ロッシ5位『タイトル争いしてたらリスクは負えない』2015ミザノGP

『ロッシ：ミスをした？リスクを負うことはできなかった』

★9月13日（日）、ミザノGP決勝戦では天候不順により大半の選手がマシン交換を2回行ったが、ロッシ選手は2回目のマシン交換が遅れたためホームレースでありながら表彰台獲得のチャンスを逃してしまった（※5位でゴール）。

★タイトル争いをしているホルヘ・ロレンソ転倒リタイヤにより、ロッシ選手は総合首位が維持でき、ギャップも23ポイント差となった。

★ロッシ選手のコメント。

【結局のところ、今日のレース結果はOK？それとも…】
「色々な気持ちが交錯しますね。まさに、ここミザノで表彰台に上がれなかったのは残念だったし…でも、ドライが2日続いて、今日はこの難関コンディションですからねぇ。レースの最初の2/3については満足してます…ドライでホルヘ（ロレンソ）やマルク（マルケス）に付いて行けたし、ウェットでもかなり速かったし。」

【その後、雨がやみ…】
「いつボックスに入ってマシンを換えるかを決断するのは、タイトル争いをしてる時は難しいもんですよ。リスクを負いすぎないよう気をつけないといけないんでね。僕は待ちすぎてしまって、かなりタイムロスをしてしまい…5位ゴールでしょ。僕のポテンシャルはそれ以上だったんですけどね。」

【なぜもっと早くにボックスに戻らなかったの？】
「本当は実際に戻ったのより2周手前で戻りたかったんですよ…でも、その瞬間にちょっと雨が降ってきてしまって。後ろを振り向いたら、ホルヘがいたんで…そのまま走り続けたんです。」

【勝負に出る気はなかった？】
「僕の前でゴールしたのは、失うものが何もない選手ですよね。（ブラッドリー）スミスなんかタイヤを換えもしなかったんだし…もの凄い大きな賭けですよね。（スコット）レディングの方は転倒後にマシンを換えていて…それは正しい決断だけど、ミスのお陰でしょ。」

【表彰台は無理だった？】
「ボックスに戻った時、（ローリス）バズが僕と14秒差だって知って…離されすぎでしょ…僕はひたすらリスクを負いすぎないことだけを考えてました。その後、（ダニーロ）ペトルッチが接近しだした時は、またプッシュし始めましたよ。タイミング良くタイヤを換えていたら楽勝で優勝できたとは言わないけど、でも、表彰台圏内にはいましたね。」

【マルケス選手は優勝して当然？】
「彼のほうがリスクを負ったからと言うだけではなく…彼のほうが上手かったですね。タイトル争いをしていない時は、心理的にもっと自由なんですよ…ある種の決断をするにしてもね。」

【結局、ポジティブ面もあったし…】
「ホルヘの転倒により、僕は更に11ポイント引き離せ…これは最重要事項ですね。」

【これでロレンソ選手と23ポイント差となったが…十分？不十分？】
「相対的な問題ですね。まず第一に、タイトル争いに関しては、マルクが完全に計算上無理だと言う状態になるまでは除外しませんから。ホルヘに関しては、あと残り5戦と考えると23ポイント差と言うのは悪いギャップじゃないけど、でも、優勝と表彰台を狙い続ける必要はあるでしょ。総合順位のことはあまり考え過ぎないようにしないとね。ホルヘには毎回レースで優勝できる実力があるんだし、マルクも同様。この2人の後ろでゴールすると言うことは、つまりレースの度に9ポイントずつロスしていくってことですよ。多すぎでしょ。」

【今、ロレンソ選手は何を考えていると思う？】
「毎回、僕に勝って、ギャップを縮めていこうって思ってるかもね（笑）」

【2週間後はアラゴン戦だが…】
「アラゴンは、理屈上は苦手コースなんだけど、最近やったテストではけっこう速かったですからね。」

（2015年09月13日『Gpone』記事参照）

ロッシ選手…マシン交換についてチームとのやりとりは？
ロレンソ選手がボックス入りしたから、ロッシ選手もそうしたの？
カウルに付けてたウィングは役に立った？
チーフメカニックのコメント等々…
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●ロッシは真の勝者？ミスだったのか？それとも巧妙な作戦？

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