クアルタラロ『今日は速かったけど、やはり、ぜんぜん前進していない』

『クアルタラロ：今日は速かったけど、やはり、ぜんぜん前進していない』

★2月12日、マンダリカで行われたモトGP公式テスト2日目で、ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー）が4位だった。

★クアルタラロー選手のコメント。

【今日はポジティブだったようで…】
「今日、操縦してみた感じは、けっこう良かったです。新タイヤの時は超速いってほどではなかったけど、ユーズドだとけっこう速かったんで。嬉しいですね。
タイムアタックした時はトップスピードがちょっと足りなくって…明日、この辺は改善する必要がありますね。
馬力がいまいちなんだから、今は1周タイムに集中して上位グリッドからスタートできるようにしないと。そっちの方を心配しています。」

【レースリズムに関しては？】
「良いですよ。けっこう速い走りができる状態です。今日は、一時、遅かったんですが、フロントに55番のソフトタイヤを履いてしまったんですよ。でも、午後はレース用タイヤにしたら、リズムがかなり良くなりました。
明日、レースシミュレーションをやってみれば、レースリズムがどの程度なのかが分かってくるでしょう。27周回フル走行するつもりはないけど、15〜22周回ぐらいでやってみようと思ってます。
それでどうなるものか…ただ、けっこう高い戦闘力でいけるんじゃないかと思うんですけどね。」

【タイヤについては？】
「新タイヤの場合、去年よりも何か足りない感じなんですよね。新タイヤとユーズドのギャップが去年よりも小さくなってる感じがして…原因は分かりません。
去年はギャップがもっとあったのに…この辺を改善していく必要があるようが気がします。」

【ライバル陣については？】
「確実に速いマシンが8台…つまり、ドゥカティ機が8台参戦してるのだから楽ではないでしょ。もう、全力を尽くすしかないですよね。
今シーズンはどうなっていくのか…。とにかく、マシンと自分自身を伸ばしていけるかどうかを…常にトップ争いができるかどうかを心配しています。
馬力不足のことばかり気にするのは、メンタリティとしては間違ってると思うんですよ。僕はエンジニアじゃないんで、僕にできることと言えば、限界プッシュをして、レース優勝やタイトル争いをしていけるのかどうかを探っていくことだけですから。そのために、こうして参戦しているのだし。
ただ、正直に言うと、期待していたような前進はしてないですね。今、あるもので、今シーズンを戦っていくことになるでしょう。
もしかしたら、なにか見つけられるかもしれないけど、トップスピードの差が変わってないんです。去年、平均して時速9ｋｍ差だったんですが、今日も首位とはそれぐらいのギャップだったんで。
つまり、まったく前進していないわけで…でも、とにかく、そこに執着はしてませんから。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

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