アレイシ・エスパルガロ10位『人生最悪の転倒だった』2015ル・マンＧＰ

『エスパルガロ：人生最悪の転倒だった』

★5月16日（土）、ル・マン戦ＦＰ3で激しいハイサイド転倒（下記映像）を喫したアレイシ・エスパルガロは、予選を10位で終えた。

★エスパルガロ選手のコメント。
「ちょっと変な風に聞こえるだろうけど…嬉しいと…とても満足してると言うべきでしょう…これまでのキャリアの中で最悪の転倒でしたからね。背中もかなり痛むけど…特に手の方ですね…手がマシンの下敷きになってしまったもんですから。靭帯を痛めてしまって…指もかなり腫れてるんですよ。きっと手術しなければならないだろうけど、レースの方は問題ないんでね。神経ブロック注射をする予定です。予選ではどの程度痛むか確認するのに、注射は打たなかったんですよ…ブレーキングが痛かったですね。でも、それほど酷くもなかったけど。」

【アレイシ選手のスズキ機は、ここのサーキットでは好調で…】
「もったいないですよね…僕はここは好きじゃないんだけど、マシンの方は超絶好調でね。レースペースも好調だし、レース用タイヤでの戦闘力もかなり高いし。転倒した時は柔らかい方のタイヤを履いていて…ここでのアレは本当に理解し難いですね。同じタイヤを2回履いて、2回転倒してるんですよ…だから、その後は使わなかったんです。レース用タイヤでのタイムも良いし、リズムも良いし…だから手に神経ブロック注射を打って、良いレースをしますよ…今年の一番になるぐらいのレースをね。少なくとも、僕の手応えとしてはそんな感じです。」

【ＦＰ3での転倒については？】
「あそこの地点では、常に縁石の上を通るもんなんですよ。あの時、僕は2速で行って…3速に上げた時、吹っ飛んでしまったんです。時速200ｋｍぐらいだったかなぁ。今回のグランプリの柔らかい方のタイヤって、けっこう変なんですよ。もう使いませんよ…でも、ちょっと分析すべきでしょうね。全選手がグリップのことで愚痴ってるんだし。エクストラソフトより上のスーパーソフトなんだけど…感触が石膏ボードみたいなんですよ。僕はラッキーでしたよね…もっと酷いケガをしてたかもしれないんですから。」

（2015年05月16日『AS』記事参照）

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