MotoGP

『ホンダとヤマハはライバルだが、コラボ関係にもある』アルベルト・ゴメス

『ゴメス:ホンダとヤマハはライバルだが、コラボ関係にもある』

★2003〜2022年までモトGPにおける日本メーカー陣の活躍は目覚ましく、ホンダ/ヤマハ/スズキの選手がタイトルを18回獲得している。
一方、同期間に欧州メーカーがタイトルを取ったのはドゥカティによる2回だけだ(※2007年ストーナー、2022年バニャイア)。

★しかし、2022〜2023年シーズン前半を見る限り、日本メーカー陣は完全にスランプに陥っており、スズキはモトGPから撤退し、ホンダ&ヤマハは大苦戦している。

★アルベルト・ゴメス氏はスペイン出身のジャーナリストで、2013〜2022年までヤマハとスズキのモトGPチーム働いていた。

★7月21日、ゴメス氏が伊サイト『Moto.it』のインタビューで、次のように話した。

【貴方は日本メーカーで長く働いていたが…】
「まず、ヤマハです…ちょうどヴァレンティーノ・ロッシがドゥカティから戻ってきた頃に入り、2016年まで働いていました。
その後、スズキに移り、コミュニケーションおよびマーケティングの責任者を務め…スズキが撤退するまで働いていました。」

【スズキ撤退について、スタッフは本当に何も知らされてなかったの?】
「(撤退が公にされた)ヘレスGPの1週間前…4月末のポルトガルGP終了後、シンイチ・サハラ(プロジェクトリーダー)と面談があって、リヴィオ・スッポだけが多少は知らされていたようです。
私は彼から、『覚悟しておくように…来週は大変な状態になるだろうから』と言われたんですが…その時は、なんのことかさっぱり分からなかったですね。まぁ、その後、分かりましたけど。」

【貴方はヤマハについても詳しいわけだが…ヤマハにもモトGP撤退の可能性があると思う?】
「撤退するとは思えませんけどね…(もし撤退されたら)モトGPにとっては大打撃になってしまうでしょう。日本メーカーが1社だけになるなんて、あり得ないだろうから。
ホンダとヤマハは宿命のライバルと言った感じだけど、日本メーカー同士は強いコラボ関係にありましたからね。」

★この他、ゴメス氏によれば、2013年当時のヤマハは「大きな力を有し、F1のような組織形態で実にプロフェッショナルな雰囲気だった」とのこと。
また、当時のロッシ&ロレンソの関係は「互いに心からの敬意を払い合い、ピットボックス内でも信じられないような雰囲気だった」が、2015年は「ヤマハだけではなく世界選手権全体にとって、壊滅的な1年になってしまった」と。
なお、現在の不調に関しては、「(ヤマハの)組織形態は変わっていないが、欧州メーカーの方が2〜3つギアを上げてしまったから」だと。

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

マルケスが「僕はクアルタラローと同じ問題を抱えている」って言った話は、note『2023 ロッシ&マルケス近況まとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. お風呂 より:

    でもヨーロッパとしては日本メーカー排除したいんでしょ?
    motoGPもSBKもドゥカティ、KTM、BMW、アプリリア、アグスタあたりでレースすればいいじゃん

    レース結果が売り上げに直結しないって判明しちゃったし

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