V.ロッシ：来年の行方はブルノで発表

モトGP『ロッシ：ブルノで僕の将来がわかる』

人生は学びの連続…ヴァレンティーノ・ロッシのような老練な水夫でさえ、まだまだ知らない入り江があるのだ。おっと、知らないコーナーと言った方が良いか…例えば、シルバーストーンのサーキットには、『ザ・ドクター』が熟知しておかねばならない落とし穴があちこちに仕掛けられている。
「高速サーキットですよね…距離もあるし、技術もいる。一言で言うなら、難しいコースです。」と説明するロッシ選手も、昨年はかなり苦しめられたのだ。
「結局、6位でゴールしたんですが（編集部注：首位ストーナーとの差は1分以上）、自分らの状況からするとビッグ・リザルトでしたね。ウエット・コンディションで高い競争力が得られなかったのは、あの時だけで。トラウマ的な経験でした。」

最大の問題点は何だったのですか？
「フロントタイヤの温度を上げられなかったことですね。他に比べて、30〜40度低かったんでね。そのうえ、周回してる最中にタイヤの空気圧まで下がってしまって。その辺りを新タイヤがサポートしてくれると良いんですが。」

その他の点で改良を加えなければならないのは？
「コースをもっと良く覚えなければ…去年は速く走りにくい地点がいくつかあったんでね。ここでのレースは今回が3回目なんだけど、最初の年を棄権してるもんですから。経験を積めるよう、少しでも多く走り込まなければ。もちろん、魅力的なコースだってことは確かですよ。」

昨シーズンに比べ出発点は良くなっているのでは？
「マシンについてもっと分かってきたし、ここまでのレースでは安定してきたところを証明しました…浮き沈みなくね。肝心なことです。もっと良い操縦ができるよう集中するのみ。」

予想リザルトは？
「ドライに関して…エストリル以降、うちはあるレベルに達しているってところなんですが…バルセロナではっきりしたしね。この週末はもっと厳しいでしょうね…でも、今の状態を保つのが重要であって…先のことも見越して…来年以降、またここに戻ってくることを見越してね。」

契約についてなんですが、ロレンソ選手の（ヤマハ契約）更新によりロッシ選手に何らかの影響が出てきますか？
「ないと思いますが…大きな違いは生じないでしょう。」

ヤマハに復帰し、ロレンソ選手とチームを組む可能性は？
「想像もつかないですね…今現在はドゥカティ機で競争力を上げることしか考えてないんで。第一目標はこのチームに残ることです…今後の何年間かもね。」

最終決定はいつですか？
「夏…ラグーナセーカ戦の後には確実に…ブルノ戦あたりで皆さんも分かることになるでしょう。」


（日本語翻訳：La Chirico / 伊語記事：Gpone 2012年06月14日）

ブルノか…8月26日ですね…


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