チームの選手ラインナップについては？】
「あそこの選手選びに関し、うちに決定権はないんでね。独立したチームだし、うちとしてはVR46ライダーズアカデミーの選手をモトGP参戦させたいと思ってるんで。
簡潔明瞭、理に適った話でしょ。」

【グレジーニチームの場合は？】
「エネアがファクトリーなりプラマックに移ることになったら、グレジーニチームとはレベルの高い選手のラインナップについて話し合うことになるでしょうね。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Twitter）

バスティアニーニは今年の最悪レース、マリーニいまだマシンを調整できずって話は、『2022 スペインGPまとめ』でどうぞ！