マルケス『今日は何をやっても上手くいかなかった』2017セパンGP

『マルケス：今日は何をやっても上手くいかなかった』

★10月28日（土）、セパンGP予選をマルク・マルケス（ホンダファクトリー）が転倒により7位で終えた。なお、今回、タイトル獲得の初マッチポイントである。

★PPはチームメイトのダニ・ペドロサが獲得した。

★マルケス選手のコメント。

「今日は僕らにとって最高トラックってわけじゃないけど、各コンディションを考えるなら、何をやっても上手く行きませんでした。マシンに手をいれる度に間違えてたし、いくつかモディファイを試してみたけど、遅すぎたんですよね。そして転倒でしょ。またやってしまって。信頼感も変わってくるじゃないですか。良い周回もできませんでした。正直に言うと、優勝できるようなリズムは出てません。うちのポテンシャルは今のところ、表彰台ってところでしょう。」

【ペドロサ選手がPPスタートだが、どうやってあのペースに付いて行く？】
「ここはかなりの暑さなんで、スムーズな操縦をする必要があるでしょうね。できる限りそう言う操縦になるよう心がけてはいるんですが、アグレッシブに熱中してしまって。僕のマシンは直線コースが速くなかったんですよ。そこでタイムをかなりロスしてしまいました。ダニは同じマシンでも、トラックによっては僕より苦戦してるんですが、今回はライディングスタイルが合うらしいんです。今までもダニはセパンで最高リザルトを取ってきてるから、彼を手本にして頑張りますよ。」

【レースに向けての作戦は？】
「天候やマシンへのフィーリング次第です。出走する度に手応えが違うんですよ。今回、フロントタイヤの選択は間違えられませんよ。
ドゥカティはソフトを履いてるし、他の選手はハードでしょ。僕はミディアムを試してみたんですが、フィーリングは悪くないんですよ。ただ、高速ラップを何周かこなした後のタレ具合を検証してみないと。フロントにハードの選択肢も考えてます。今朝、良い感じだったんで。今のところ、ダニとドヴィツィオーゾが最高リズムを刻んでいるんで、数人で表彰台争いをすることになるでしょうね。」

【いつもはどうやって好リズムを刻み、第1ラップからペースを上げていくの？】
「最終的にチームがマシンのディテールに手を入れてくれて、僕の方では常に状況を把握するようにし、ベストを尽くしながら強い走りをするよう努めてます。
明日は自分のレースに集中して行きますよ。レースによっては攻めの姿勢だったけど、今回は守りに入るべきでしょう。日曜ウォームアップで自分のレベルが分かるでしょうね。」

【セパンで良い思い出は？】
「ここでは良い思い出はないですね（笑）。どうしても何かって言うなら、2014年に優勝したことかなぁ。ここは常に競り合っていかなければならないトラックで、さいわい、常に上位5位以内には入ってますけどね。」

【1度転倒し、2度目も危なかったが…】
「そうなんですよ。ボックスでメカニック達から『膝は大丈夫？』って聞かれました。『大丈夫』とは答えておきましたが、自分でもどうやったのか分からないんですよ。」
（※下記画像。転倒を防ぐため膝で路面を押しながら走り、右のニーガードがずれてしまった）






【明日のレースでドヴィ選手が優勝しないで済むのなら、ペドロサ選手に優勝を奪われても嬉しい？】
「僕は自分のために走るつもりです。プッシュして行きますよ。もしスタートがイマイチだったら、チームメイトであるダニを応援します。」

（2017年10月28日『Gpone』記事参照）

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[threecol_one]転倒注意ぃぃね！[/threecol_one][threecol_two_last]

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