MotoGP

ロッシ2位『ペドロサが僕にとっての唯一の可能性…』2015茂木GP

『ロッシ:ロレンソを更に4ポイント引き離したのは重要』

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★10月11日(日)、茂木GP決勝レースでヴァレンティーノ・ロッシが2位でゴールし、20ポイントを獲得した。これで計283ポイントとなり、総合2位のホルヘ・ロレンソとの差は18ポイントに広がった。

★ロッシ選手のコメント。
「長く、難しいレースでした…本当にあっという間にミスしかねないレースでね。序盤でホルヘ(ロレンソ)が最強の走りをしてたのに、その後、コースが乾いてきたら苦戦し始めたんですよ。雨が降れば、即、僕が優勝できるって話ではなかったでしょ。レースは毎回別もので…まさに今日のレースのようにね。僕は限界ギリギリだったんです…スチール製のディスクや今日の僕のセッティングだと、ハードブレーキングで思ったように減速できなくって。ウェットでのフィーリンはいまいちだったし、慎重にスタートしました。雨が止むかもしれないってことは分かってましたね。」

【レースの途中、何が変わった?】
「コースが乾き始めて…その辺りから、レースの様相が変わったんです。ペドロサに抜かれた時、(ペドロサは)ホルヘに追いつけないだろうと思ったんですよ…そうすると、僕はもっとポイントをロスすることになるじゃないですか。」

【ところが、ペドロサ選手に引っ張ってもらえた…】
「心理的にはかなりストレスのある瞬間でしたね…ラインが乾きだしたら、マシンをコントローするのが難しくなってしまって。でも、ダニのお陰で助かりました…スリップに入れただけじゃなく、彼の走行ラインまで見れたんで。彼がいなかったらホルヘに追いつけたかどうかは分からないけど、僕にとってペドロサが唯一の可能性だってことは分かってました。」

【これで18ポイント差…たとえロレンソ選手が残り3戦全勝しても、ロッシ選手は常に2位でゴールすれば良い…】
「常に彼が1位で僕が2位なんて、ほとんど不可能でしょ。これからの3戦はコースも全然違うし、天候も違う…ホンダ組もかなり強いですから。これまでのキャリアで、そう言う計算をしたことはないんですよ…99%計算通りになんてならないから。1戦ごとに考えていった方が良いんでね。」

【今日のように?】
「ホルヘが強いことは分かってたんで、今日、僕が稼いだ4ポイントについては喜んでます。でも、ドライでも僕の戦闘力は高かったから…彼と勝負できてたでしょう。」

【少なくとも、あと1勝はできそう?】
「確かに、できたら良いんだけど。結局のところ、皆、そのために走ってるんだしね。」

【残り3戦ロレンソ選手に勝たなくても良いと言うのは、有利なのでは?】
「確かにそうです…勝つのが本当に難しい時ってありますから。でも、次の2戦(フィリップアイランド、セパン)は僕の得意コースなんで、彼の前に出られたら良いでしょうね。むしろ、ヴァレンシアの方は何が起きてもおかしくないんで…以前は、僕にとっては最悪コースの1つだったんだけど、去年はPPスタートで2位ゴールだったから。」

【ヴァレンシア最終戦前にタイトル争いに決着がつく可能性は?】
「かなり難しいでしょうね…でも、頑張りますよ。今後、何が起きるか…ですね。」

(2015年10月11日『Gpone』記事参照)
(2015年10月11日『Motosprint』記事参照)


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POSTED COMMENT

  1. TTSY より:

    まずはヴァレンティーノが2位でゴールできて、そしてホルヘよりも前でゴールできて、一安心。
    しかし本当にレースというものは最後までどうなるかわからない、といったレースでした。
    これがレースなんですよね。

    「レースは毎回別もので…」
    「雨が止むかもしれないってことは分かってましたね。」

    ドライかもしれないしウェットかもしれないし、ドライからウェットになることもあれば、ウェットからドライに変わることもある。
    そういうことなんですよね…。
    起こり得るそういった状況を、そしてその時起きていることを理解して、最大限に可能性を引き出して動けた結果の2位。
    素晴らしいと思いますよ。
    ただ速ければいいだけなら、予選で一発タイム出すことと意味合い的には変わりませんからね。

    そしてダニ、優勝おめでとう!
    素晴らしい走りでした。
    多くの人がそうであったように、彼の勝利は素直に喜べました。

    残り3戦。
    否が応でもフィリップアイランドとセパンは期待してしまいます!
    この2戦、2連勝して年間チャンピオン決まってくれればいいなー。
    ヴァレンシアまで持ち越すことになると、心臓に悪いな…。

    それにしても日テレの番組制作が酷かったこと。
    特にBS。
    ホンダの一社提供だったみたいだし、ホンダのホームコースだし、ある程度は仕方ないのはわかるけど、あからさまなマルケスとホンダの宣伝番組と化していたのはいただけなかったな…。

  2. ヤス より:

    ロッシ万歳(^-^)/

  3. maxtu より:

    ヴァレンシア・・・・言っちゃったネw
    転倒してチャンプ逃したイメージが今も離れない。
    逆に言えばセパンは急変するコンディション含めてヴァレ向きだから、ここで優勝を狙って欲しいなぁ。

    これだけ伏線張ればフィリップアイランドが俄然盛り上がる!

  4. クラッチ郎 より:

    まさに使えるものは無駄なく使う!さすが年の功。。。
    ダニに抜かれて意気消沈してからのまさかの-5から-18に
    変わった瞬間は意気揚々として観てるこっちも疲れましたw

    レース後の会見でウイングレットについてのヴァレとロレで軽い
    どうぞどうぞにはちょっとお茶を濁された感じだったのかな?
    実際#29ドカの羽増増にはびっくらこいたけど(笑)

    29「うへへ~ぃ 羽根増えた 四枚羽!キリッ!」
    99「ムム無かった方が・・・いや言うまい羽は禁句」
    46「無くて良かった・・・ホッ。 でも緘口令だからw」
    26「僕はRBに翼を授かってる!タンクにも羽根書いてあるイェイ!」

    もうここまで来たらしのこの考えず目先の「一戦必勝!」あるのみ!

  5. テック21 より:

    しびれるレースでしたね! ヴァレの粘りというか・・・底強さを再認識しました。 ホルヘからしてみれば、「なんで??」というレースが、シルバーストーン以来(アラゴンは違いましたが)続いていいて、え?え?という間にここまで来てしまっているんでしょう。 でもその、ほんの少しのスキを見事についてくるヴァレはさすがです。 前も言いましたが、2012年のホルヘ VS ダニ を彷彿させますね。 序盤でロスをしたダニが、後半戦最強だったのに、結局前半戦のリードを守り切ったホルヘがチャンピオンに。 今年のホルヘの序盤のロスは、2012年同様致命的なのか・・それとも挽回できるものなのか? これはシーズンが終わらないとわかりません。 プレカンを見ましたが、ホルヘは、少し達観しているような表情でしたね・・ まあ、ここまでツキに見放されると力も抜けると思います。。が、前半からコンスタントにポイントを重ね、5勝し、そして今でも最速とは言えない状況の中で、しっかりと結果を出してくるヴァレはチャンピオンの資格はあります。 もっとも・・・ホルヘが逆転したらしたで、「今年の速さはチャンピオンにふさわしかった」という話になるんでしょうけどねー。 ダニはさすがですね。今年は前半戦色々ありましたが、周りを見ても、やはりホンダのワークスライダーにふさわしい・・というかヴァレ、ホルヘ、マルク以外に彼を押しのけてホンダ、ヤマハのワークスのポジションを得られる人は、見当たらないように思います。 なんとかチャンピオン取ってほしいんですけどね。

    あっという間にあと三戦になってしまいました。 結果論的に考えると、ヴァレが勝ってもホルヘが勝っても「相応しい」となるんでしょうけど、どうなるんでしょうね。 楽しみです。 個人的には、少しだけヴァレよりかなー。 やはり10度目というのは、響きがいいですし、何といってもヴァレですからねー。 

    最後にホルヘについて。何度もここで言っていますが、紙上に出て来る「文字」からの印象と、 実際の彼の語り口であるとか、雰囲気は随分違います。 忘れてはいけないは、ドゥカで不遇の時代を過ごしたヴァレに対し最後まで経緯を示していたのはホルヘで、それをヴァレは本当に感謝、評価しいたこと。 ホルヘはそんなナイスガイだし、ヴァレとガチガチに争っている今でも比較的いい関係を保っているのは、その時代からくるお互いへの敬意ではないかと思います。 彼の言っていることは、言い訳ではなく意見です。 トップライダーは負けた時に理由が必要です。 でないとトップでいる自信が吹っ飛んでしまう。マシンが最高だけど実力で負けた! と思った瞬間、彼は、もうトップライダーではありません。KY的な要素は感じますけど(^^

    あと三戦、楽しみます!

    • motobeatle より:

      そうですよね。ロッシとロレンソは互いを尊重しあっているのは間違いないです。

    • りゅ より:

      >テック21 さん ぶわっ(´;ω;`)
      そうなんだ、そうなんだよ・・・

  6. motobeatle より:

    ロッシという人は、ちゃんとカメラ写りも気にしている人なのかもしれませんね。
    ニコッと歯を出して笑うところはチャーミングだし、引き寄せると思います。
    他の三強のスペイン人は、そうではないからね。

  7. TTSY より:

    そういえば、マルチスクリーンでヴァレのオンボードをレース終了後もずっと見てたんですが、パルクフェルメでヴァレとホルヘはまるでお互いを避けるかのように一回も目を合わせていなかったのが印象的でした。
    ヴァレとダニ、ダニとホルヘ、そして各選手と各チームスタッフはいつものように健闘を讃えあって握手やハグをしていたのに。
    ホルヘは結構手持無沙汰な感じにも見えたんですが、ヴァレンティーノは常に誰かと喋り倒していたので、タイミング合わなかっただけかもしれませんが…。
    逆に表彰台でダニとホルヘが仲良さげに何かを話していたのもまた印象的でした。

    • maxtu より:

      チームメイトとはいえ、年間チャンプを争う同士。当然だと思いますね。
      逆に仲良くされても違和感しか感じない(笑)

      • 廃道愛好家 より:

        上げ足とるような、こまけー突っ込みですが

        「違和感を感じる」と言うのは
        「頭痛が痛い」と言ってるようなもので
        中学生レベルの国語のテストでは✖を食らいます。

        「違和を感じる」とか「違和感を覚える」が
        正しい使い方なので、ひとつ覚えておきましょう。

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