MotoGP

V.ロッシ『僕は多くのアドバイスをしてきた』

モトGP『ロッシ:多くのアドバイスをしてきた』

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もはや幾度目とも知れないドゥカティ/ロッシ組の無惨レース。13位でゴールしたヴァレンティーノ・ロッシがレース後、次のようにコメントしている。
「タイヤ右サイドに問題があって…一部はがれ落ちてしまってね。なかなか調子良く行ってたんで残念です。まだまだレースはたくさんあるし、最後の最後までチャレンジしていかなければ…もっと速く、もっと競争力を高めるようにね。僕は多くのアドバイスを出してきた、そして、僕の希望やテストライダーとしての才能は賭けに張れるものだと思う。」

暗い表情…いまだ後方を走らなければならないと言う状況が一番腑に落ちない人間は、ヴァレンティーノ・ロッシ自身なのだ。
「良いスタートを切ったら、前の方がゴタゴタしていて…ニッキーと競りながら5位にいたんですよ。その後、彼が前に出て行って、皆、若干遅めに走ってね。で、追い抜くチャンスを狙って…6位にはつけたかな…なかなか良い配置になっていて…そうしたらタイヤがいかれてしまい、交換して…でも大した挽回はできませんでしたね。出来る限りの結果をチームに持って帰ろうと頑張ったんだけど…ハードタイヤの時にチャタリングが出てたんですよ。ソフトに履き替えてみても何も変わらなくって…やっぱりチャタリングが出てしまってね。」

また、ロッシ選手は、ドゥカティに対しては問題を解決できないことを『非難した』のではなく、助言を呈したのだと説明する。
「至極当たり前のことを言ったまでで…僕はセッティングの仕方も知らないし、他のマシンのように強く走らせる方法も分からない。幸い、ずっと素晴らしいマシンと素晴らしいチームで走り続けてはきましたが。僕が言ったことはアドバイス以外のなにものでもない。まだまだレースはたくさんあるわけだし、最後の最後までチャレンジしていかなければ。もっと速く、もっと高い競争力を持つこと。僕は多くのアドバイスを出していくし、自分の希望やテストライダーとしての才能は賭けに張れるものだと思うんです。今のところ、マシンにはフロントのグリップがなく、止まったりコーナーを抜けるには他の選手よりも時間がかかるんで…だから、まだ横になった状態でアクセルを開かなければならないんです。」

このイタリアンカップルの近い将来については、いまだ苦渋の波にもまれている。
「もっとソフトなエンジンが必要なわけで…それは手元に届くはずってことは分かってるんです…ただ、それ以外については音沙汰なしでね。チームに聞いた方が良いですよ。アウディが入ってきたんで、皆、ある意味では興奮してますよね…超ハイレベルなパートナーで、ドゥカティのレース部門に大きな支援の手を差し伸べてくれるかもしれない…ただ、僕らは来週のレースに集中していかなければ…出来る限り速く走るためにね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Mediaset.it 2012年06月30日


機嫌が良い時や好調な時のロッシ選手のコメントって高音から始まるんですよ…丁度、田中角栄が話し始める時ぐらいのキーでしょうかねぇ…あっ、若い読者の皆さんは知らないか…


来週は高音コメント期待クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. デカ黒 より:

    ロッシの言う乗りやすい日本車的なマシーンとDucatiはもともとの考え方が違うのではないかな?

    生まれというか、、、ロッシに勝って欲しい反面、Ducatiの良いところが消されているようで、、、やっぱテストライダーにストーナー入れてもらって、このマシーンでも速く走れるってことを証明してもらった方が良いんじゃないかな?
    現実的じゃないけどね。

  2. The 毒多~ より:

    メーカーとしては、数年しかいないライダーにアドバイスもらってもねー ドカティー哲学はかわらんでしょ。  

  3. Kevin より:

    「まぁ、その〜!」からはじまる角栄節は、なつかしいです。

  4. 904 より:

    たぶんメーカーも内心※2さんと同じように考えていて
    だからいつまでも進展しないんだと思います。
    哲学を残して万人受けする懐の広いバイクを作るか、
    才能のある限られた人間のみ扱える独自のバイクを作っていくか。
    難しいところですね。

  5. vale46 より:

    他の誰か(特にCSなど論外)ではなく、VRが乗りやすい物を開発しなければ意味が無い
    数年しかいないライダーと言う声もありますが、ライダーは根本的に1~2年契約なので論外ですね。

  6. The 毒多~ より:

    >VRが乗りやすい ~ 意味がない

    MOTO GPにドカが参戦してからの経緯を見ていると個人的にですが、我々の造ったバイクに乗りなさい・・・・・・ってのが、ドカティー哲学に近いのでは?と自分は思います。(それを乗りこなせたのは、いまだにKCしかいないのも事実。) H社は、VRが、ハンドリングにリクエストを出して拒否したと自分は聞きました。ゆえにVRは、H社と離れたとんでしょう。(それだけではないのでしょうが。) Y社は、VRから伝統の5バルブを、エンジン出力が荒いと聞いて伝統の5バルブうを捨て、4バルブに変更したと自分は聞きました。 ライダーリクエストの重視しているか当社の伝統が重いかの違いだとおもいます。 D社は後者になるとおもいます。・・・・・・だから今レースでD社が勝てないのは、そこなのではないのでしょうか? いくら伝統でも勝つために参戦してるのが、GPレースですからねぇ。 
    ライダーは、論外・・・・・ゆえにVRも論外がドカティー哲学に 入ってしまうのではないでしょうか? だから現状レース結果がこうなのだろうと、自分個人的には、思います。本当にVRもトップ争いに加わって熱いバトルを!してほしんですけどねぇ

  7. Soulquarian より:

    不本意かもしれないが、もうドカを離れた方が良いと思う。
    ホンダ ヤマハからマシンを提供してもらえる話があれなロッシは迷わず移籍すべき!
    多分ロッシがどんなにリクエストしても、根本的な解決策を見出せていないドカはどんどん迷走していくでしょう…もはやリザルトが悪いのはライダーの責任ではないと思う、だってメランドリ、ヘイデン、ロッシとテクも経験もあるライダー立ちがことごとく遅くなってるじゃない!確かにライディングスタイルがドカと相性の良かったストーナーだったらもう少し良いリザルトが期待できるでしょう、でも2010シーズンのマシンと比較するとホンダ ヤマハは確実に良い方向に進化している、一方ドカは進化どころか後退してるいるような気がするから例えストーナーをもってしても表彰台に登るのは容易じゃないでしょう!
    もはやマシンポテンシャルに差があり過ぎる!
    勝ちたければロッシはドカを去るべき…個人的な理想を言えば来シーズンはレプソルでマルケスとのドリームチームを観たいね‼

  8. nav. より:

    もはや迷走してる時点でドカの伝統などないらんわ!
    ロッシをライダーに採用したのだって双方やむを得ずでしょ???motogpにおいては彼等のアイデンティティを理解できないっす。何の為の参戦でしょう?いっそのことプレチやグアレスキを更迭しちゃえばいいのに?そういう社風じゃないのかな?

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