MotoGP

イアンノーネ:ドゥカティからのモトGP復帰を夢に見る

『イアンノーネ:ドゥカティからのモトGP復帰を夢に見る』

★今シーズンからSBK参戦しているアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGoEleven、愛称はマニアック、34才)は、現在、総合5位(51ポイント)に就いている。
なお、ここまで2ラウンドのリザルトは、以下のとおり。

フィリップアイランド開幕ラウンド

予選2位、レース1で3位、スーパーポールレースで14位、レース2で4位

カタルーニャラウンド

予選3位、レース1は4位、スーパーポールレースで2位、レース2は転倒リタイヤ。

★イアンノーネ選手は2019年末に出場停止処分を受け、久しぶりのレース参戦ながら予想以上に快調である。

アルヴァロ・バウティスタ(ドゥカティSBKファクトリーチーム、39才)が、4月初めの『Motosan.es』インタビューで次のように話した。

【復帰したてのイアンノーネ選手が強い走りを見せているが…】
「強いことは分かっていたが、コンスタントな走りはできないだろうって思ってたんで…なにが驚いたって、ここまでの2ラウンドで見せた安定感に驚きましたよ。常に上位争いをしてるじゃないですか。
まぁ、才能のある選手だし、ずっと速かったですけどね。ただ、以前は状況ごとに臨機応変に対処するって能力が、ちょっと欠けてたでしょ。
でも、以前より落ち着いてるし、成熟した感じですよね。今みたいな安定感を身につけるとは思ってもいませんでした。
とにかく、速い選手だってことは分かってましたけどね。」

イアンノーネ選手が3月末の『La Gazzetta dello Sport』インタビューで、次のように話した。

【復帰早々に好調で…】
「まだ始まりに過ぎないんで…まだまだ先は長いですからね。とは言え、こんな風に再スタートが切れるなんて…事前に分かってたら、大喜びしてたでしょうね。」

【ところで、昨今のモトGPについてはどう思う?】
「あの速さは魅力的ですよ…ただ、レースは、既に第1ラップで決まってしまってるような感じでね。
グリッド前方スタートならOKだけど、後方だと苦戦してしまってるでしょ。『対決』が減ってきてますよね。
以前のままのモトGPではあるけれど…ただねぇ…。」

【モトGP復帰については?】
「今は考えてません…ただ、二輪レーサーならば、テクノロジーを最も駆使し、世界最速のオートバイに乗りたくないとは思わないでしょ。
将来的に、テストを受けることは除外しませんよ。」

【今年からマルク・マルケスがドゥカティ機に乗り換えたが…】
「超偉大なチャンピオンで何度もタイトルを取り、あらゆるコンディションにおいて、最強ライダーであることを証明してますからね。
タイトル争いに加わっても驚きませんよ。ただ、ドゥカティ機に乗り慣れてるペッコ(バニャイア)がかなり成熟してきてるんで、楽な戦いではないだろうけどね。
ペッコとチームの息の合い方も素晴らしいから。」

★なお、イアンノーネ選手には2025年に向け、BMWファクトリーチームからオファーが来ている模様。
また、バウティスタ選手が今年末に引退する可能性があるため、SBKドゥカティファクトリーのシートが空く可能性もある。

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. ジジィ鑑賞勢 より:

    現役のアレイシですら今シーズンでシート失いそうなのにブランク有りの高齢ライダーを取りたがる酔狂なチームは無いでしょ

  2. NSR50 より:

    キャラは立ってるんだけどねぇ。GPで走るにはそれだけじゃ足りないし、成熟したってことはそれ以上伸びないだろうしなぁ。
    現在、最速ってわけでもないし・・・

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