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アナ・カラスコ総合優勝『初タイトルはルイス・サロムに捧げると誓っていた』2018 SSP300 マニクール

『アナ:初タイトルはルイス・サロムに捧げると誓っていた』

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★アナ・カラスコ(カワサキ、21才)が9月30日(日)、スーパースポーツ300 マニクール最終戦で13位となり、女性ライダーとして初の2輪レース世界選手権タイトルを獲得した。

★カラスコ選手のコメント。

「ここまで辿り着くのは本当に厳しかったんで、とても嬉しいです。
とにかくカワサキと、うちのチームに感謝してます。ここまで辿り着けるよう、懸命に作業してもらいました。
それから、うちの家族にも感謝してます…この十何年間、本当に全力で支えてもらいました。それから、友人らにも感謝してます。
このタイトルはルイス・サロムとそのご家族に捧げたいと思ってます。私達は本当に良い友人だったから、亡くなった時、私の初タイトルはルイスに捧げるって誓ったんです。
今日はかなりの後方スタートだったので本当に厳しいレースでした。できるだけ追い上げて行こうと頑張ったけど、ある時点から本当に難しくなってしまって。
自分がタイトルを取ったってことは、第5コーナーまで来て初めて知りました。カメラマンが物凄く大勢いたんで、『もしかして、私ってタイトルを取ったんですか?』って訊いたんですよ。
スクリーンを何度見ても、何も映ってなかったもんですから。」

【世界チャンピオンになって数時間経ったわけだが、今の心境は?】
「もう、本当に嬉しいです。でも、まだピンと来てない感じです。
今シーズンの目標ではあったんで、ここまで本当に一生懸命努力してきました。獲得できて本当に幸せですね。」

【今日のレースの流れからするとタイトル獲得はほとんど無理そうだったが…】
「レースの最中は考えないようにしてました。グリッド25位スタートだったんで、難しいレースになることは覚悟してましたから。
トップグループに追いつくのは、ちょっと厳しすぎる感じだったし…ただ、序盤ラップはちょっと楽だったんですけどね。でも、『さぁ、このまま前に進んで行かなければ』って辺りから大変になってしまって。
(10ポイント差で総合2位だった)スコット・デルーがリタイヤしたって知った時、私はピットボードでチームとやり取りしていて…(18ポイント差で総合3位だった)ミカ・ペレスが優勝した場合、私は何位でゴールしなければならないのかを知らせてきてたんです。
でも、結局、ペレスは優勝しなかったんで、うちは13位で大丈夫だったってわけです。」

【『タイトルをサロムに捧げる』って言った時、チームマネージャーが感動していたようだが…】
「ああ言うことになってしまった時、そう誓ったんです。もしタイトルを取れるのならば、そうすることが私にとっては本当に重要だったものですから。
(サロムとは)親しかったんですよ。今でも、ご家族と連絡は取り合ってます。
ルイスは何度もタイトル獲得に挑んで、結局、叶わなかったけど…でも、こうして彼の夢を叶えるお手伝いがちょっとはできたんじゃないかと思って。
だから、私の初タイトルは彼に捧げたかったんです。」

【(今回、初表彰台となった)ダニ・ヴァレ選手のレース優勝が、カラスコ選手のタイトル獲得の鍵になっていたが…】
「もう、本当に、うちのタイトル獲得には彼の優勝が重要な鍵になってくれました。お礼も言ったし、もう、晩ご飯に好きなもの何でも奢っちゃいますよ。
彼は良い仕事をしてましたよね。物凄いリズムを刻んでくれて、色々と楽にしてもらいました。」

【タイトル獲得で、将来も変わってきそう?】
「どうでしょうねぇ。獲得して、まだ大した時間が経ってないから…でも、チャンピオンともなれば、けっこう道は開けてくるわけだし。でも、タイトル獲得とは関係なく、私の将来は大体はっきりしてると思うんですけどね。
焦ってませんし、急いでもいません。」

【どんな将来が待っていそう?】
「私としては、このSBK世界選手権の方でやって行きたいと思ってます。来年、どのクラスに出るかは、いずれ分かるでしょう。」

【タイトル獲得のお祝いは?】
「(笑)実は、たった今、車でスペインまで戻ってきたんです。これからインタビューやら、その他の予定がびっしりなんですよ。世界選手権は終わったけど、今度は別の仕事が始まりますから。
もう少し落ち着いたら、チームや家族、友人たちとお祝いしたいと思ってます。」

【カラスコ選手自身は『女性初のタイトル獲得』は意識してないようだが、2輪レース史にとっては重大なことで…】
「私にとっては、それほど重要なことではないんですが、でも、女性だってことで大きなニュースにはなるだろうし、今後、他の女性がやりたいと思った時の助けになるのなら、そう言う意味では自慢できますね。
道を切り開くのに、私は苦労したから…世界選手権に普通に女性が参戦できるようにするのにね。」

【2輪レーサーを目指す少女ライダーにとって、今回のタイトル獲得は良いメッセージになったのでは…】
「私、ずっと思ってたんですが…2輪レースって、男女が同じレベルで戦える数少ないスポーツの1つでしょう。(性別に関係なく)一選手なんだって考えるのが重要だと思います。
サーキットに行ったら、(性別に関しては)一切考えません。自分は一選手だし、他の選手と同じように作業してます。
男だから上だとか、女だから下だとか…世間がそう言う見方をしないってことが重要なんですよ。
それぞれ特性は違うのだから、それを最大限に伸ばしていくべきなんです。」

(2018年09月30日『AS』記事参照)


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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    まだ21歳ってことに驚きです
    コメント内容もしっかりしてて好感が持てますね

    茂木で岡崎静夏のWC参戦も決まったし良い意味で注目されるといいな
    まだまだ日本では女性ライダーってだけで日曜のゴールデンタイムのテレビに出てるぐらいだからねぇ

  2. なお より:

    >2輪レースって、男女が同じレベルで戦える数少ないスポーツの1つでしょう。

    このコメント、すごくいいですね。

  3. R774 より:

    そうは言っても1000ccクラスになるとフィジカルの差が出てきちゃうから、Moto3がMotoGPの下位カテゴリーじゃなくてボクシングの軽量級みたいな扱いになれば、もっと女の人のライダーが増えるんじゃないのかなあ

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