『ザルコ：ヤマハ機の秘訣はロレンソのスタイルを真似ること』
★2月18日（日）、モトＧＰブリーラム公式テスト最終日で、ヨハン・ザルコ（ヤマハテック3）が2位を獲得した。ヤマハ勢トップ。
★ザルコ選手は3日間総合順位2位で、ファクトリーのヴィニャーレス選手（総合8位）より0.407秒、ロッシ選手（総合12位）より0.644秒速い。
★ザルコ選手のコメント。
【ザルコ選手はなぜ速い？】
「ここのトラックのことは気に入ったし、ここだと良いフレームが必要なんでが、僕のは良いんですよね。
最終的にあのマシンでなら、ほぼ100％ってとこだと思います。ただ、念のため、今のベースについてはもっと把握していかないといけませんけどね。」
【決して舞い上がったりはしない…】
「10月のレースではタイヤも天候も違うでしょうからね。でも、今日のパフォーマンスのおかげで、良いバランスなんだってことは分かったし、その点は（10月も）同じでしょう。
昨日と同様、ポジティブな1日でした。ただ、昨日は限界ギリギリだったけど、今日は0.5秒速くなってましたからね。つまり、かなり伸びて来れたし、僕自身の操縦も良くなってきたってことでしょ。
ソフトタイヤでも勝負に出られたし。ただ、10月には使えませんけどね。とにかく、こう言うリズムで走るとマシンの挙動も良いし、これぐらいギリギリまでプッシュするとかなりのことが分かってくるんです。カタールでは、このレベルから始めたいもんですね。」
【カタール開幕戦で優勝を狙えそう？昨年の開幕戦でも狙ってきてたが…】
「レースは常に別物だから。ライバル陣と競り合っていかなければならないし、26周回も走らなければならないでしょ。優勝を狙えるほど仕上がってるとは思えません。表彰台には接近してますけどね。でも、優勝を狙おうと思ったら、もっと強く、もっと速くならないと。マルケスなんか、かなり仕上がってるし、かなり速いですから。常に僕より速かったでしょ。だから、やはり、表彰台狙いってところでしょうね。」
【テストでのアプローチ法について、ロッシ＆ヴィニャーレス選手はザルコ選手から何か学ぶべき？】
「さあ、どうでしょう。それぞれ、自分のやり方なり、乗り方があるから。僕はまだモトGP2年目にすぎないし。でも、楽しんではいますけどね。」
【以前、ザルコ選手は『ヤマハ機ではロレンソのスタイルを真似ると速く走れる』と言っていたが…】
「それについては、今回も確信しました。ロレンソのことを…彼のスタイルをけっこう観察してるんですが、速いですよね。ドゥカティ機でも速い。まず、マシンが強いってことだろうし、ヤマハ機に乗ってた時は常にハイレベルにいたわけでしょ。多分、今回は何かが欠けていたんでしょうけどね。ロレンソと言えば、完璧志向だし、常にそれを目指してもいるし。僕は彼のやり方を理解しようとしてるところです。」
【ここまで終えてみて、去年よりも上手く行きそう？】
「ブリーラムは小さなサーキットですからねぇ。まぁ、直線コースは長くて、時速320ｋｍも出るけど。
まだまだ改善していかないと。ただ、けっこう100％に迫ってはますけどね。でも、去年よりも上手く行けるとは言えません。戦闘力が高いことは確かなんですけど。」
【新チームメイトのハフィス・シャーリン選手も、なかなかのモトＧＰデビューだったが…】
「良かったですよねぇ。フルシーズンずっと一緒だと良いんですけど。もの凄く腰の低いタイプだし、スマートな操縦をしますよね。マシンでの走りがスムーズだし、速くなるんじゃないんですか。簡単ではないけれど、若いし、それに、人の話を良く聞くタイプだから。」
（2018年02月18日『Gpone』記事参照）
ザルコ選手は今回、テック3としては初めてヤマハファクトリーと同じウィングが提供されてます！
それだけ、ヤマハもザルコ選手に期待しているのでしょう。
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018セパンテストまとめ2 ヤマハ】［2018年02月15日 発行 Vol. 175］
●テック3、セパンテストまとめ
・エルナンデスはどうだった？
・なぜザルコは2016年版フレームに戻したのか？
・テック3初、ファクトリーと同じウィング！
他
『Vol.175』を1本だけ読みたい人は100円（外税）！
プリペイドカードも利用可能。
『note』02月分マガジンは4本で300円（外税）！
『note』01～03月分季刊号は11本で750円（外税）！
[amazonjs asin=”B074N84CKV” locale=”JP” title=”モンスターエナジー 転写ステッカー Monster Energy オリジナル”]
[threecol_one]いいねPrego！[/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]
