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KTM『ビニャーレスが、うちに来たいと言うもんで…』ピット・バイラ

『バイラ:ビニャーレスが、うちに来たいと言うもんで…』

★6月13日(木)、KTMがマーヴェリック・ヴィニャーレス(29才、アプリリアファクトリー)およびエネア・バスティアニーニ(26才、ドゥカティファクトリー)と複数年契約を交わしたことを公表した。

★6月14日(金)、KTMのピット・バイラ氏(モータースポーツ・ディレクター)が、オンライン会見で次のように話した。

【ヴィニャーレス加入については?】
「マーヴェリックは何年も前にKTM機でタイトルを取ってますからねぇ(※2013年モト3クラス)…それ以来ずっと連絡は取ってるんで。
友情関係がずっと続いてたんで、疎遠になるってことはなかったんですよ。それで、ある時点で直接会って話したところ…うちに来たいって言うもんですから。
まぁ、ドゥカティ待ちしていた選手らとは違いますからね。(ヴィニャーレスは)最初から、がっちり考えてくれていて…それで、その後は話がぐいぐいと進んだんですよ。」

【ヴィニャーレス選手が加入することになると思っていた?】
「私の方では、(ヴィニャーレスは)現在、ベストチームでベストマシンに乗っていると思ってたんでねぇ…だから、実に真剣な申し出で、実にオープンな姿勢を取ってくれていたのは良い意味でのサプライズでしたよ。
他との交渉を有利に運ぶために、うちに声かけたって感じじゃなかったんでね。
実際に会い、条件を話し合って合意に達したんであって…押したり引いたりの駆け引きはなかったですよ。」

【イタリアGP中にドゥカティアプリリアで動きがあり…その後、契約交渉は急加速したようで…】
「やはり、ああ言う展開になると、速攻でパッケージをまとめ上げる必要がありますからね。
ドゥカティとの話し合いが終了した時点で、当然、選手らは速攻で決めたがってたいたのでしょ。
うちは上手く任務を完了できたんじゃないんですか…タイミング良く、対処していける状態でしたからね。」

【KTMはマルク・マルケスやホルへ・マルティンとも交渉していたの?】
「あの2人のことは良く知っているし、何回か話はしましたよ…ただ、真剣な契約交渉には至りませんでしたけどね。2人とも、それぞれの計画に集中していたようだったから。
だから、可能な限りの最強パッケージを求めて、うちは早々に別の道を進むことにしたんです。」

【ヴィニャーレス&バスティアニーニ加入により、ミラー&フェルナンデスは放出される…】
「当初は、もう少し時間をかけて検討しようと思ってたんですが…交渉現場があまりにも加熱してきたんで、チャンスを逃しかねなかったんですよ。
最終的に、厳しい決断をすることとなってしまいました。我々の計画には入ってなかったと言うことで…諦めたんです。
ムジェッロは決戦場でしたからね…すべてが急に動き出し、(ヴィニャーレス&バスティアニーニ)獲得のチャンスはアッと言う間にすり抜けて行ってしまいそうだったんですから。
とにかく、急いで決断しなければと思い…決断しました。」

【いつヴィニャーレス選手と契約を交わしたの?】
「12日(水)の20時です…13日の朝に公表されたんが、その何時間か前ですね。」

【ヴィニャーレス選手についての印象は?】
「マーヴェリックとは個人的に強い絆があるんでね…人的な要素としては、アットホームな環境が重要な選手でしょうね。そうなれば、奇跡を起こせるような選手でしょ。
落ち着けない状態だと、1〜2つ順位が下がるだけじゃなく、間違った方向に行ってしまうもんじゃないですか。
うちのチームには良い人材が揃っているし、妙案も色々とありますからね。話し合いの最中、(ヴィニャーレスの)熱量が本当に高くてね…こちらからも、お返ししないと。
マーヴェリックもそれなりの年齢となったことだし、才能に関しては周知のことでしょ…朝、起きて、『僕はレースで勝てるよ』と言った日には、ほぼ無敵なんだから。
ですから、我々としては、マーヴェリックが頻繁にそう言う心境になれるようにしていかないとね。」

【バスティアニーニ選手についての印象は?】
「ムジェッロの時のような走りを、うちでも続けてくれたなら…大喜びなんですけどねぇ…うちには、ハイレベルな高速ライダーが必要なんですから。
私としては、満足してもらえるようなチームとマシンを提供できるよう…それを目標にしていきますよ。ハッピーならば、全力走行ができるでしょ。
加入するまでの期間をフル稼働させて、全力を出してもらえるようなパッケージをきちんと準備しなければね。」

【今後の目標は?】
「表彰台争いができるような、世界でも有数の選手を獲得できたんですからねぇ。
プレッシャーはありますよ…彼らがベストを尽くせるようなパッケージを、きちんと提供しなければならないんですから。2人ともレース優勝できるってことを証明してますからね。
こうしたパッケージに加え、(テストライダーの)ペドロサとエスパルガロもいるんですから。もちろん、絶対なんてことはないだろうが、しかし、モトGPクラスでさらに前進できるよう助けになってくれることでしょう。」

【グレジーニ時代、バスティアニーニ担当だったアルベルト・ジーリブオーラ(チーフメカニック)が今はKTMで働いているが…両選手の担当になるの?】
「選手陣には必要な環境を整えていきたいと思ってますが、チームスタッフについては今日は触れられません。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    あらぁ…バイラ氏はビニャーレスの性格をよく見抜いてるようで
    環境が重要だから期待できそうかも

    ビニャーレスから売り込んできたと言ってるけど、ミラー、アウグストとの契約終了を速攻で決断できるものではないと思うのだけど?
    去年アコスタ昇格でポル、アウグストどっちを残すか時間かけてたのに
    やっぱ契約にドライなのは変わらない?

  2. としあき より:

    >アットホームな環境が重要な選手でしょうね。そうなれば、奇跡を起こせるような選手でしょ。
    よく分かってらっしゃるが
    KTMの人事にはアットホームさ全然ないからなあ…
    それにしても戦闘力を望むならDUCATIに行くと思ってましたよ
    マルケスへのライバル意識高いから同じ道を歩むの嫌だったのかな

    マシン特性はだいぶ違うからそこが心配

  3. うに より:

    性格も速さも、ビニャ嫌いの人も含めほとんどの人が分かってる。
    だけど、コントロールするのは難しい。。
    まさに奇跡のような事なんですから。
    奇跡ってほど貴重なものでも無いけど。。

    ドカはジジの性格からしてないかな。

  4. きゃめる より:

    結果さ?!KTMの育成プログラムって何なの!?
    アコスタみたいな天才しか残らせないシステム?
    良いテストチームとレジェンドライダー確保してるんだから、MotoGP正規採用にする前にテストチームで教えてから採用すればいいのに。

  5. カカオ・アルカラムーチョ より:

    アプリリア…イアンノーネ…可能性…ある?
    知らんけどw

  6. 田中 より:

    KTMに乗るライダーはかなりのリスク。アコスタと比較されるからね。今季のビンダーもすっかり影が薄くなってきてる。

    おまけにmotogpクラスに限ってはドライにポイ捨てするからね。

  7. ろしし より:

    ビニャーレス、情けないとしか言いようがないですね
    マルティンに勝てる自信がないという気持ちが出てしまってますね、ヘソ曲げてる場合じゃないのに

  8. 369 より:

    メンタル弱子のビニャーレス。
    アプリリアに居たらヤマハ時代の二の舞だったと思う。

  9. TBN より:

    ここのサイトのファンってほんとビニャーレスとブラドル嫌悪多いよな
    そっかKTMはアレイシはいないけど弟のポルがいるのか
    エスパルガロとの縁は残せる
    その辺も居心地の良さにつながるのかも

  10. ( ˇωˇ ) より:

    何処へ行ってもエース扱いされずマルケス移籍でチャンプへの道が更に遠のいたから4メーカー優勝を目指すんですね。わかります。

  11. ZC33S より:

    まあビニャとすれば、アレイシが引退&テストライダー就任拒否に動いた時点で
    アプリリア残留の芽が無く成ったのかもね。
    アレイシ不在と成れば、アプリリアの開発が自身に来て停滞する可能性も捨てきれないから…
    KTMならば、安定の?ペドロサが居るからね。

  12. ok より:

    アプリリアは終盤でマシントラブル何度かあったからな。乗りやすさや相性は知らんけどトラブってリタイヤは減るのかも。

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