MotoGP

ロッシ:シッチ誕生日イベントにお忍び参加

モトGP『ロッシ:シッチはローソンみたいになりたがってた』




故マルコ・シモンチェッリ25回目の誕生日イベントが開催される当日、朝から皆が口々に問うていたのはヴァレンティーノ・ロッシが参加するかどうか。
友であり同志であったシッチの命を奪ったあの事故に望まずして巻き込まれ、その後は意識的に、間近に遭遇してしまった悲劇についてスポットライトを当てられることを避けていたのだ。
昨夜も、やはりそうだった。幕が上がり場内が暗く静まり返った瞬間を狙って観客に紛れ込んでいた。ロッシは来ていたのだ。こんな風に来るしかなかった。その証拠が、ロッシ選手とシッチ父パオロさんの間で交わされた熱い抱擁で、先日、マスコミにでっち上げられた不仲説も一気に吹き飛ばしてしまった。

ロッシ選手は次のように語っている。
「ジョークって言うのはマルコの強味だったわけだし、こういう風なイベントで祝うのが丁度良いんじゃないですか。非常に感動的でしたね。まずは涙が出るほど笑って、それから泣いて、お終い。マルコを忍ぶには最高の方法ですよ。毎年、こう言うイベントができたら良いんですけどねぇ。」

特に、幼き日のマルコ・シモンチェッリが父親に“熊みたいになって、オートバイで勝ちたいんだ”と言った下りが意味深く感じられたのだが、それについてはロッシ選手はこう見当をつけている。
「マルコはローソン選手(編集部注:エディ・ローソンのこと。500ccクラスで4回総合優勝)みたいになりたかったんじゃないのかなぁ。彼のお父さんが贔屓にしていたライダーだったから。」

ロッシ&シモンチェッリ選手と言えば8才の年齢さながら、奇妙な共謀関係にあったのだ。
「シッチは生粋のエミリア・ロマーニャっ子で、オートバイへの情熱はかなりのものだったんですよ。僕の世代はとにかく二輪で楽しみたいって世代なんですが、シッチもそうでしたね!」

多くのライダー同様、ロッシ選手もまたコース上でシッチを讃えてゆきたいと思っている。
「彼を想って作ったヘルメットを使うつもりです。テストでだけなんですが。ある時点まで大切にしてゆきたい事ですよね。重要なのは常にマルコが僕といるってことで。皆さんと一緒にいるのと同様にね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年01月21日


上のロッシ選手の写真が、いつになく素朴な青年風で…場内で撮られたものなんでしょうかねぇ…

ロッシ選手、シッチを想いながらのつかの間のリラックスタイム…良かったね!クリックPrego
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