MotoGP

グレジーニ、加藤大治郎&マルコ・シモンチェッリの想い出を語る

『グレジーニ:加藤大治郎&マルコ・シモンチェッリの想い出を語る』

★6月6日、ファウスト・グレジーニ(アプリリアファクトリーのチームマネージャー)が伊サイトのインタビューで、次のように話した。

[ 前半はこちら ]

ダイジロウ・カトウとの思い出を、なにか話してもらえる?】
「カトウと知り合えたのは、ホンダHRCのお陰なんですよ。(ホンダが)カトウを世界選手権に出したがっていたんで、うちのチームに迎え入れたんです。
カトウがイタリアにやって来たのは2月のことでした。霧が出ていてねぇ。ミザノに家を見つけたって言うで、そこまで送って行ったんですよ。その後、私が自宅に戻ると電話がかかってきて、『ボク…トラブル…』って言うんですよ。私の方ではすぐに、『あぁぁ〜これは良い関係の始まりだなぁ』なんて思いましたね。結局、外出したものの逆方向に行ってしまったって話でねぇ。
実に優秀なライダーでしたよ。アクセルを見事に使いこなし、コーナー中盤なんか物凄かったから。カトウにとっては、スムーズに乗れるマシンかどうかってことが重要でしたね。ウェットは嫌っていたが、それでも驚くような走りを見せてました。
ピットボックスで、よくウトウトしてたのを覚えてますよ。伝説なんかじゃなくって、本当にそうしてたんです。本人は『イタリア語がよく分からないから』なんて言って、引っ込み思案になっていたが、実際は周りが思っている以上に良く分かってましたよ。
セテ・ジベルナウとは、実にウマがあったようでね。すっかり友達になってました。
人生をこよなく愛していて…鈴鹿の、あの朝、息子さんと遊んでた姿を思い出しますよ。あの光景は素晴らしい思い出ですね。」

マルコ・シモンチェッリとの思い出を、なにか話してもらえる?】
「迫力満点で、実に愉快なライダーでしたね。競り合いやら接触戦が好きでねぇ。愚痴を言ってるのなんか見たことない、常にポジティブな人間でしたよ。自分のやっていることを信じてましたね。
ホンダ機を駆って、チームに期待されていた結果を出そうと戦っていました。
誰のことでも庇い立てするようなタイプだったが、常に思ったことは口にしてましたね。実生活でもTVで観るまんまの姿でしたよ。父子関係の強さは驚異的でしたね。
マルコの想い出なら、いくらでもありますよ。何があっても、とにかく動じないんですよねぇ。
セパンで激しく転倒して、頭を強打してしまったことがあったんですよ。トラックに戻って来た途端、スクーターで転倒したコーナーに行ってしまってねぇ。他のライダーらが、どうやって周ってるか見に行ってました。
気ままで夢見がちな人間だったが、何があっても見過ごすタイプではなかったですね。」

[ 完 ]


(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
(Photo:Twitter


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  1. 岸本ジョン より:

    【ダイジロウ・カトウとの思い出を、なにか話してもらえる?】
    >ピットボックスで、よくウトウトしてたのを覚えてますよ。
    でもレースになると切り替わる凄い選手。

    >本人は『イタリア語がよく分からないから』なんて言って、引っ込み思案になっていたが、実際は周りが思っている以上に良く分かってましたよ。
    イタリア語で上手に歌を歌っていたと書いてありました。

    加藤選手はセッティングの時メカニックに、ボヨンボヨンすると言っていて
    (サスペンションの事だと思います)
    エンジニア曰く?状態でしたが、後に大ちゃん用語と呼ばれるのが出来て
    メカニックも理解してセッティングを進めていました。

  2. maxtu より:

    大治郎の話しは色んな気持ちが込み上げて未だに心がキュとします

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